【事案】
自動車で信号のあるT字交差点を右折したところ、信号無視で侵入してきた自動車に衝突され、負傷した。直後から頚部痛、頭痛等、強烈な神経症状に悩まされる。
【問題点】
事故から約半年後にご相談を頂くが、既に治療費打ち切りの打診があったらしく、打切り日まで1週間しかなかった。また、詳細を聴取すると、MRI検査を受けていないことも発覚した。
【立証ポイント】
まずは急ぎ主治医の診察を受け、MRI検査の依頼をするよう説明した。なんとかMRIの紹介状を取得し、検査も一括対応中にできることとなり、対人担当者の治療費の許可も得ることができた。続いて、年末年始を挟んで病院同行、後遺障害診断書を依頼した。一度お世話になったことがある医師であったため、診断書の打合せ等は順調にいったが、支払いの面で病院窓口・対人担当者双方の意見に食い違いがあり、対応に苦慮した。
通院分の診断書に既往症とも捉えられるような記載がなされていたため、調査委事務所から医療照会が入り、審査期間に2ヶ月半も要したが、無事に14級9号認定となった。
(令和7年6月)