搭乗者傷害は人身傷害保険の発売以来、古い保険と化しましたが、まだ、バイクなどについているケースが多いものです。改めて復習しておきます。
◆ 支払項目
① 死亡保険金
② 後遺障害保険金及び重度後遺障害保険金
③ 医療保険金
今回の例で支払いを受けたものは、③の医療保険金です。以前は日額払い(死亡1000万円で契約の場合、入院1日15000円、通院1日10000円)が主流でした。これは治療が完了した段階で日数を数えて支払います。しかし最近は部位・症状別定額払いが一般的です。これは治療が5日以上に及べばケガの症状によって5万円~95万円(各社若干の違いあり)が即座に支払われます。さらに別枠で治療給付金1万円もおります。
◆ 医療保険金の支払金額 (部位症状別払いの初期例)
1、打撲・捻挫・挫傷は全身どこでも5万円均一
2、挫創は部位によって5~35万
3、骨折は部位によって10~60万
4、筋断裂は部位によって10~30万
5、欠損は部位によって5~55万
6、脳内出血は部位によって5~55万
7、神経の損傷は部位によって10~95万
8、臓器の損傷は部位によって50~85万
9、熱傷は部位によって5~35万

事故後、まず請求したい保険です。明日は肝心の②後遺障害保険金を解説します。





