仕事上、とくに注意している漢字変換について。保険用語として覚えておく必要があります。
 
 「ほしょう」
  
 公的制度の保障はありますか。
 
 労災の補償は手厚い。
 
 土地の権利を保証して下さい。
 
 ・・など、間違いなく使い分けなければなりません。
 
 
<以下、東京海上日動火災保険株式会社のHPで丁寧に解説しています>
 
 保険に加入しようと思ったとき、「保証」「保障」「補償」の3つの「ホショウ」の違いがわからず、困惑したことはありませんか? この3つの用語には、似ているようでまったく異なる意味があります。これらの意味の違いや使い分け方を知り、一見するとややこしく感じる各種保険の違いや役割を理解しましょう。
  
 保証

 間違いがないと請け合い、人やモノに対して責任を持つこと「製品の品質を保証する」、「彼の身元を保証する」のように使われます。また、「保証書」や「保証人」にもこの漢字を使います。
 
 保障

 立場や権利などを保護し、守ること。特に、現在や将来の状態を脅かされることのないよう保全するという意味を持ちます。社会保険、社会福祉、公的扶助、保険医療・公衆衛生からなる「社会保障制度」にもこの漢字が使われ、国民の安定的生活を「保障」するものとなっています。ほかに、「国家の安全を保障する」「最低限の生活が保障されている」のように使われます。
 
 補償

 損失を補って償うこと、補填すること。特に、損害が生じたときに、金銭でその損害を埋め合わせることを指します。「国に災害の補償を求める」「事故による損害を補償する」のように使われます。
 

 以下、保険の種類からも整理してあります。 
 
(1)主に年金保険で使われる「保証」

 「保証」の意味は、間違いがないと約束し、責任を持つことです。これは、年金保険でよく使われます。年金保険(個人年金保険)とは、保険の契約時に定めた年齢まで保険料を払い込んだ後、一定期間(もしくは一生涯)給付が受け取れる貯蓄型の保険です。国民年金や厚生年金といった公的年金とは異なり、自分で保険会社に契約を申し込むタイプの年金で、主にリタイア後の資金として活用されます。
 
 年金保険には、以下の種類があります。
 
 終身年金年金を受け取る本人(被保険者)が生存している限り、一生涯にわたって年金が受給できます。
 
 有期年金年金を受け取る本人(被保険者)が生存している限り、契約時に取り決めた一定期間、年金を受給できます。
 
 確定年金年金を受け取る本人(被保険者)が生存している場合のほか、たとえ年金受取期間中に亡くなっても、契約時に取り決めた一定期間、年金を受け取れます。終身年金や有期年金には「保証期間」がついた商品もあります。「10年保証期間付終身年金」などのことで、この場合、万が一被保険者が亡くなっても、保証期間中なら10年間の年金支払いを「保証」するというものです。
 
 このように、将来支払われる金額を約束し、責任を持つという意味で「保証」が使われます。
  
(2)主に生命保険で使われる「保障」

 「保障」には、権利などを保護し、脅威に脅かされることなく安定した状態を保全するという意味があります。これは、生命保険でよく用いられます。生命保険とは、生命に関わる事態を「保障」するものです。被保険者が亡くなった場合の死亡保障に加え、病気やケガをしたときの医療保障、要介護になった場合の介護保障などを含むこともあります。

 生命保険に加入していれば、予期せぬ事態に遭遇した場合にまとまった金額を受け取ることができ、家族の生活を守ることができます。このように、死亡などの不測の事態に備え、自分や家族を経済的な脅威から守って生活を保全するという意味で「保障」が使われます。
  
(3)主に損害保険で使われる「補償」

 「補償」には、損害が生じたときにそれを補填し、埋め合わせるという意味があります。そのため、損害保険でよく使われる用語です。損害保険とは、偶然のリスクによって生じた損害をカバーするための保険です。個人向けの損害保険には、自動車保険や火災保険、地震保険、傷害保険などがあります。また、法人向けの損害保険には、企業財産の保険や賠償責任の保険、船舶・貨物・運送に関する保険などがあります。

 一定額の保険金が保障される生命保険とは異なり、損害保険では損害額によって補償される金額が変わる「実損払方式」が中心になっています。このように、生じた損害を埋め合わせるという意味で「補償」が使われるのです。