これが保険会社の声です。

 骨折等ない、打撲・捻挫・挫傷・・・これらは普通、軽傷と判断されます。湿布貼って数日安静にしていれば大抵、治るものです。むち打ちも然りです。一定数は頚部の神経症状が起きて長引くこともありますが、それなりに少数例のはずです。しかし、こと交通事故の被害者となれば、被害者感情から長引くもので、保険会社は賠償病と揶揄しているわけです。保険会社が示す一つの例として、自分でぶつけた事故と誰かにぶつけられた事故、同じような衝撃と傷病名であっても、後者は3倍の治療期間を覚悟しなければならないそうです。だいたい、被害者さんの人生で、打撲捻挫の類で何ヶ月も通院した経験などあるのでしょうか。    本人の苦しみは本人しかわかりませんが、他人からみれば、際立って大げさにみられているのです。    また、過去の相談例からですが・・・その程度の衝撃でそんなに大ケガになるものか?、と疑問をもたれたケースは以下の通りです。

・交差点で信号待ち停車中、後続車がブレーキペダルから足を離してしまい、いわゆるクリープ走行・時速5kmでの追突。コツン程度の衝撃にも関わらず、むち打ちで3ヶ月以上も通院を続けている。

・対向車とすれ違う際、お互いのサイドミラーが接触し、その衝撃で頚椎捻挫となって通院?・・誰が考えてもケガにならないはずです。

・道路の反射板(デコボコしたやつ)を踏んだ際、その衝撃で腰痛捻挫となって長期休業?・・そんなガラスの腰を持つ人は、そもそも車の運転などしない方がいいのでは?あるいは、元々痛めていたのでは?

・後部座席に搭乗中、急ブレーキによって脚を踏ん張った為、膝を痛めた。同じく程度問題ですが、そのような弱い膝で外出は危険なのでは?      これらも、本人の苦しみは本人しかわかりませんが、他人からみれば、際立って大げさにみられているのです。    保険会社のみならず、警察も病院も「大げさでは?」と思うものです。治療費を払う立場の保険会社は、まず常識判断をします。そして、早期の治療終了を迫ってくるでしょう。運悪く、軽い事故状況や軽い診断名に比べて、通常ありえないほどの症状に陥ってしまった被害者さんは、(その疑いの目の中)茨の道を進むことになります。

 私達の立場は被害者さんを助ける側です。当然に訴える症状を信じ、医師の診断はもちろん、出来るだけ前後関係の状況説明をもって、ある程度の治療費を確保したいと思っています。そして、欲張らず相応の慰謝料の確保をもって、解決まで軟着陸を目指します。それでも、前もって限界があることを予め宣言しています。どんなに頑張っても、医学的・物理的常識を超えるほどの言い訳が出来ないことも多いのです。    

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 神奈川県の50代男性2人、一人目の被害者さんは通院・リハビリ先の病院につまづきがありました。しかし、年間200~300件の病院同行を10年継続している秋葉事務所には、地域の病院情報の蓄積と、優良な整形外科を選別する目を持っています。本件は転院先の選定が勝負を決めました。

 二人目の被害者さんは持病の治療がより深刻で、事故受傷の治療どころではない状態でした。なんとか終盤で取り繕い、14級認定を抑えました。これも事務所が持つ事例の蓄積から、驚くことではありません。いずれも早期の相談が肝要です。

どのような境遇でも後遺障害認定を逃しません!

14級9号:頚椎捻挫(50代男性・神奈川県)

 

14級9号:頚椎捻挫(50代男性・神奈川県)

 

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 むち打ちの認定は、いかに症状の連続性・一貫性を整えるか、そして、症状の信憑性が重要です。

 相手保険会社の担当者と激しくやり合った結果、後遺障害の審査先である自賠責保険・調査事務所に、担当者から不利な情報、少なくとも悪いイメージが伝達されることが往々にしてあります。かつて、秋葉は保険会社の支払部門でそれを目にしてきました。

 被害者さん達の気持ちは痛いほどわかりますが、「ケンカは等級を取ってから!」

 そして、ケンカは連携弁護士に任せて下さい!

