X’masイルミネーション輝く赤坂、12月の相談会も20名弱の相談者がやってきました。交通事故の岐路に立たされ、それぞれ解決を模索しています。相談者さん達に最良の道しるべを示すことができるのか?ガチンコ面談が続きます。

 人体模型もスタンバイOKです。

<今回のレポート>

1、山崎先生、高次脳機能障害等の神経心理学検査でおなじみのウェスコンシン・カード・ソーティング・テストに挑戦です。
 
結果は・・・遂行能力問題なし。前頭葉は大丈夫のようでした。
 

2、スカイプ三者面談

 相談会の途中、都内の弁護士事務所より被害者面談のスカイプ中継を挟む。弁護士、行政書士、被害者の疑似三者面談を試行しました。離れていてもこの三者で打ち合わせができます。連携体制のダイナミズムを実感です。
    
 スカイプとは・・・パソコンを使ったテレビ電話です。

 今更新兵器と呼べませんが、使い勝手・アイデアは広がります。

3、打腱器を使った腱反射テスト

 頚部神経症状を訴える被害者さんの上腕二頭筋、上腕三頭筋、前腕筋をコンコンとたたきます。頚部神経根の圧迫であれば、反応は低下もしくは消失となります。これにより目指す障害等級を予断します。

協力行政書士はこの打腱器=バビンスキー式の使用を標準としました。杉本先生、取り寄せよろしくです。
 

4、MTBIの相談者

 現在シリーズで展開していますMTBI(軽傷頭部外傷)ですが、ちょうどそれを訴える被害者さんが参加してきました。
 前回の業務日誌(高次脳機能障害の立証 13 <新認定システム> 7)を読んでいただいた通り、現在自賠責保険も労災も後遺障害を残す傷病ではない、と結論しています。したがってMTBIの立証をしてもまったく意味はありません。MTBIによる深刻な症状を残す被害者はその(原因不明のというべき)症状について裁判で訴えていくしかないのです。
 そもそもこの相談者はMTBIなのか?脳外科・脳神経外科医の誰一人として確定的な障害診断をしていない傷病について我々が判断などできるわけがありません。
 

5、経営コンサルタントと弁護士相談会の全国展開を協議

 現在、交通事故に特化した業務を志向する弁護士が全国に急増しています。しかし弁護士がいくら法律のプロであっても、被害者に対する具体的なアプローチや後遺障害立証については門外漢、苦戦は免れません。志ある弁護士先生を結集し、我々協力行政書士との連携を推進し、交通事故の習熟機会と全国規模のネットワーク体制を構する・・・いよいよ急務となりました。
 相談会翌日は早朝から経営コンサルタントD氏を招き、具体的なプランニングを行いました。

この全国規模の弁護士による勉強会+相談会が実現すれば、来年交通事故業界の大きなうねりとなるかもしれません。

 
さらに前に!

鬼が笑おうと来年の展望が止まない2日間でした。

 上野先生、佐井先生、山崎先生、2日間お疲れ様でした。