食事ネタが続きますが、本日は日本のお菓子万歳と言いたいと思います。
甘いものは甘すぎず、かすかに塩身を加えるなど、味覚のカウンター効果が発揮されています。スイカに塩を振る文化は、世界ではあまり例がないと思います。食感も香も実にデザインされた工場製品の芸術に思います。
先日のテレビでは、日本にやってきた外国人のお土産を見せてもらう企画でした。そのお土産で圧倒的多かったものは、日本のお菓子でした。国籍は忘れましたが、ある方はキットカットを数百種類集めて帰国するそうです。日本滞在中、キットカット集めに血眼になった様子がうかがえます。お国の家族や友人に、どうしても食べてもらいたい、日本のお菓子はその価値があるようです。
私も世界各地のお菓子を、と言っても20か国程度ですが食べました。確かに外国のお菓子は不味い。ただ単に甘すぎる、または辛すぎる、あるいは塩辛すぎる。味が単一志向で、暴力的に甘いだけのものが多いのです。日本のお菓子のような塩梅にこだわり、出汁を工夫し、下味の複雑さなど、繊細さの欠片もありません。向こうの子供はよくこんな物を食べているなぁと思います。おそらく大人はほとんど食べないでしょう。
その中でも、罰ゲームレベルに不味かったのは、大学時代に旧東ドイツのベルリン(翌年にベルリンの壁は崩壊しました)からのお土産です。クッキーとチョコレート系のお菓子が、剣道部の部室に並びました。持ち帰った後輩さんは、控えめに「あまりおいしくないので・・」と恐縮していました。物珍しさもありますが、口に入るものはおよそなんでもOKの私がまず毒見しました。
「まずい」
粗悪な精製の砂糖が固まったようなしつこい甘み、無駄に硬い食感、香も薬品のそれを思わせ、後味もうがいを欲する醜悪さをまとっていました・・それらの物体は、皆ろくに口にしないまま、しばらく部室のロッカーに安置されました。
食べ物を捨ててはいけません。その後の、利用方法ですが、遅刻等ペナルティを科された部員が、その罰に応じて食べることにしました。中には涙をこぼして、「腕立て100回で勘弁して下さい」と言う部員に対して、そこは鬼となって、いえ、食べ物を粗末にしないよう、しっかり食べさせたものです。





