本日の病院同行は脛骨骨幹部骨折の被害者。骨の癒合は順調ですが、足首の背屈(上に反らす)ができません。脛骨(すねの骨)の中間あたりが折れたのに、なぜ足首が曲がらなくなるのか?

 そこでの医師との会話・・・

秋葉:「先生、脛骨骨幹部が折れた場合、足関節に影響を及ぼすことは考えられますか?」

主治医:「骨折の影響で周辺の軟部組織も損傷を受けているケースもあります。神経麻痺や関節の硬縮、関節の隙間の狭小化も考えられます」

秋葉:「患者さんは足を反らすと関節がぶつかって曲がらないと言っています。先生のおっしゃるとおり、これは関節の隙間の狭小化、関節裂隙(かんせつれつげき)に問題があるのではないでしょうか?」

主治医: 「ではXPで確認してみましょう・・・・・やはり狭くなっている可能性はありますね。」

秋葉: 「先生、脛骨の下方転位、足関節の軟骨損傷どちらでしょうか?」

主治医: 「両方考えられますね。でもそこまで突き詰めないと保険はおりないの?脛骨骨幹部骨折でも十分説明はつくし、そのように診断書に書いてあげるよ。」

秋葉: 「先生、保険会社は『脛の骨が折れて、癒合も良好なのに、足首の可動域制限が起きるはずがない』と考えます。証拠として画像や検査結果を示す必要があるのです!」

主治医: 「XP(「レントゲン)の画像だけではだめなの?」

秋葉: 「関節の隙間の間隔は個人差があります。したがって患側(けがをした方)と健側(けがをしてない方)の両足をそろえて一緒にレントゲンを撮れば、左右差がはっきり視認できます。」

主治医: 「ほぅーなるほどね。ではやってみましょう!」

 主治医の理解を得れば鬼に金棒、立証作業は軌道に乗りました。

 さて関節がよく曲がらなくなる、関節可動域制限。私は3つの観点からその原因に踏み込みます。

① 痛くて曲がらない 

・・・ 周辺靭帯の不全損傷? →MRIで靭帯損傷を明らかにします。

② 関節がぶつかって曲がらない

 ・・・ 関節裂隙の狭小化、軟骨損傷? →両足(手)そろえたXPで左右差を比べます。

③ 力が入らなくて曲がらない

 ・・・ 神経麻痺? →神経伝達速度検査で明らかにします。

 
 これらを予断したうえで医師面談します。理路整然とアプローチすれば医師も協力していただけます。

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