人身事故の被害者さんにとって、交通事故被害の回復とは、できるだけ治すこと、そして、少しでも多くの金銭賠償を得る事ではないでしょうか。
 
 本例は、かつて相談会に参加された被害者さんの話です。面白かったので紹介します。
 
 自転車走行中、自動車と衝突・転倒して、顔面裂傷に。病院で5針程縫ったそうです。幸い、他のケガは打撲・捻挫程度でした。事故から半年、相手保険会社からも慰謝料の提示が届き、解決に向けて相談会にいらっしゃいました。

 腕や脚の打撲では、整形への通院は最初の数回のみでしたので、神経症状の後遺障害は望めません。しかし、顔面の傷ははっきり残っておりました。後遺障害は顔面の醜状痕(線状痕は長さ3cmで12級14号)狙いとします。12級が取れれば、自賠責保険で224万円、弁護士介入後の慰謝料なら290万円の増額が見込めます。

 早速、計ったところ、2.5cm、3cmにわずかに至りません。顔面の線状痕は、頭髪や眉で隠れているところは対象外です。本件の被害者さんは、以下のイラスト(実際の自賠責保険の書類から勝手に改造、すみません)の通り、眉にまたがる傷で、眉の部分を計測から除外すると3cmに至らないのです。 
 

  
 
 12級14号は諦めか・・と私達は意気消沈、重苦しい空気が流れました。
 
 するとその時、この被害者さん、なんと「それなら、眉を剃ります!」と宣言。
 
 その想像図は以下の通り、
  

「まっ、麻呂や!、 平安貴族や!」

 
 これで、3cm以上確保です。申請後の醜状痕の面接で、自賠責保険・調査事務所の職員も爆笑間違いなしでしょう。(烏帽子も忘れないように)
 
 この被害者の根性と笑いに免じて、12級くれないかな。
 
 (結果は・・・受任しなかったのでわかりません)
 

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