ケンカしてもいいことないですよ

併合14級:頚椎・腰椎捻挫(40代男性・静岡県)

 

14級9号:頚椎捻挫(30代女性・山梨県)

   やはり、「物損事故」扱い、車両の破損が10~20万円程度の「小破」・・・これらも不利に働きます。自賠責はまず、「その程度の衝撃で後遺症になるの?」と常識判断しているからです。症状や経過をより丁寧に説明する必要があります。

 

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 吉本興業の闇営業問題、ニュースでは、お笑い芸人さんが振り込め詐欺グループの宴会に参加、それも事務所を通さないで仕事を請けたと説明されています。反社会的組織に関わることはダメな事は言うまでもないと思いますが、吉本興業の最たる怒りは「取っ払い」行為ではないでしょうか。恐らく芸人・吉本間の契約でも、明確に違反とされているはずです。    闇営業とは・・・事務所に所属している芸人が、事務所を通さずに行う営業」を意味する芸人用語である。取っ払いとも。あくまで「事務所を通さない」という意味であって、地方の祭りや友人の結婚式に個人的に請われて参加するのも闇営業である。(ニコニコ大百科様から引用)    芸能人も事務所に雇われていればサラリーマン、会社の規則を守るのは当然です。もっとも、知人の結婚式の司会や余興など、すべて事務所を通して仕事としているわけではなく、その辺がグレーです。程度問題として大目にみることもあり、事務所も細かく監視しているわけではないと思います。それでも、今回ばかりは吉本興業の激昂が想像できます。他の、いわゆる事務所の主力である売れっ子芸人を誘っての裏営業です。これは業界の秩序を蔑ろにすることであり、「大して売れていない小芸人が会社にケンカ売ってんのか!」とまで言いたいはずです。吉本の怒りは契約違反を超えて、「業界の筋目を裏切る」行為に対してなのです。

 主として名前のあがった芸人さんは自らの人脈と営業力を駆使して、芸人仲間に仕事を紹介したことになります。ここに、普通は仲介料が発生することになります。「いや、仲介料どころか自らのギャラさえ貰っていまんせよ」と弁解しても、普通、信じることはできないでしょう。少なくとも、会社に代わって会社所属の芸人に仕事を仲介=影響力を行使した行為について、会社は問題視するのです。これは会社への僭越では済まない、造反行為と判断されても仕方ないことです。どの業界でも犯してはいけない秩序があるのです。

 建設業界で例えます。親会社(ゼンコン)→子会社→孫受(工務店・職人)、仕事が階層化する場合、下請け会社はゼネコンに支配される立場です。例えば、キッチンの改装工事を親会社に依頼したとします。工事は下請けの工務店さんが行いました。とても丁寧にやってくれたので、依頼者さんは「続いてトイレの改装工事もお願いできるかしら」と職人さんに声がけしました。ここで、依頼者さんから直接仕事を請ける事は、業界の筋目違いとなります。普通、職人さんはこう答えるはずです、「ありがとうございます。ご依頼は改めて親会社を通してお願いします。」

 このお客様は親会社のお客様ですから、下請け業者がお客様を横取りするような「取っ払い」は、裏切り行為なのです。工務店の本音を言えば、直接引き受けた方がゼネコンの仲介料分、報酬は多く取れるはずです。もちろん、ほんの小さな仕事で親会社の了解を得れば、下請け会社が直接引き受けることは有でしょう。つまり、親会社へのお伺い=筋目を立てることが絶対なのです。もし、親会社に内緒で直接請けた場合、それがバレたら・・下請け会社への仕事は切られます。業界の掟を破った者は、(この噂が広がれば)業界全体でも信用=仕事を失います。

 どの業界でも掟、筋目はあります。かつて、私達の周囲にも残念ながら何人かみられました。紹介元への筋を通さず、つまり、紹介元になんら報告せず、勝手に紹介先に営業を行う輩です。ご紹介頂いた○○さんから再度の依頼、もしくは再紹介、これを利益に釣られて紹介元に黙って直に請ければ・・・秩序を守れない者は、早晩排除されることになります。我欲に駆られて掟破りする者は、その人間性も推して知るべしと思うのです。    あっ、オチを忘れていました。 次回のアメトークでは「闇営業芸人」を是非! 私が番組プロデューサーなら・・やる。  

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 最近のご相談・ご依頼の傾向ですが、掲題のように感じています。

