先週の大阪研修会の前夜は心斎橋で飲みました。
研修会の準備は大方、東京会場で済んでいましたので、前日の打ち合わせはそこそこに、大阪の夜を満喫しました。写真から事務所全員おのぼりさん状態がうかがえます。
27~28日は大阪会場でした。 前日から全国のチーム行政書士の皆さんと合流、軽く会議を行いました。
1日目は画像ソフトを使った分析、その後、交通事故外傷概論、高次脳機能障害と続きました。
これらは何度も繰り返し研修のテーマとしてきたタイトルながら、最新情報が満載、時間がいくらあっても足りない位でした。
2日目は保険約款の一日でした。普段、自動車保険に接していない方には、非常に難解な内容です。特に人傷(人身傷害保険)は近年、各社共に約款の改定が進み、23社の支払基準を一覧表にする作業に何十時間も取られました。
大阪では弁護士先生のみならず、事務所のパラリーガル・事務員さんも参加されていましたので、理論・判例だけではなく、自動車保険の基本構造から説明しました。よくぞ眠らずについて来て下さったと思います。
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オリンピック開催もそっちのけ、レジュメ作成から講義まで、全23社の保険約款と睨めっこの1週間が終わりました。
秋葉が担当する科目は高次脳機能障害と保険約款です。 保険約款はどの会社も通常、毎年10月1日、秋の改定を予定していました。しかし、近時は細かい変更、特約の追加の必要から各社とも、年に数回、ちょこちょこ約款改定をしています。したがって、昨年までの約款を確認しても安心できないのです。つい先日の8月1日改正の会社もあり、研修までの1週間、23社に及ぶ約款の確認・解読作業を強いられました。
特に研修のテーマでもある、人身傷害、弁護士費用特約は毎年のごとく変更があり、また、各社、記載内容もまちまちで大変でした。10年前は、どの会社もほとんど同じ約款だったのですが・・。
灼熱の二日間、参加された弁護士先生の皆様、大変お疲れ様でした。月末は大阪会場に移ります。東京での成果と課題を持ち込みたいと思います。
毎年8月は相談会をお休みしています。したがって、相談を早めにお願いします。
本日は、高次脳機能障害が予想される被害者様のご家族にご来所頂きました。今月の事故ですので、まず治療費の労災切り替え、その他治療環境作りについて打ち合わせができました。受傷の初期段階で間違いの無いロードマップをひくことができれば、先々憂い無しです。逆にここでボタンの掛け違いをすると、後に取り返しのつかない失点を食らいます。
おかげさまで高次脳機能障害は日本全国からご依頼・ご相談を頂いております。夏休み前に早めの対策を呼びかけています。
明日はこの夏、最後の相談会です。今日は早仕舞いしたいと思います。
学生の頃、大学のキャンパスまで自転車で乗りつけていました。
ある時、剣道部の先輩が、「秋葉、自転車貸して」と。なんでも自転車に乗ったことがなく、大学に入ってから練習しているとのこと。その先輩の出身は長崎でした。そう、坂の多い港町では自転車が不便なのです。長崎出張中の2日間、ほとんど自転車を見かけませんでした。 入道雲が立上る梅雨明けの猛暑の中、路面電車を大浦天主堂前で下りると、西に臨む港に大型客船がそびえ立っています。世界一周の豪華客船が停泊していました。いつか船旅に出たいものです。
宿は大浦天主堂・グラバー邸への坂道に沿って建つホテル、部屋の窓下はグラバー通り、行き交う観光客、お土産物売り場の喧騒が目の前です。かすかなざわめきの中、早朝の移動疲れからうたた寝・・目覚めるとどこにいるのか一瞬わからなくなりました。昔、フィレンツェのドォーモ裏の安ホテルに泊まった時が思い出されます。
目覚めた後、夕食は中華街へ。オランダ通りをてくてく北上、歩いても10分位でしょうか。
翌日は朝から病院同行2件、昼までにはミッションを終えました。その後、依頼者様が飛行機までの時間つぶしに長崎市内を案内して下さいました。
まず、平和公園、出島、続いて眼鏡橋に寄って頂きました。昼食は竜馬ゆかりの亀山社中近くのお鮨屋さん。ヒラマサが絶品でした。竜馬が歩いた水路脇を抜けるとすぐに長崎駅に。
これまで毎日、病院同行が業務のメインでしたが、事務所の若手が成長したおかげで、秋葉の病院同行は月10回程度になりました。大いに助かっています。ここまで来るのに何年かかったことか・・。
その代わり、税務署や年金事務所、法務局、警察等、役所へ行く機会が増えました。会社経営、労務管理で新たな負担となっています。その点、顧問の税理士先生、社労士先生が代わりに動いて頂けることもあるので、非常に有難いです。
今日は社労士先生が年金事務所にて監査の一種に立会い、ご対応いただけました。その後、事務所に寄って下さり、労務管理や雇用計画について色々と相談ができました。何故か事務所で犬を飼う計画まで?
