最近のキズの治療で見かけるようになったダーマボンド、要するに傷をくっつける接着剤です。忘備録としてUPしておきます。
裂傷は皮膚を縫合することが基本ですが、小さい子供さんや救急の現場で、縫合が難しい場合に使用されるようです。使用の目安として、4cmのキズまで、皮下組織まで裂傷が及んでいない、傷口が開ききっていない場合などに限定されます。それ以外は基本通り縫合すべきとされています。健康保険の適用は「6歳まで」との縛りがあるようです。
【事案】
道路工事の警備で交通誘導をしていたところ、前方不注意の自動車に突っ込まれ、負傷した。直後から全身の痛み等、神経症状に悩まされる。 【問題点】
ご自身の家庭問題や経済的困窮、精神疾患、更には職場との関係など問題だらけであった。 【立証ポイント】
通常であれば、抜釘を待ち、検査を十分に受けてから後遺障害診断という流れのはずだが、ご本人から「このままでは生活がままならない。」というご相談を受けたため、次回の診察予約を早め、急遽、後遺障害診断書を依頼することとなった。
関節面に不整があったため、MRIやCTで検証したいところだが、早期にお金を獲得するということがご本人の要望であるため、レントゲンのみで後遺障害申請手続きに進んだ。関節面の不整があることから12級13号を想定していたが14級9号の認定であった。理由書によると、「骨癒合は得られている一方で関節面の不整が認められますが、他覚的に裏付ける所見とは捉え難い」と記載されており、関節面の不整が他覚的所見に分類されない?という極めて珍しいケースであった。
本来であれば、異議申立手続きに進むのだが、依頼者の精神状態や経済面から断念せざるを得なかった。
(令和7年6月)