これまで大勢の整形外科医の診断に立ち合ってきました。当然、打腱器を使った腱反射テストも頻繁に目にしています。むち打ちや腰椎捻挫で、それが神経症状に及んでいる被害者さんは相当重篤と言えます。その神経症状の診断に代表的な検査が腱反射です。

 基本的な反応として、左右どちらかの神経根に圧迫のある方は概ね反応(左右の差)が低下、「低下」・「消失」します。また、脊髄圧迫(正中型)では「亢進」といって反応が大きくでます。

     医師によってやり方は違うようですが気になることがあります。それは「コン!」と一回叩く先生と、「トントン」と短く2回叩く先生に分かれることです。私も整形外科医から教わりながら、相当練習を積んできました。好みとして、ピンポイントに一発「コン!」と叩きます。反応が鈍い場合、コンコンと2~3回叩く方法も試みます。    続きを読む »