寒っ! 札幌で半袖は私だけのようです。
雨の札幌、高層階の眼下に広がる街並みは東京と変わりません。
この地でも医療と賠償を繋ぐ連携体制の地ならしが必要です。北海道でも有能なメディカルコーディネーターの出現を待っています。
人材を待てど被害者は待ってくれません。それまでは頑張らねばなりません。 風邪をひかないうちに東京に戻ります。
朝から雨。大阪の疲れが残るまま早朝の新幹線、ローカル線を乗り継いで塩尻へ。前回は冬の寒い日でした。車窓から季節のうつろいを感じます。
本日、病院同行で皆出払って事務所は空です。増員を急がねばなりません。
うちの事務所は病院同行しないでも済むような楽な案件は極めて少ないです。入所希望の皆さんには相当の覚悟が要ります。しかし、どの仕事でも難しい専門職ほど食いっぱぐれません。簡単な自賠責保険の手続き・代書業で御代を稼ぐではない、真の「被害者救済のプロ」を育てています。
昨晩、激混みの新幹線で帰京の途に。2時間半立ちっぱなしは堪えました。新幹線は座るものです。
それでは恒例のレポートを。弁護士向け実務講座も7回目を迎えました。今回は交通事故外傷の上肢、下肢を傷病名別に、実際の画像を確認しながら解説しました。地味ながら骨太の研修です。
交通事故外傷を語るに画像読影は避けて通れません。「医師でもない素人が画像読影?」、疑問を呈する弁護士先生も少なからずおります。確かに専門知識・技術、さらに診断権を持たない者が画像に踏み込むのは不遜、素人見立てはトラブルすら予想されます。しかし、画像に対して「まったくわかりません」「すべて医師に任せるべき」としていては対応は後手に回るばかり、突き詰めれば「立証は医師任せ、医師の言うことは(間違っていても)絶対」となります。確かに法律家は医療にアンタッチャブル、基本的にこの姿勢は正しいと思います。しかし、現実は完全に医師任せがために、自らの障害を立証しきれない被害者が続出しているのです。なぜなら医師は治療のために読影するのであって、治らなかったケガの画像精査など治療上、意味を成さないからです。
立証を託された法律家は、せめて専門医と潤滑に会話が出来るレベルの読影力が必要ではないでしょうか。私はそれが交通事故の専門家を名乗る必須条件と思っています。障害の立証作業に限定すれば、証明することは当然に医師の領分ですが、予断することを立証側の仕事としても然るべきです。
参加された弁護士、行政書士は皆、画像から逃げずに必死に食い入っています。2日間ですべての画像を理解できようがありませんが、常日頃、観続ける姿勢を堅持していただきたいものです。
後遺障害の立証は画像からスタートするものです。厳しい道ですが・・日々勉強、専門家は簡単に名乗れません。
システム改修中と書けば体裁がいいのですが、古いPCの入れ替え作業が続いています。その最中、メインのPCがまさかのマザーボードとハードディスクのダブル故障!手に負えず、修理業者を呼んでデータの保全に当たっています。 このようにシステムが混乱中の新年度となってしまいました。GWまで遅れている書類に追いつくよう奮闘中です。お待ちの皆様、もう少しのご猶予お許し下さい。
さて、連日、補助者の応募をいただいております。特殊な仕事ですので行政書士に限らず志のある人材を待っております。今日は入所後の研修について少し語ります。 個人事務所ゆえ、大会社のような体系的な研修というわけにはいきません。それでもマンツーマンの指導の良さはあると思います。単なる知識の習得ではなく、徒弟制度のような関係から交通事故外傷、障害立証に関するエッセンスを学んでいただいています。そこには言葉にできない人の機微、臨機応変の判断などがあり、実務でしか得られないものばかりです。
また、新卒者にはビジネスの基本からしっかり教える必要があります。挨拶から電話応対、文章作成、ビジネスマナー全般を叩き込みます。実はこの基本ができていない人が非常に多いのです。若い弁護士先生と一緒に仕事をしていて、特に感じる部分です。
