感情に関わる神経に作用して自然な眠りに導く
 
レンドルミン
剤形:錠剤
薬価:0.25mg1錠 26.4円
有効成分:ブロチゾラム
ジェネリック:ブロチゾラム{JG}(日本ジェネリック)
 

 感情に深い関りがある視床下部や大脳辺緑系にはたらいて神経をしずめて、不安やけいれんをおさえ、眠りへと導く作用がある薬です。速効性があり、翌朝への影響が比較的少ないといわれています。

 睡眠薬として広く使用されている系統で、比較的安全性が高く効き目も良いので不眠症の治療の際、まずこの系統が使われる事が多くあります。普通の錠剤タイプの他、水なしで飲める口腔内崩壊錠もあります。

 睡眠導入剤全般に共通する副作用ですが、翌朝に眠気やふらつき、倦怠感や脱力感などが残ることがあります。特に高齢の人は、力が入りにくくなる事から転倒にも注意して下さい。一般的に就寝前に服用し、30分以内に床に就くようにします。服用後にテレビを見たり本を読んだりすると、脳に刺激を与えてしまうことから効力が発現してもうまく眠りにつけない事があります。また、アルコールを飲んだ状態で服用すると、効果が強く出すぎてしまうのと同時に、副作用の発現を助長してしまうことがありますので避けましょう。

 <「薬の教科書」(宝島社)監修 立川 康之 先生 より >