昨日の記憶障害検査について続けます。

リバーミード行動記憶検査 (RBMT)

 昨日のWMS-Rが科学的な考察とすると、リバーミードは日常生活に即した問題を使うのでより日常生活の問題点を浮き彫りにできます。高次脳機能障害の立証にはうってつけで、必須検査と思います。

検査項目 課 題 考えられる日常の生活上の問題
姓名 顔写真を見せて、その人の姓名を記憶させ、時間をおいてからその写真を見せ、覚えているか質問する。 主治医や看護師の顔は覚えてられるが名前が思い出せない。
持ち物 患者の持ち物を借りて、しばらくしてから「何を借りていたのか」質問する。 自分の持ち物の管理。大事なものをどこにしまったか忘れる。「物取られ妄想」の有無。
約束 時計のアラームをセットし、それを20分後に鳴らし、アラームをセットしたことを覚えているかをみる。 約束、服薬、通院日などを覚えていられない。
風景画を見せて、時間をおいても覚えていられるか。 慣れた病院内で迷子になる。売店やトイレの場所を覚えられない。
物語 短い物語を聞かせ、ストーリーを覚えていたかを聞く。 少し前の会話の内容を覚えていない。
顔写真 顔写真を見せて、時間をおいても覚えていられるか。 病院内のスタッフが覚えられない。
道順 設定されたコースを一緒に歩きながら教えて、間をおいて一人でたどらせる。 自宅から数百m離れると帰れなくなる。新しい場所に行くと迷子になる。
要件 道順の検査の際、ある用事を言いつけ、それを覚えているかみる。 毎朝掃除するなど、日課がこなせるか。
見当識 知能検査でやったような簡単な質問をする。 日付や曜日、住所に混乱がある。

 記憶障害とされる点数は、

標準プロフィール スクリーニングプロフィール
39歳以下 19点以下 7点以下
40~59歳 16点以下 7点以下
60歳以上 15点以下 5点以下

 検査は30分程度です。この検査の内容を見ると、ストレートに「日常生活状況報告表」の裏付けになると感じました。

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