資格者は学生時代から現在まで資格試験一辺倒ですから、社会的マナーやもっと言えば人の機微を学ぶ機会が非常に限られてしまうのです。弁護士といえど司法修習を終えて事務所に属すれば、単なる新人・新卒者・新入社員なのです。そこで社会人、ビジネスマン一般の常識・マナーを学び損なえば、今後の仕事に大変なマイナスとなるでしょう。なまじっか先生と呼ばれる立場から、周囲から指導・指摘を受けないままキャリアが進み、40過ぎれば手がつけられない非常識先生の完成です。特徴は傍若無人でとにかく威張っていますのですぐわかります。
逆に新司法制度下、民間企業に一度就職し、脱サラで弁護士となった先生はその辺がしっかりしており、非常に仕事がしやすい傾向があります。やはり、ビジネスの基本が身についているからでしょう。一様に謙虚で礼儀正しい先生です。
先生・専門家と呼ばれる前に、まず、しっかりとした一社会人、一ビジネスマンにならなければなりません。そのような意味で、新卒者を預かることは人間育成からなのです。責任を感じます。
私もかつて旧安田火災で徹底して「猿から人間になる」厳しい研修を半年間強いられました。今もってその時の経験が糧となっています。
甲府は今年初です。今回も15名のご参加を頂きました。傷病名もバラエティに富んでいます。毎回、所感として共通することは相談時期による明暗です。
1、受傷から3か月以内の方は解決に向けて先手を取ることができます。あれこれと事前に対策を練ります。どのように保険会社へ対処すべきか、健保・労災の使用について、物損の解決、そして予想される後遺障害について・・言わば作戦会議になります。
2、半年ほど経過した方はのんびり作戦を練る時間はありません。やるべきことを急ぎます。つまり、足りない検査の実施と症状固定に向けたアクションです。相手保険会社はのんびり待ってはくれません。
3、相手保険会社が治療費を打ち切った、相手保険会社が弁護士をいれてきた・・これらで行き詰った状態での相談では、もはやすべきことが限定されます。とにかく症状固定、後遺障害審査に進めるしかありません。治療経緯に問題があっても取り返しがつきません。
4、既に等級審査が終わった後・・認定等級が妥当であれば賠償交渉に進めます。
5、等級が認められなかった・・異議申立の検討となりますが、認定率はわずか7%です。多くの場合、諦めることになります。
このように交通事故の解決は先手必勝が望ましいのです。「もっと早く相談に来れば良かった・・」このようにため息をつく相談者さんが少なくありません。
相談会の会場をでたのは7時を回っていましたので、現地で夕食をとりました。おなじみ、甲州名物の鳥もつ、山菜の天ぷらなどを頂きました。
今日は行政書士事務所を訪ねて新宿へ(日誌の書き込みが遅れていますので本日ではありませんが)。同じ行政書士でも扱う業務が違えばまったく別業種となります。色々とお話が聞けて勉強になりました。
帰りは家電店で事務所の備品を購入しました。事務機器も日進月歩です。この春から事務所のパソコンを増設、システムを拡充中です。
さらに、まだ明るかったのですが銀座ライオンでビールとソーセージを頂きました。10年くらい前にミュンヘンに行った時、仕事中の昼休みでも皆ビールを飲んでいたことを思い出しました。ドイツ人曰く「ビールは昼間に飲むもんだよ」・・確かに昼間のビールは美味しいです。
やや赤ら顔で中央線で東京駅に戻しました。昔、営業の足は自動車一辺倒でしたが、今は電車・バスとたまにタクシー。つまり、都内にいるとドイツ人のように空き時間にビールが飲めます。当然ですが仕事中は遠慮していますよ。
3年で壊れた。安物買いはダメです。先週から文章作成に追われていますが、昨日は疲労がピーク、その私よりイスが先にへたってしまった。事務所の机も一つ必要です。筆も進まないので気分転換を兼ねて、午後から目下お家騒動中のO家具店へ。
有楽町線の豊洲駅で乗換え、ゆりかもめに揺られて有明のショールームに着きました。お台場エリアは割と近所です。国内最大のショールーム、たくさんの家具を前にやや元気が戻ってきました。こちらの家具屋さんは会員制で、売り場では必ず担当者が随行します。綺麗なお姉さんがてきぱきと案内してくれます。たくさんの机とイスに目移り、いえ尻移り、たくさん座ってきました。高級品に惹かれるものの、割と妥当な選択に落ち着きました。