ワンちゃんはさておき、共通の悩みは人材です。「人材の育成は1日にしてならず」、今後も有望な若手を発掘、一緒に机を並べて勉強していきたいものです。 本日は社員で会議を兼ねて夕食、中華料理としました。お店は歌舞伎座の近く、いつも込んでいる人気店です。10年熟成の紹興酒はまろやか、夏ですがお燗にして、ザラメ砂糖をスプーン一杯、グラスの底に落とします。料理は定番のエビチリ、麻婆豆腐、鶏肉カシューナッツ炒め、ピータン、クラゲのサラダ・・・。中華は大勢で卓を囲むと、たくさんの料理を楽しめます。
週4回以上病院同行がありますと、事務が堆積していきます。この時期、雨で電車のダイヤも遅れ勝ちなので、余裕を持った行動が望まれます。
5月、6月は事務所全体で、両月それぞれ30回オーバーの病院同行がありました。
ボス自らも担当をお預かりしています。病院同行の前後に書類作成をこなし、相談会の手配や研修会の準備、社員管理や税金・労災の手間・・1人3役位の活動量となります。小事務所のボス、中小企業の社長は皆大変なのです。
ある程度の分業は促進すべきと思います。しかし、私達の業務である、交通事故の医療調査や書類作成は、チームでの分業にそぐわないものです。病院同行のスケジュールや書類作成を、担当者一人が所管して進めなければ、一貫した立証作業が滞ります。チームだからと言って、すべてに効率的に業務を構築できるわけではありません。 また、依頼者様もご自身の担当者がはっきりしていなければ、なにかと不安であると思います。大型事務所の欠点と言えば、まさにここ、電話をしても担当者が捕まらないことに尽きます。
仮に事務員が窓口となっても、その事務員は取り次ぎ役に終始して、依頼者様にスピーディーな回答は出来ないのです。業務効率からある程度の分業は避けられないものですが、自身の担当者と疎遠になってしまうことは避けられません。 弊事務所は、担当者が依頼者様と土日・夜間問わず携帯電話で連絡を取り合っています。普通の事務所では有り得ない光景です。ほとんどの弁護士は顧問先のような太い関係のない、一般の依頼者に自らの携帯電話の番号を教えることはありません。また、完全に土日祝日、平日も9-5時以外は電話がストップします。
決して休日や時間外の仕事を奨励するわけではありません。士業者も仕事と日常を切り離す権利はありますし、急な電話に対して安易な回答・対応は出来ないものです。しかし、依頼者は常に連絡体制にストレスを感じるようになるのです。ひどい例ですと、一度も担当弁護士に会ったことがない、電話も最初と最後だけ、という被害者さんもおりました。
依頼先の事務所を選別する際、担当者と「すぐ連絡が取れるのか?」「レスポンスが早いか」「チームで対応します!と言いながら、質問がたらい回しとなるのか?」など、連絡体制も重視した方がよいと思います。
先週土曜日は浜松へ出張相談会。大勢の相談者さんのご参加を頂き、大盛況の一日でした。
ご相談だけで不安を解消、解決へ漕ぎ出す方もおりますが、毎度、弁護士やメディカルコーディネーターの助けを必要とする方も少なくありません。特に今回は、急ぎの対応が必要な相談者さんが目立ちました。
さて、多忙の中、お昼ご飯が地方相談会で一つの楽しみです。
今回は浜松駅前のショーウンドーに目が釘付け、そして、お店の換気扇から漂う、煙と香・・もうお分かりですね、うなぎです。
うなぎ、それは、地方相談会史上、もっとも高級な昼食です。Y先生にうな重を奢って頂きました。
前回、Y先生にお土産として「浜松銘菓 うなぎパイ」をお持ち帰り頂きました。そのお返しでしょうか。
まさに、「エビで鯛を釣る」 秋葉事務所一行。続きを読む »
本日は埼玉県内にて、「約款解説・人身傷害」をテーマに講師を務めました。
100分の長丁場、難解な内容にも関わらず、参加者の皆様は食い入るようにお聞き下さいました。人身傷害が発売されて10数年、すぐれた保険ながら色々と矛盾をはらんでおり、約款変更が続きました。問題に直面しない限り、何事もなく販売されてきましたが、各社、算定額に違いがあることを知って頂きました。
・東海日動 ⇒ とにかく人傷先行
・損J日興 ⇒ 訴訟すれば大丈夫
・三井住友 ⇒ 交渉力が決め手 この3フレーズがわかる弁護士さんが実力者です!