 周囲の弁護士事務所さん、関連業者さんからの情報ですと、年々、交通事故の受任が減少傾向と聞いております。交通事故数そのものの減少もあるかと思いますが、それよりこの10年、交通事故への参入業社の爆発的増加が主因と思います。つまり、食い合いによる依頼者の分散が起きていると考えられます。しかし、それも昨年~今年になってピークが過ぎたように感じます。おそらく、収益バランスの悪化から、各業者とも交通事故への熱が下がり始めていると思います。大手法人事務所による、年間1億円を超えるようなリスティング広告も限界があるはずです。中小の事務所にとっても、交通事故の受任数だけでは経営は成り立たないでしょう。

 そのような中、弊所ではかつての依頼者様、または依頼者様の紹介による受任は確実に増加しており、いずれ遠からず受任の主力になると予想しています。どのような業務であっても、間違いのない仕事は評判となり、月日をかけてブランド化します。実力ある者は長い目でみれば必ず報われるものです。

 新規のご相談の場合、とりわけ重傷者さんは、依頼先の選定に慎重です。既に2~3軒あたっている方もおります。「どのような事務所に依頼するか?」迷っている方には、最もシンプルなアドバイスをしています。

 ○○さんのおケガが「腰椎圧迫骨折」であれば、相談先にズバり聞けばよいのです。

 「先生、腰椎圧迫骨折の受任の経験はお有りですか?」

 ここで、知ったかぶりや誤魔化しがなく、よどみなく経験から説明できる先生に依頼すれば良いのです。その点、手前味噌ですが、2~3例程度では済まない、弊所の実績が物を言います。前例、しかも数パターンから、その傷病名の立証、続く賠償構想も5分もあれば説明する自信があります。やはり、経験値=実力と言えます。よくある専門用語満載の(張りぼての)HPを誇る事務所に出向き、あるいは電話をして、先の質問をぶつければ、容易にメッキが剥がれると思います。

 経験を積み重ねていく仕事は、ただちに成果の出ない地道なものです。あと少しの宣伝力が望まれますが、”丁寧な仕事、常に知識を深める、経験を積む”といった基本姿勢はブレずに続けていきたいと思います。

    

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「斉藤さんだぞ~」

芸能界では最近山ちゃんが女優と結婚。等と騒がれているが、私は齊藤さんのファンである。斉藤さんだぞ~のネタでブレイクしたトレンディエンジェルの斉藤さんではなく、近所の海鮮居酒屋の店長の斉藤さんである。

今回は、仕事終わりにみんなでこの海鮮居酒屋に行ってきました。今回は佐藤さんも一緒です。お店に着き、皆、無言で佐藤さんを上座に誘導し、スタートです。

※ 6/4 ブログ参照 ラーメンズ

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 相談会で嘆息、「普通、これだけのケガなら12級以上は楽勝」なのです。同様の診断名で併合9級となった被害者さんも少なくありません。

 本件被害者さんの治療努力と中途半端な症状の残存を考えれば、14級程度では到底納得できないものです。あと数ヶ月、症状固定が早ければ・・など後悔しても仕方なく、むしろ、良好な回復は喜ぶべきことで、ご本人の治療努力こそ称えられるべきです。それでも、難易度が高騰した12級を目指して、策を講じました。

根性のある被害者さんこそ応援したいのです!  

12級6号:鎖骨骨幹部・肋骨骨折(50代男性・神奈川県)

【事案】

自転車で走行中、対抗自動車がセンターラインオーバーし、衝突を受け受傷。鎖骨・肋骨を骨折、さらに下肢は大腿骨を骨折した。通常、複数の後遺障害が視野に入るはず。

【問題点】

本人の「障害など残さない」強い意志から骨癒合後も懸命のリハビリを続け、明確な後遺障害等級に至らない状態で相談会に参加された。下肢には可動域制限などの機能障害はなく回復。肋骨の癒合状態は裸体でわかるほどの変形はなく、鎖骨の癒合も変形なく良好、わずかに肩関節の挙上に難儀があった。ただし、これも鎖骨骨幹部骨折からでは(肩関節への影響は少ないもので)説明が難しい。 続きを読む »

 「むち打ち・打撲捻挫で、なんで耳鳴り・難聴になるのよ?」・・・つまり、常識的に考えてそれはレアケースだと思うのです。確かに頚部神経症状の発露から、聴覚や視覚、嗅覚、味覚に異常をきたすことは医学的に説明可能です。しかし、事故受傷と結びつける医学的な証拠、因果関係の証明はほとんど不可能です。

 事故の衝撃で本当に発症したのか?、元々あったのでは?、加齢の影響?(中高年で耳鳴り持ちは珍しくありません)、さらに一過性の症状で数ヵ月後には軽減するのでは? 