しかし、担当のお姉さんはこれで開放してくれません。「絨毯フェアを開催していますのよかったらいかがですか?」と案内され、絨毯も好きなのでついていくと、イラン産の2000万円のものから、玄関マットの大きさでも200万円するものまで次々と見せてくれました。そんなに金持ちに見えたかなぁ?かなり、だらしない普段着で行ったはずですが・・。
最後は高級羽毛掛け布団を勧められました。確かに今まで見たこともないようなフワフワ感、いかにも寝心地よさそうです。やはりというか、実際にベットに寝かされました。お姉さんのセールストークがなければ数秒で寝落ちしそうです。まるでテレビ通販の中に飛び込んでしまったよう、お姉さんの魔法から抜け出すのに苦労しました。
ようやく、お勘定をすませたら17時を過ぎていました。この忙しい中、貴重な時間を買い物で消費した背徳感が残りましたが、下手なテーマパークよりも面白かったです。現在、O家具では父である会長と娘の社長で、高級路線か多店舗展開かについて対立しているそうです。今日の体験から私は高級路線押しです。安値の量販店は既に巷に溢れています。O家具のような家具屋さんは少ないので、この路線は堅持していただきたいと思います。でも、布団販売は危なかった・・。
日曜午後は福岡で高次脳機能障害の被害者と面談です。羽田からの飛行機は30分遅延し、福岡空港に着陸。空港で担当弁護士の先生と待ち合わせです。先生はミャンマー出張から帰着の足で即合流です。福岡空港は国内線と国際線がえらく離れています。現地スタッフの車にてそれぞれピックアップしていただき、相談者の待つ事務所へ。 被害者及びご家族と面談後、博多へ戻り、今度は西新にて交通事故相談会を終えたチームとホテルの前で合流です。打合せを兼ねて会食、ようやく長い一日が終わりました。
翌日(つまり今日)は昼の便で東京に戻り、荷物を換装、埼玉の弁護士事務所へ。被害者面談を2件対応させていただきました。
このようなランデブーの連続を果たせたのも、それぞれの事務所の弁護士先生とスタッフの皆様のおかげです。両日、大変お世話になりました。ありがとうございました。
お知らせの通り、今回は後遺障害から離れて法律事務所・事務員の電話対応、自動車保険・約款を勉強しました。
一日目はテレビや著書で有名な尾形先生をお招きして電話対応を中心にお客様の接遇について講義を頂きました。私も含め、改善の必要を強く感じました。言葉のくせや間違った敬語など、全然できていない・・この講義を機に、普段から注意して向上に努めたいと思います。
講義に続いて実際にロールプレイを行いました。参加された事務員・パラリーガルの皆さんも大奮闘でした。
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前日の今日、最終打ち合わせです。今回は電話対応のロールプレイが企画されています。 その際、使用するヘッドホンマイクを新たに購入しました。音響チェックも余念がありません。
これで、通販系損保のように颯爽と電話対応ができます。研修では多くの事務員、パラリーガルの皆さんにチャレンジしていただこうと思います。
昨日は埼玉の損害保険代理店協会の支部会にお招きいただき、「交通事故・後遺障害」をテーマに2時間、研修講師を務めました。
30名の代理店店主及び営業マンの皆様の集まりです。普段から交通事故の最前線で活躍している代理店さんですが、後遺障害はめったにない大事故、やはり距離感があります。それでも、今後、顧客様への対応強化につながる内容です。概ね好評価を頂くことができました。これを機に具体的な案件の相談が続くと思います。
今回のような研修・セミナー形式も良いですが、私の真骨頂は代理店様の事務所にのりこんでの店内研修です。お客様に対面している1人1人の担当者様に訴えかけていきたい内容だからです。
終了後の懇親会では代理店様から色々な悩み、本音を聞くことができました。実はこれが非常に心に響くことばかりで、真っ先に今週末の弁護士研修会に活かしたいと思っています。
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今朝は7:24の新幹線で長野入り、東京も寒かったですがこっちもキツいです。晴れているのにチラチラ小雪が舞っています。気温は-2°でした。本日、長野の病院同行2件は高次脳機能障害です。