交通事故の解決を弁護士に依頼する場合、各社の支払い条件を熟知し、会社ごと・事案ごとに応じた対策を講じることができる先生に任せないと・・何百万円も損をしますよ、と力説しました。終了後の懇親会でも、心当たりのある方からの相談が相次ぎました。
講師とはいえ、参加者の皆様と問題意識を共有すること、色々な相談を受けることで、常に私も勉強になっているのです。
先週土曜は月例の東京(首都圏)相談会でした。5月は毎年、相談者さんが少なめですが、なんとか2桁のご参加を頂きました。傾向としては、セカンドオピニオンが多かった。
特に、弁護士に依頼したものの、無駄な異議申し立て、つまり、可能性の低い等級申請を2度も行っているケースを見ました。これは依頼者の気持ちを汲んで、粘り強く頑張っているわけではないと思います。なぜななら、それら業務の費用は依頼者のお財布からではなく、弁護士費用特約から引っ張っているのです。
等級認定の可能性が低くとも弁護士は損をしません。また、依頼者の出費が増えるわけでもありません。ただ、不毛に解決までの時間がかかり、弁護士費用を払う保険会社の出費が増えるだけです。もし、弁護士費用特約が無かったら、この弁護士は何度も異議申し立てを行ったでしょうか?
交通事故の依頼を受ける側の姿勢として、私は「ダメなものはダメ」と言うことが誠意ある対応と思います。しっかり見通しを示さねば、何度も依頼者をがっかりさせるだけです。「弁特があるから(ダメもとでも)再申請をしてみましょう」、この対応はいかがなものでしょうか。自らの報酬を確保するだけの仕事ではなく、可否の見通しをしっかり提示する、責任をもった回答をする・・これがプロの姿勢ではないでしょうか。もっとも、最初から「可否がわからない」、にわか法律家も多いようです。 また、相変わらず、受任していながら後遺症の立証にはタッチせず、「それはお医者さんに聞いて下さい」、「診断書を待っています」の対応が目に付きます。受傷者は治療過程で正しい選択をしなければ、後の人生に重篤な障害を残してしまいます。さらに、賠償金の多寡にも深刻な影響を与えます。特に重傷者は、最適な治療計画のため、現在の治療先に固執せず、複数の医師の意見を求めるべきでしょう。そして、後の障害立証のため、計画的に検査を進めなければなりません。この過程を疎かにすると、取り返しがつかないことになるのです。
したがって、「医療」と「賠償」、言い換えれば、「医師」と「法律家」、それぞれにセカンドオピニオンを検討する余地があるのです。 これだけ交通事故のHPが隆盛している環境でも、まだまだ、被害者さんに正しい知識、正しい誘導が行き届いていないと感じました。 さて、相談会は18:00で終了しましたので、19:00のライブに間に合いそうです。昔の仲間がボウイのコピーでプロのバンドの前座に出演するとのこと、急ぎ小岩のジョニーエンジェルに向かいました。
ボウイと言えば80年代、日本で最高にかっこいいバンドです。ヴォーカル(=氷室 京介さん)はビートルズバンドでコンビを組んだジョニー、ギター(=布袋 寅泰さん)はオールディーズバンドを一緒にやったエージさん、共に懐かしい仲間です。アマチアですがプロバンドと一緒に出演することも多い実力者です。
♪ ホンキートンキークレイジー、わがままジュリエット、オンリーユー、Bブルー、Noニューヨーク、おなじみのヒット曲満載! バンドはおっさん世代とは思えないクールさ。
ボウイの後世代ですが、事務所の若手二人を連れていきました。アーリーーアメリカン調の店内も新鮮だったようです。ビールがすすみ、妙にパスタとピザが美味しかった!
自身は初の開催地です。栃木県は東京から新幹線を使わなくとも、東京・上野ラインの開通で2時間を切ります。今までも栃木・群馬・茨城の相談者さんは東京まで足を運んでくれますので、遠征感はありません。
さて、恒例の所感ですが、今回も手ごたえのある方が大勢参加されました。 ・高次脳機能障害の立証に舵を切る
事故後、易怒性、性格変化に悩まされていた被害者ご家族からの相談。ながらく治療、経過観察を続けてきました。適正な検査を行い、障害の立証と事故の解決に向かわなければならいと、強く助言しました。明日から私達と二人三脚の作業がスタートします。
・等級は認められたが・・
果たして膝の14級は適正か? 前十字靱帯の損傷ながら14級の判断。動揺性について、言及されていませんでした。適正な等級か否か、精査しなければなりません。
・賠償額は適正か?