 このようにあらゆる疑いの中、決定的な証拠のない立証作業となります。それでも、秋葉事務所では数例の実績を挙げています。逆に認定を得られなかった(信用されなかった)ケースは、事故後、しばらく経ってからの相談で、対策を逸した被害者さんでした。

周到な準備が必要です!  

12級相当:耳鳴り(50代男性・東京都)

【事案】

自動車運転中、センターラインオーバーしてきた相手方自動車と衝突し、受傷する。直後から頚部痛、腕の痺れだけではなく、耳鳴りと難聴を発症した。

【問題点】

診断は頚椎捻挫。つまり、骨折はなく、神経や脳を損傷していないにもかかわらず耳鳴り、難聴を発症している。耳鼻科の通院・検査を継続していること、半年後の検査から一過性の症状か否か、なにより信憑性が問われる。

【立証ポイント】

おなじみの検査、聴力:オージオグラム、耳鳴り:ピッチマッチ検査を継続的に実施した。また、受傷機転”衝突の際、サイドエアバックの展開から右耳・側頭部を強打したこと”も判断材料とした。 続きを読む »

そこは、ひっそりと佇む一軒のラーメン屋。 席に着くまで30分。 ラーメンが出来上がるまで30分。 それでも客たちは、笑みを浮かべてこう言い放つ。 「ごちそうさま」

どうも、金澤です。 今日は指圧の話をしていきたいと思います。   先日、秋葉先生と山本さんと私の3人で ※(佐藤さん出張で不在) どうしても喉が渇き、近所の焼き肉屋に吸い寄せられるように入りました。焼き肉屋に入り、ビールを一杯飲みほし一言。 「クー、佐藤さんに申し訳ないなー!」そして二言目。 「すいませーん!ビールお代わりと、カルビ・サガリ・ローs#$+!!!」言葉と行動は完全に反比例です。 小学校の教科書に載っている反比例のグラフの如く綺麗な反比例です。

1時間半程たらふく食べ、お店を出ることになりました。 問題はここからです。 いつもなら大体ここで解散です。 しかも佐藤さん不在で「申し訳ないな」口を揃えている中、驚くべき誘惑が…

「よーし、もうお腹いっぱい!?ラーメン行くか!」

もう、罪悪感は完全に消え、頭の中は小麦畑になった瞬間でした。そして本題の、ラーメン屋なのですが。生まれて初めてのラーメンでした。〇麺や七彩〇 なんといっても麺へのこだわりが凄い。 出来てある麺を茹でるのではなく、この通り、注文が入ってから小麦をコネ、茹でるのだ。

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 令和元年、日本の人口比率では、60歳以上は3人に1人、70歳以上は5人に1人です。統計上、交通事故被害者の比率もほぼ同じになります。高齢者ドライバーの、逆走、ブレーキとアクセルの踏み間違いなど、加害事故がニュースで取り立たされていますが、実は、高齢者の被害事故の方が圧倒的に数が多く、深刻であると思っております。秋葉事務所でも開業以来、60歳以上の被害者さんがおよそ25%を占めています。

 高齢者は若い人と違い、ケガも重篤になり、治療期間も長くなり、なによりより障害が残りやすくなります。そして、80歳を超えるような方は、些細なケガであっても、それがきっかけで、歩行困難⇒寝たきりとなることが少なくありません。さらに、事故のショックから認知症を発症⇒わずか2週間の入院で認知症が劇的に進行するケースも珍しくありません。

 そのような、加齢による損害の拡大を、加害者側の保険会社はいつも警戒しているのです。高齢者に対しては早期の治療費打切りに力が入ります。交通事故による直接(因果関係が明白な)被害は当然に賠償の対象としますが、高齢による傷病の進行、二次的な症状は、いつも争点となります。その点、自賠責保険の後遺障害審査で、今まで多くのケースで助けられてきたと思います。自賠責保険の審査基準でも、当然に直接因果関係を検討します。しかし、高齢者~若年者を分け隔てしない自賠責の認定等級は、加齢の影響を加味しない認定等級となることがあります。以下の実例は高齢者であるが故、通常よりケガが重篤になってしまったケースです。    実例の一つ=併合3級:下肢切断・足関節機能障害+足趾用廃(90代女性・千葉県)    そして、無職・年金受給者の被害者さんが80歳を超えると、自賠責・後遺障害等級の定額化した慰謝料・逸失利益は、等級が上がる程、裁判等で争う賠償金額を上回るケースが増えます。被害者に過失がある場合はそれがより顕著となります。自賠責保険では被害者に70%も責任がない限り、過失減額しないからです。    実例の一つ=別表Ⅰ 1級1号・加重障害:高次脳機能障害(80代女性・静岡県)    高齢者の被害事故の場合、上記実例が示す通り、あたかも自賠責保険請求が勝負を決するのです。交通事故の解決とは法的な争いではありますが、保険請求だけで十分な賠償金を確保できたことになります。つまり、自賠責保険を熟知し、それに連なる医療立証、請求実務をマスターすることが、交通事故の解決力となります。秋葉はその力を持つ事務所であると自負しています。弁護士の賠償交渉・訴訟の陰になることが多い秋葉事務所の働きですが、高齢化社会において益々活躍の機会があると思っています。  

