続いて開放骨折にについて。
 
■ 開放骨折 (open fracture)
 開放骨折とは、折れた骨が外皮を突き破って飛び出ることです。説明しただけで痛そうです。初期治療では徹底的な洗浄、そして破傷風防止から抗生物質の服用が必須です。開放創からの感染に注意を払っていきます。
 
タイプ Ⅰ タイプ Ⅱ タイプ ⅢA タイプ ⅢB タイプⅢC
タイプⅠ:開放創が1cm以下。比較的きれいな外傷、軟部組織損傷軽度。
         (感染リスク 0~2%)
タイプⅡ:開放創が1cm以上。軟部組織損傷。中程度の汚染。
         (感染リスク 2~7%)
タイプⅢA:広範な軟部組織あるいは神経・血管損傷。
         (感染リスク 10~25%)
       B:広範な軟部組織欠損。著明な汚染。
         (感染リスク 10~50%)
       C:動脈損傷の合併。
         (感染リスク 25~50%)

 
				

 



