甲府は今年初です。今回も15名のご参加を頂きました。傷病名もバラエティに富んでいます。毎回、所感として共通することは相談時期による明暗です。

 
1、受傷から3か月以内の方は解決に向けて先手を取ることができます。あれこれと事前に対策を練ります。どのように保険会社へ対処すべきか、健保・労災の使用について、物損の解決、そして予想される後遺障害について・・言わば作戦会議になります。

2、半年ほど経過した方はのんびり作戦を練る時間はありません。やるべきことを急ぎます。つまり、足りない検査の実施と症状固定に向けたアクションです。相手保険会社はのんびり待ってはくれません。

3、相手保険会社が治療費を打ち切った、相手保険会社が弁護士をいれてきた・・これらで行き詰った状態での相談では、もはやすべきことが限定されます。とにかく症状固定、後遺障害審査に進めるしかありません。治療経緯に問題があっても取り返しがつきません。

4、既に等級審査が終わった後・・認定等級が妥当であれば賠償交渉に進めます。

5、等級が認められなかった・・異議申立の検討となりますが、認定率はわずか7%です。多くの場合、諦めることになります。
 

 このように交通事故の解決は先手必勝が望ましいのです。「もっと早く相談に来れば良かった・・」このようにため息をつく相談者さんが少なくありません。

 
 相談会の会場をでたのは7時を回っていましたので、現地で夕食をとりました。おなじみ、甲州名物の鳥もつ、山菜の天ぷらなどを頂きました。

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