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   <Case2 ケンカはダメ、ゼッタイ!>

 Bさんは、自動車搭乗中に追突され、「頚椎捻挫」の診断を受けました。救急搬送された後、近隣の整形外科にて3ヶ月治療しましたが、牽引やホットパックばかりの治療方針に不満を感じたので、転院を決意します。転院先は、理学療法と注射による治療をしてくれるので、大変気に入りました。主治医から「このプログラムを1年間実施すれば、ほとんどの人が回復しているから頑張りましょう。」と言われ、1年間通院することにしました。しかし、1年経過しても、痛みと痺れは収まらなかったので、そのことを主治医に伝えると、主治医が不機嫌になり、治療終了となってしまったようです。その後、後遺障害診断書を依頼しに行くと、ぶつぶつ言いながらも後遺障害診断書は記載してくれたようですが、それ以来通院を拒否されてしまったのです。  

 さて、Bさんの場合、なにがいけなかったのでしょうか。    これで14級9号が認定されればなにも問題なかったのですが、結果は「非該当」でした。提出書類を精査したところ、まず「後遺障害診断書」の内容に問題があったのです。記載内容はとても良かったのですが、ケンカをしたせいなのか「(約1年の加療により、大部軽減した)」との不要な記載によって、医療調査が入ったようです。受傷から3ヶ月の整形外科と1年間通院した整形外科の2ヵ所へ「頚椎捻挫・腰椎捻挫の症状の推移について、神経学的所見の推移について」依頼があり、審査にも時間を要したようです。2ヵ所の整形外科から送付された書類には、「症状が軽減、消失された」との記載ばかりで、認定票にもそのことが書かれていました。

 どうしても異議申立手続きをしたいという希望があったため、手続きを実施することになりました。しかし、全ての書類が提出されており、両整形外科との関係が悪化しているため、新たな医証が見つかりません。症状固定以来、整形外科への通院はおろか接骨院への通院もありませんでした。なんとか、全ての病院の画像と画像分析書を添付し、提出したのですが、医療照会にて提出された書類の「症状の消失」というところを突かれ、再度撃沈。「再度の非該当」は分かりきっていたものの、わずか40日で結果が出ることとなり、虚しい作業となりました。    医者を敵に回して、いい事はひとつもありません。嫌なことがあっても、かわいい患者を演じなければ、14級9号認定は遠ざかってしまうのです!    続く。  

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 久々の投稿です(汗)    さて、最近は異議申立ての案件も増えてきたように感じます。異議申立てからお引き受けすることがどれだけ困難か、今回は失敗事例も含めて記載していきます。

<Case1 勝手に治療を終了!?>

 Aさんは自動車搭乗中に追突され、「頚椎捻挫」の診断を受けました。受傷直後から病院にて治療努力を続けましたが、自身で「これ以上はよくならない。」と判断したため、4ヶ月で治療を終了してしまいました。翌月に再度受診し、MRI検査を受けたのち、受傷から5ヶ月半で症状固定となりました。その診断書を保険会社に渡して事前認定の手続きをしてもらいましたが、結果は非該当でした。

 Aさんの認定を覆す可能性は、非常に低いと分かっていたものの、本人たっての希望により異議申立手続きを実施しました。結果は残念ながら予想通り「非該当」でした。しかし、審査に約3ヶ月かかったため、調査事務所も認定を覆すかどうか検討してくれたようです。    さて、Aさんの場合、なにがいけなかったのでしょうか?    やはり、何と言っても「治療の終了」ですね。治療を終了するまではいいペースでリハビリをされていたので、そのまま継続していれば可能性は上がっていたかもしれません。次に考え得るのは、症状固定日です、5ヶ月半なので、そこまでシビアではないかもしれませんが、「事故から半年経過」ということは見過ごせません。  その他にも「物損の修理費が安価」であったこと、症状固定後にリハビリを全くしていないことも複合的な要素としてあったかもしれません。

