~バレリュー症候群の治療:椎骨動脈辺~

今日は前回の続きで、ムチウチの治療についてです。 私は通常の頚椎捻挫ではないと判断し、 そこからバレリュー症候群と見立てを変え治療しました。
 
バレリュー症候群と言っても原因はたくさんあります。 多い原因としては、

・椎骨動脈の狭窄
・交通事故のエネルギーによる大後頭孔神経のストレス
・胸郭出口の狭窄によるもの
・トラウマetc

椎骨動脈の狭窄も、頚椎を支える靭帯が損傷し、異常な可動が原因でおこることがあります。例を挙げると、第一頚椎(首の一番上)には環椎横靭帯と言う靭帯が張っていて、 しっかり首を固定しているため、通常20°前後しか回旋しません。

ところが、

環椎横靭帯と言う靭帯が損傷を受けると、40°を超える可動域が出ることがあります。 そうすると首の骨の中を通る血管は圧迫されてしまいます。

通常この靭帯はとても強力ですが、交通事故のようなエネルギーでは、損傷してもおかしくありません。 第一頚椎以外から下は筋緊張により首の可動域は悪くなります。椎骨動脈の圧迫が原因なら、斜め上を向くと頭痛や眩暈、吐き気が増悪する場合が多いです。椎骨動脈は小脳に血液を運んでいますので、椎骨動脈が圧迫されると、姿勢維持や、三半規管などの五感に大きくかかわる小脳の血流が少なくなり、めまいやふらつきが起こります。

こちらの患者さんも斜め上を向き症状が増悪したので、すぐさま第一頚椎+頚椎のアライメントを整える治療を取り入れました。そこから症状はどんどん良くなったのですが、 筋緊張や不定愁訴が取れない期間が続きました。必死に調べ、相談を繰り返してたどり着いた先は星状神経節というものでした。

次回~首に光を当てるとムチウチが治った!?一筋の光明~
 

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