その可憐な二の腕に鉄骨が似合うであろうか…
ある交通事故被害者さん、小柄な若い女性でしたが、お勤め先は建設会社だそうです。「事務をやっているのですか?」とお伺いすると、「いえ、現場作業です」と。資材の搬送から足場の鉄筋組みなど、作業は男性と変わらないそうです。こう言っては失礼ですが、力仕事に向いているように思えません。戦力になるのかな?・・実は建設現場で働く若い女性、そう珍しくないのです。
ある建設業界の雑誌で読んだのですが、仮に力仕事において男性より劣る女性がいたとして、現場の生産性は変わらないか、むしろ上がるそうです。分析では、とくに男性の士気が上がるのです。なるほど、女性がいることでいつも以上に頑張る野郎どもの姿が目に浮かびます。
逆にコスメ業界など女性が多い職場でも、同じ現象が起きるそうです。女性ばかりの職場に、珍しく若い男性社員が配属されただけで、職場の雰囲気が向上するのです。女子達、いつも以上にお化粧やおしゃれに気を遣う様になったそうです。言葉使いや所作まで上品になったとか。男性が配属されるまでは女子高のノリで、ちょっとだらしなかったそうです。このように、異性の目があることで、男女共に良い効果を生むと言えます。
かつての病院でも、ナースは女性が当たり前で、看護師を看護婦と呼んでいた時代が長かったものです。現在は男性の看護師を意識的に配置しているようです。女性の看護師だけより、男性がいた方が患者に対して対応の幅が広がるのです。暴れる患者や重い物を運ぶ際に、男性がいると助かるはずです。
このように、世の中は多様性が大事なのだと思います。力仕事が中心の仕事だからと言って、力持ちだけを集めることは、一見、効率に叶うように思えます。しかし、様々な特性を持った者をバランスよく揃えることでも効率に繋がるのです。これは、すべての業務、人間関係にあてはまるように思えます。






