ある医師に対して質問・・
 
 「医大ではドイツ語を勉強するのですか?」 → 「いや、とっくの昔から英語一辺倒。ただしカルテやクランケなどドイツ語は用語として残っている・・・」
 
 医療用語は確かにドイツ語が多いのですが、インフォームド・コンセント(十分に納得して同意)など、英語が幅を利かせています。先日の研修から脊椎の読み方を復習しておきたいと思います。
 
 
 体幹骨は椎骨の連結したもので脊椎 【Vertebra】 ”ヴァーテブラ” と呼ばれます。その脊椎も部位によって頚椎、胸椎、腰椎と分かれます。お尻に及ぶ仙椎は体幹骨から外れ、骨盤骨の一部を形成します。その呼び方、書き方も多くの医師は省略して英語の1文字(胸椎は2文字が多い)で表します。
 

 
頚椎 【Cervical】 C1~C7 

 ”サーヴィカル” Cに上から順番に数字がつき、7つまでありましす。C1は環椎、C2は軸椎と別称があります。
 
胸椎 【Thoracic】 Th1~Th12

 ”ソラシック” Th1は第一胸椎と呼び12個まであります。
 
腰椎 【Lumber】 L1~L5

 ”ランバー” L1からL5まで5つの椎骨。
   
仙骨は【Sacrum】”サクラム”で、骨盤、5つの骨の結合体ですが、腰椎からの連続で体幹骨扱いをする場合、S1、S2の二つを指すことが多くなります。