来月、東京と大阪で「第3回 法律家のための交通事故実務講座」が開催されます。主に弁護士を対象とした研修ですが、回を重ねるごとに内容もグレードアップ、最新事例も盛り込み、最新・最強の研修会と思います。

 さて、最近の交通事故業界の動向は・・・弁護士、行政書士他のホームページを色々と検索してみました。相変わらず専門家の大洪水、どこも集客に血眼と言ったところでしょうか。全体の傾向として「何でも屋事務所」<「交通事故専門事務所」とすべく、従来のHPとは別に交通事故専門ページを作っている事務所が多いようです。そして同じHP製作会社を使っているのでしょうか、フレームどころか記載内容まで一緒のところも多いようです。これでは専門家が泣きますが、その中でより注目したのは、弁護士と行政書士を比較した表です。よくできていますので多くの事務所がまったく同じものを掲載しています。
 

  弁護士 行政書士

書類作成

△(保険会社に対する請求書を作成。なお裁判所に提出する書類の作成は不可)

示談交渉

×

調停

×

訴訟

×

 
 このように代理権を持つ弁護士と、一部を除く代書権のみ持つ行政書士では悲しいくらい比較になりません。ちょっと疑問なのは、このような比較をアピールしなければならないほど弁護士は行政書士に仕事を食われているのでしょうか?地域性も影響していると思いますが、首都圏ではそれほど行政書士が脅威とは思えないのです。「行政書士を意識しているなんて、弁護士先生もしっかりしてよ!」と思います。

 もっともこの比較通り、交通事故の賠償請求における行政書士の仕事はあまりにも限定的です。この△部分で奮闘しても早晩、行政書士は交通事故業界から淘汰されると予想します。私が行政書士というよりメディカルコーディネーターとしての活動を前面にしているのは、行政書士としての書類作成業務より、医療調査や賠償交渉以前の諸手続きを通した「立証作業」を主としているからです。結果として交通事故に真剣に取り組んでいる弁護士事務所からラブラブ状態です。現在連携している弁護士先生から業務依頼はもちろん、毎日のように質問、相談を頂いています。

 つまり、世の中から必要とされている仕事を丁寧にやっていけば食いっぱぐれません。私は仕事上、弁護士と協業関係にありますので業際をめぐる不毛な競争関係にはならず、行政書士vs弁護士といった図式は成立しないのです。
 いつも主張しているように士業同士、その業際をわきまえ、その専門性をお互いに生かすことこそ、依頼者(被害者)の利益になる仕事であると思います。同列で比較すること自体ナンセンスです。

 この夏、全国の志をもつ先生方との出会いが楽しみです。

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