 続く。  

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こんにちは、金澤です。

 第一頚椎(アトラス)の重要性について記事を書いていきます。

 私は個人的に、健康上最も大切な場所はここ(アトラス)なのでは?と思っています。ムチウチシリーズ第2話にも記載した通り、通常第1頚椎と第2頚椎の関節での 屈曲・伸展は15°前後、回旋の動作で40~45°位この範囲が正常な動きです。ですがムチウチなどで靭帯を損傷してしまうと15°の屈曲・伸展が40°などになってしまい、椎骨動脈を圧迫してしまいます。  ムチウチ以外でも、肩こりなどの筋肉の過緊張等で第一頚椎の可動が落ちたり、借金で首が回らなくなってしまったり、何かしらの原因で第一頚椎のアライメントが崩れてしまうと、頭痛が起きてしまいます。実は頭痛以外にも、椎骨動脈の循環が悪くなると、脳に大量に血液を流す血管ですから、脳の働きも落ちますし、三半規管も崩れ体調が悪くなります。身体の免疫が急降下していくのです。臨床で、いわゆる不定愁訴を訴える患者さん、頭痛を訴える患者さんのほとんどは、この椎骨動脈によるものと感じます。体感で言うと80%以上を超える気がします。

 個人的な感触は頭痛で悩み、治療に来る方の大体80%以上は、第一頚椎のアジャストメントにより、椎骨動脈の傷害や神経のストレスを取ると頭痛が治まると感じています。つまり気圧の変化による頭痛・片頭痛・肩こりからの頭痛・その他の頭痛の80以上は第一頚椎の治療で良くなります。ただし、過信は禁物です。柔整師の悪い所は、「俺の技術で治している」とすぐに勘違いをするところ。あくまでも第一頚椎の治療は、

・不定愁訴を取り除き、 ・頚髄の神経のストレスを減らし、 ・交感神経の緊張を取り除く ・脊椎の動きを一番上から良くする

 ことにより、自己治癒力を高める治療です。つまり「治しているのは患者さん本人」。そのお手伝いをさせてもらっている。なので決して過信せず、頚椎の治療はときに危険を伴うことを肝に銘じ、相手の様子を観察しながら、聞きながら、筋肉や関節に無理がかからないように治療する緊張感を絶対に忘れてはいけません。そして残りの10%に当たった時の事を事前に準備しておかないと、良くする手伝いどころか、長引かせたり、悪化させたり、その中のごくわずかですが、すぐに脳外に送らないと取り返しのつかない事になる場合があります。

 医療調査の仕事もどんな仕事でもそうですが、腕に奢らず、色々な仮説を事前に準備し、対応していくことが大切ですね。

 本日はこの辺で、ありがとうございます。  

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金澤です  私は柔整師ですが、治療が出来る本物の整骨院を探し、良い所が見つかれば定期的に通っております!

 特に第一頚椎(アトラス)の治療。 アトラスのアジャストメントは非常に高度な技術がないとできません。 つまり、頚椎を正常な位置に調整(一時的に神経・血管の流れを改善)してもらうのです。

第一頚椎=環椎、第二頚椎=軸椎

 次回の記事で少し詳しく書きますが、第一頚椎(アトラス)を正常な状態にしておくと非常に体調が良くなります。免疫も上がります。本場アメリカではうつ病の治療もアトラスで行う事も多いです。 日本でも第一頚椎でうつ病の治療までしている方を見たことがありますが、数少ないです。自分で自分のアトラスをアジャストメントするのは不可能です。完璧にアジャストメントしてくれる柔整師・カイロプラクターにはまず出会えません。 70%以上アジャストを決めてくれる先生に出会えば御の字です。 60%以上でも料金が安ければラッキーです。

 このように高度なので、患者さんは本当の治療の価値を知ることができません。 技術もないのに、金もうけに走り高い料金を取る。 決まってそのようなところは口が達者なので患者さんは信じてお金を払います。でも本当の価値には気づけません。素晴らしい整骨院に出会うことが出来たら、生活の質は必ずよくなります。 でも圧倒的に少ないがゆえに、「別に整骨院なんかなくてもいい」になります。誰でも出来るような治療で、法外なお金を取ったらダメなのです! ...