連携弁護士が赤本の基準で賠償額を計算しました。相手保険会社との差額は歴然、なおかつ、逸失利益がまったく反映されていませんでした。相談者さんもこの事実に愕然としていました。
・刑事記録の保存は5年間!
相手保険会社の過失割合の主張に疑問のようでした。早速、検証したところ、事実関係を明らかにする必要を感じました。しかし、悠長にしていられません。事故日からもうすぐ5年、刑事記録の保存期間は5年です。急ぎ、対策するようアドバイスしました。
以上、専門家の出番が満載です。相談を待つばかりではダメだと再確認しました。こちらからの積極的な声がけによって、救われる被害者さんは水面下にたくさん存在すると思います。
昨日は事務所の皆さんが私のために席を設けてくれました。今週、誕生日でしたので覚えてくれていたのですね(泣)。
お店はオヤジ化進行中の堀越がお気に入りの「とと兵衛」。築地界隈では知る人ぞ知る、B級有名店です。毎日、夕方6時には満席、予約がないと座れません。
店の作りも非常に簡素でお酒の揃えは少ない。お料理は魚料理中心で実にシンプル。その日の魚を大胆に、お刺身は厚切り、もしくは焼き物、揚げ物に・・すべてが素材勝負。そして何より、安い! ちなみに、昼のランチ丼も安く豪勢で、場外市場のバカ高い海鮮丼と比べ物にならない。
ランチタイムが終わる午後2時から、ただちに酒場タイム! 危険なお店です。
マスターの人柄に乗せられて、つい、たくさん注文してしまいます。しかし、店員さんが外国の方の日は、高い確率で注文した料理が別の料理に変わります。その辺のドキドキ感も魅力です。
魚尽くしですっかり満足でした。事務所の皆さん、ご馳走様でした。(ボスなのに部下にしょっちゅう奢ってもらっています。)
この後、夕方から宇都宮相談会に向けて発ちます。今晩も打合せを兼ねて、他事務所の皆様と合同で食事です。明日に備えて、ほどほどにしなければなりません。
熊本、周辺地域で罹災された皆様、お見舞い申し上げます。また、熊本のご依頼者さまの安全を確認できて、ほっとしております。
しばらくは「地震保険」に関する検索が多いと予想します。5年前の震災の時にUpした記事を再び掲載します。少し古い情報ですが、基本的な事ですので参考になるかと思います。まずは急ぎUPします。変更点は追って修正します。 地震保険の基礎知識
○ 契約方法
・ 火災保険を加入し、それに付帯して契約します。地震保険単独の契約は全保険・共済を通じてできません。
・ すでに加入の火災保険に中途付帯は可能です。
・ 居住用建物、店舗併用住宅が対象で、工場や専用店舗、施設は付帯できません。
・ 補償額は火災保険金額の半分まで、さらに上限が建物5000万円、家財1000万円です。→そもそも全額掛けられないのです。 ※ 損保ジャパンでは地震火災費用特約の拡張が可能で、その特約付帯により地震による火災で全焼した場合(あくまで火災のみ)100%の補償が可能です。 ○ 補償内容
地震・噴火による損壊、火災、津波 による家屋・家財の損害に対して支払われます。
全損で保険金額の100%、半損50%、一部損5% の3段階で査定されます。 ○ 注意点
通常の火災保険では地震による火災の補償は対象外です。毎回地震で火災となった後に問題となる規定です。阪神大震災の際も何件か契約者対保険会社の訴訟となりました。
※ たとえば地震の揺れが収まって11時間後の火災は?・・・暖を取るためにたき火をした不始末?放火?残り火の出火? いろいろな原因が考えられますが、地震保険ではすべて免責です。裁判判旨では「それらは地震災害を原因とするものとはいえない」とはっきり「通常の火事」であることを否定しています。
※ このような問題が多発するのも、加入率が低いからです。地域差もありますが多くて30%台、低い地域は5%前後です。東北の震災後は加入率が上がりましたが、喉もと過ぎれば・・徐々に元の加入率に下がっていきました。 ○ 掛金例 1000万円の補償(火災保険2000契約)埼玉県の場合
・鉄筋コンクリート造/鉄骨造 10500円 / 1年間
・木造 18800円 / 1年間
※ 平成23年3月当時。 地域・密集度によって料率を設定していますので県によって掛け金は違います。
※ 7年前の改正で地震保険の掛け金が課税所得から全額控除となりました。その替わり火災保険の控除は廃止となりました。 ○ 最新情報
現在、罹災地域は引き受け謝絶です。当然といえば当然ですが、徐々に引受謝絶は解除されていくはずです。この時期・地域については気象庁の終結宣言が目安ですが、各社の判断のようです。