日中だというのに、まだ日も高いのに、暗い。青空の半分、鉛色の雲が差し掛かり、太陽光線が少なくなります。冬枯れの港町は光に乏しく、道行く人もまばらです。
 
 昼の新幹線で青森へ、明朝の病院同行に備えて前日から八戸に入りました。

 駅名は 鮫 。 普通、鮫島、白鮫とか、熟語でしょ。

 でも、 Same (駅)。 欧米人なら「セイム」と呼びそう。

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 バスもタクシーも待たねば来ない。いつまでも待たされそうだ。宿まで2k足らずなので、てくてく国道を歩き出しました。車も少なく、日曜の午後なのに人がいない。商店もシャッター。ならば、海が見たいので、遠回りになる海岸通りに下りた。

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 寂しい冬の海です。上空にうみねこが旋回しています。人が近寄っても逃げない。近くに蕪島と言う、うみねこの生殖地があり、地元民から可愛がられているせいでしょう。

 キューン、キューン・・鳴き声に一層、物寂しさがつのります。
 
 岩場ではアイナメが釣れそうですが、竿をだすなど・・、この寒さでは暴挙そのもの。

 宿が見えてきた。明日の仕事に備えて、まずはお風呂に入って、あったかくして寝よう。