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 私達の医療調査は、通常、自賠責保険の後遺障害認定を目指すもので、ある意味、自賠法・自賠責基準のリングの中でしか戦えません。対して弁護士は個別具体的に損害を立証、時には訴訟でそれを実現させますから、自賠や労災のリング内に縛られるものではなく、場外乱闘もありなのです。

 本件は自賠責の認定基準を超えられない秋葉に、弁護士が訴訟認定を引き出し、それがアシストとなって自賠責の認定をひっくり返すことに成功しました。事案の性質から、判決⇒再認定、いつもと逆の流れになった珍しいケースでした。弁護士にパスを送る立場で、そのアシスト数を誇る秋葉ですが、逆に弁護士から絶妙のパスを受けてゴールを決めた感があります。順番は違えど、交通事故の仕事は「立証」と「賠償」の両輪が機能してこそなのです。

これも理想的な連携業務だと思います(奈良判定Va.秋葉)  

14級9号⇒8級2号:頚椎・棘突起骨折 異議申立(40代男性・埼玉県)

【事案】

道路で作業中、前方不注意の自動車が工事中の表示を乗り越えて進入、跳ねられた。顔面の頬骨、頚椎、胸椎、胸骨、肋骨、骨盤、中足骨に至るまで20箇所以上の骨折に歯牙損傷、血気胸も加わる重傷となった。

【問題点】

症状が多肢に渡るが、その内で首を反らす「後屈」に制限が残存した。しかし、頚椎の骨折箇所が棘突起であった為、可動域制限は認めてもらえないだろうと予断した。C3とC4、C6とC7の棘突起の癒合が進むも、下のCT画像の通り癒着を起こしていた。これが後屈制限の原因である。せめて変形障害を主張するも、神経症状の14級9号の判断をされた。

尚、労災では顧問医の診断で後屈の制限から、素直に8級を認めて頂けた。 続きを読む »

 神経の断裂等、不可逆的なものを除く神経障害は大別して、関節可動域の低下・筋力の低下となる「運動障害」と、しびれや感覚異常・低下を起こす「感覚障害」です。医学的にはそれ程単純でなく、正確に説明するには、まったく紙面が足りません。本件でも、意見書の作成のため、新たに専門書を購入することになりました。

 しかしながら、知識だけではダメです。障害の立証を目指すも、実際に専門的な検査に辿りつくのは容易ではありません。被害者さんを検査誘致できる医療ネットワークがなければ、知識も絵に書いた餅でしかないのです。秋葉事務所は豊富な病院情報を集積しています。その集積と医師の協力を引き出す技術によって、交通事故に限らず、本件のような傷害事件も含め、あらゆる障害の立証に力を発揮しています。

日々勉強(知識)と病院開拓(ネットワーク)です!  

個人賠償 14級9号⇒12級13号:上腕骨顆上骨折・正中神経障害(10代男性・神奈川県)

【事案】

公園で遊んでいる際、関係のない他の子に腕を引っ張られ受傷した。骨折部の癒合が進むが、しびれ、感覚麻痺、握力の低下が残存した。

【問題点】

相手方の親御さんに個人賠償責任保険の加入があったのは幸いも、相手方は単なる子供のケンカとして無関心、保険会社もケンカ両成敗=五分五分の責任と回答してきた。また、上肢の障害も軽度の神経症状と判断され、14級9号相当の回答がきた。確かに、診断書も記載ミスが散見され、症状の原因に踏み込んだ内容ではなかった。

【立証ポイント】

不当な対応にご両親は憤慨、相談会に参加された。上肢の骨折部のレントゲン、MRIを丹念に確認も明確な異常は見出せず、3DCTと神経伝導速度検査の実施を提案した。神経伝導速度検査の結果、とくに「SCV(感覚神経速度)に著明な遅延」との所見から、「正中神経障害」の診断名を確実にした。新たな検査結果を付して主治医に診断書の修正を依頼、これらの資料を基に詳細な意見書を作成して、連携弁護士に託した。

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 鎖骨の骨折・脱臼で後遺障害等級を取りこぼしている被害者さんは、全国に相当いるのではないでしょうか。

 本件は、ご本人が依頼した事務所に頼るも「非該当」となり、実は頼りない専門家とわかり、弊所に切替えて頂いたので命拾いしました。傷病名や症状によって、正しい立証方法というものが存在するのです。

 本件は、連携弁護士により、賠償金は数百万円単位で引き上げられるはずです。最初の事務所のままでしたら、それだけの損失を被ることになります。   令和になっても鎖骨は取りこぼしません!  