長野市では実施済の神経心理学検査の確認と追加診断書の依頼でした。昨年もお世話になった医師でしたので、話が早く助かりました。その後、必要な作業を打合せし、後遺障害認定に向けてまっしぐらです。書類がまったく揃わない状況で申請する愚を避けることができました。
その後、特急に乗り松本方面に下りました。ここでは高次脳機能障害の診断が定かではない高齢の依頼者について、昨年末から専門医の診断・検査をお願いしています。そして、正式な診断を受け、診断書を依頼しました。これで相手保険会社から今後の治療費を容易に確保できます。危なく、単なる痴呆で打ち切られるところでした。
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クリスマスイヴも高次脳機能障害の被害者さんと病院同行、そして新件の面談です。まず朝一の新幹線に乗って長野県の病院へ。今日は長~い長野県を南北に往復です。特に塩尻ではあいにくバスもタクシーもつかまらず、駅から病院まで寒風吹きすさぶ葡萄畑を脇目に2キロの歩きは涙目に鼻水、堪えました。
本件は高齢のため、痴呆なのか事故外傷による障害なのか、曖昧な診断しか下っていなかった被害者さんです。ようやく専門医の検査・診断で「これは痴呆ではありません。高次脳機能障害です」、ぴしゃりと診断が下りました。これにて高次脳評価とリハビリの道が開けました。家族と共に暗闇から抜け出した気分です。この先生の書かれた書籍は愛読書で、先生のことは
以前からよく知っているような印象でした。もちろん、お会いしたのは今日が初めてです。先生にとっては私はたまたま患者に付き添った行政書士の一人です。しかし、拙著(左)にもっとも影響を与えたと言っても過言ではない位、この先生の著書から学んできました。言わば「心の師匠」なのです。お忙しい先生ですので診察時間は限られています。診察室を出るときたった一言、「高次脳は見逃されやすい、しっかりやっていかなければならない」との言葉を頂きました。
医師との連携とは、医師と仲良くなることではありません。我々のように被害者の障害を立証する立場の者はむしろ、医証の信用の為に一線を引いたスタンスでなければなりません。ある意味、「治す」立場と「治せなかった症状を明らかにする」立場は相反するものです。それでも何か繋がった気がしました。また一人、心の師匠と出会ったようです。
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とは言え、忘年会どころではありません。お待たせしてしまっている被害者さんの書類を急ぎ仕上げなければなりません。如何せん、忘年会は遠慮で、あっても打合せを兼ねて2時間程度で済ませます。毎年のことですが、12月は稼働日数が少ないのでキツいのです。
年内どこまで詰めるか思案しながら有楽町駅を降り、地下鉄に乗らず事務所まで酔い覚まし歩きです。帰路は駅前丸井を抜けて、3丁目交差点から松屋通りをゆっくり歩いて15分程度です。クリスマスツリーを数えながら進みます。
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今日は電話が多かった。年内にどこまで進めることができるか・・
明日からの土日は書類作成、来週・再来週は連日の病院同行・・今年もいよいよ大詰めです。
松屋通りの柳並木に合わせて白色LEDを追加しました。
首都圏相談会を前身とした東京相談会、場所や顔ぶれを変えながら進化しています。会場も参加弁護士の事務所移転に伴い、来月から丸の内に移動です。皇居の目の前、だらしない格好で歩いていたら無礼打ちされそうです。なんといってもここは徳川家の地、江戸城の中です。
交通至便ですので、都内はもちろん関東各県からも参加申し込みをお待ちしています。明日の有楽町会場は最後となります。
弁護士・行政書士・交通事故110番 丸の内合同交通事故無料相談会のお知らせ
日時
11/15、12/20 土曜日 午前10:00~午後17:00まで会場
新国際ビル6階 会議室 〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-4-1アクセス
地下鉄 有楽町駅D1出口から2分 地下鉄 日比谷駅B4出口から4分 JR有楽町国際フォーラム口から4分