長年、自賠責保険の申請をしていますと、実感することですが・・後遺障害の審査機関である調査事務所は、診断書に書かれている事より、画像を重んじています。
医師の書く診断書、あってはならないことですが、よく間違っています。間違いとまでは言えずとも、画像の読影については、医師の見解が分かれることは珍しくありません。骨折状態や変形癒合の判定については、1次的には主治医の書く診断書になりますが、自賠責はその診断名や診断内容に左右されず、改めて独自の読影をします。自賠責においても、顧問医に画像を診せて審査しているはずです。
後遺障害を追うものとしては、画像を観ることがいかに重要かを思い知らされます。
ご本人は若く、回復が良かった事がなによりでした。
併合10級:頚椎・胸椎椎体骨折(20代男性・千葉県)
【事案】
自動車で信号待ち停止中、後続の大型車に追突された。前席まで潰れるような酷い損傷で、助手席に座っていれば死亡となったはず。
【問題点】
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