非該当⇒12級5号:肩鎖関節脱臼(30代男性・山梨県)

  【事案】

バイクにて走行中、左の脇道から出てきた車と衝突して負傷。別事務所の主導により、事前認定で後遺障害申請をするも、結果は非該当であった。

【問題点】

後遺障害診断書は、変形よりも「醜状痕と可動域制限」が主となっており的外れ、自覚症状についても一致しておらず、内容がちぐはぐであった。また、救急搬送されているにもかかわらず、「物件事故」扱いとなっており、全体的に疑問が多かった。

【立証ポイント】

主治医が既に転勤しているため、元勤務先の部長の診察を予約、面談となった。医師に今回の趣旨を説明し、両肩の写るXP撮影を依頼した。予想通り、XPにて関節の隙間が広がっていることを立証することができた。さらに、外見からも鎖骨の出っ張りを照明の加減を調整して撮影。内外両面から変形の立証を果たした。 続きを読む »

 加害者が自転車の場合、相手に個人賠償責任保険の加入があれば、その損保会社に対して後遺障害の”自社認定”を仰ぐことになります。重傷者ですと、その損保社は自賠責保険に照会をかけて審査しているようです。しかし、14級程度では、お手盛りの回答を覚悟しなければなりません。本件も、最初の本人申請では軽く袖にされました。そこで、満を持して連携弁護士を代理人として請求し直しました。

   秋葉事務所&連携弁護士のコンビは、個人賠への請求もお手のものです!  

個人賠償 非該当⇒併合14級:頚椎・腰椎捻挫(40代女性・東京都)

  【事案】

自転車を停めてコンビニエンスストアに入ろうとしたところ、歩道を走行してきた自転車に衝突され、負傷。直後から頚腰部痛のみならず、手足の痺れ、頭痛、めまい等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

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   こんにちは。金澤です。    さて、私金澤も東京へ移り住んできて3ヵ月が経過しました。3ヵ月もいるとだいぶ生活にも慣れ、東京の便利さを身に沁み始めます。

 野菜は近所の八百屋へ。 近所のスーパーで肉が安売りされる日。 全てを網羅し、日々主夫としての自覚も持ちながら生活しております。先日とある居酒屋(お母さんが一人でやっている小居酒屋)にてたまには、と夜ご飯をつまんでいた時の話。常連客の一人が、昔の首のヘルニアが今もうずくとの事。 私は聞き耳を立てながら、煮魚の小骨を取る作業に専念していました。

 なんともその人は普通のオフィ―スワークをしている方。 仕事帰りの電車でうたた寝をしていて降車駅に着き目が覚め、立ち上がるためにつり革をつかもうと上を向いた瞬間に激痛が走ったとの内容でした。一緒にいた常連客の一人(建設業の人?)が、笑いながら筋肉がないからヘルニアになるんだよ~!なんて言ってました。そこで一つ。 柔整師なども体を痛めたと患者が言えば、やたら筋肉をつけるよう勧める人が多いです。腰が痛い→筋肉を付けて治しましょうましょう!と、こんな感じです。

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 こんにちは、金澤です    今日は交通事故被害に遭われた方にも多い、鎖骨の骨折について記事にしていこうと思います。

 整骨院では、鎖骨に限らず骨折直後に来院してくることは殆どありません。あったとしても、おばあちゃんが「さっき転んでから手が痛いの」 →コーレスじゃないですか!

 おばあちゃんが「朝起きて息したら痛い」 →おばあちゃんは寝返りや咳するだけで肋骨がイってしまう。 等々です。

 肋骨は、整形にいっても何もする事はないですが、一応は整形に送ります。ですので、整骨院に来る方としては、半年前に骨折をして治ったけど、どこどこが痛い。など訴えて来院されます。そして本題の「鎖骨骨折後、せおうことになる痛み」。鎖骨というのは、沢山の筋肉が着きます。 一つの骨につく筋肉の数で言うと上位です。

・三角筋  ・僧帽筋  ・大胸筋  ・胸鎖乳突筋  ・鎖骨下筋

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