HPを見渡せば、誰もがこぞって「交通事故はお任せください!」と宣伝しています。確かに詳しい記述が満載で、一見頼もしそうです。もはやHP上、誰もが専門家です。依頼先を検討する際、被害者さんは大いに悩むことでしょう。

 交通事故を扱う業者の力量を測るバロメーターは何でしょうか?私達チームはこう提言します。

 「画像読影力」

 もちろん正確な鑑定、医学的な証明は医師の領分です。それでも交通事故相談を受ける法律家・業者にこそ、求められる能力と思います。読影力=専門家の証なのです。それは今日から3日連続でUPする実績から痛感するはずです。

 それでは、私たちの力量をお見せしましょう。

 

14級9号⇒12級13号:頬骨骨折 異議申立(70代女性・東京都)

【事案】

自転車で走行中、突然、駐車車両のドアが開いた為、衝突・転倒したもの。その際、顔面を強打、頬骨(ほほの骨)と下顎骨を骨折した。骨折部はプレートで固定した。

【問題点】

まず、症状固定まで3年半かかったことが問題である。さらに、専門的な検査を未実施で申請してしまった。おかげで骨折後の嗅覚や味覚の減退は認められず、顔面のしびれや痛みも14級9号でお茶を濁された。時間が経てば経つほど検査数値は曖昧になり、なんといっても因果関係が否定されることになる。

【立証ポイント】

受任したのは受傷から4年以上も経過していた。嗅覚障害などは専門医の受診が4年後ではおそらく否定されるであろう。12級に引き上げられるものはないかと精査、やはりここでもまず画像を丹念に検証した。
受傷初期のCT画像が欲しかったが、既存のレントゲンである一枚が目に留まった。頬骨を正面から観れば骨折は整復され、癒合も問題ない。しかし、下から診ると、受傷した右側(赤丸)の頬骨と側頭骨を結ぶ頬骨弓が離解していることを発見した。これは重大な骨折部の転位であり、器質的損傷の残存である。

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  もはや、画像鑑定はいらず、この一枚を突きつけるだけ・・鬼の首を獲ったように異議申立して12級13号への変更となった。

 ただし、全体を通して画像やカルテなど医証の収集には手こずった。とにかく早めの相談をお願いしたい。医師も調査事務所も気付かなかった、この一枚のレントゲンをみつけなければお手上げだったのです。
 

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