久々に大阪行きです。お盆休みにかかる日程で余裕がありましたので、関西の湯を攻めておこうと・・しかし、寄り道と言うには、ちょっと遠い和歌山に。ここには必湯、世界遺産の地にある「つぼ湯」があるからです。
新大阪から特急くろしお号に乗って2時間で紀伊田辺駅に、そこから路線バスでさらに2時間ほどで熊野大社本宮につきます。軽く詣でて、大日越の峠を越えて湯の峰温泉へ。小1時間のプチ熊野古道の体験です。ズボンからも滴るほどの汗をかきかき、その到着地こそ「つぼ湯」でした。
目当てのつぼ湯ですが、川岸にあるがゆえ、前日の雨による増水で閉鎖中でした。明日の早朝を狙おうと考え、食堂で食事をとってから、明日の開始時間の確認で窓口に声を掛けました。すると、ちょうど再開したそうで、なんとその日の1番で入浴が叶いました。お盆で激混みを覚悟していましたが、ラッキーでした。
事前情報として、激熱は覚悟していました。50°オーバーでは入浴不可、水でガンガン薄めてやっと入浴できました。川辺の石から湧き出ています。石の浴槽は1~2人のキャパです。浴感はなめらかでやや硫黄臭、この日はねずみ色濁り、10分もすると温度が上がってきます。1時間ものんびりする湯ではありません。もっとも、入浴の制限時間が30分で、常に入浴客が順番待ちをしています。一度、体験しておけば良いかな、と言う湯でした。