左右の瞳の色が違う、一瞬、異様な印象を受けますが、実に魅力的です。交通事故外傷で、眼球の障害は珍しい部類に入ります。強いてあげると、虹彩離断があります。
外傷による眼球の障害 👉 虹彩離断(こうさいりだん)
オッドアイには先天性と後天性があります。外傷によるものは、後天性になります。虹彩離断は手術である程度の改善が見込めます。しかし、視力や視界に問題がなければ、そのまま(保存療法)もあるようです。
猫ちゃんによくみかけます。ワンちゃんでは、シベリアンハスキーに多いようです。
以下、少し調べてみました。
<Wikipediaさま、その他文献より>
(1)概要
虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)、英語ではヘテロクロミア(Heterochromia)は、左右の眼で虹彩の色が異なる、もしくは、一方の瞳の虹彩の一部が変色する形質のこと。俗にオッド・アイ(odd-eye)とも呼ばれる。名称だけでなく発症割合としても、ヒトよりもイヌやネコが発症する場合が多い。
ネコの場合、日本では、一方が黄色(銅の色)、他方が青色の虹彩を持つ場合、金目銀目とも呼ばれる。白猫に多く発症し、青色の側に聴覚障害を併発している場合もある。タイ王国では「白い宝石」を意味する「カオマニー(Kaomani)」の名で呼ばれ、瞳については特に「ダイヤモンドの瞳」と称される。イヌの場合、シベリアンハスキーに限っては虹彩異常ではない。
ヒトの場合は、先天的な特徴として現れるほか、ワールデンブルグ症候群、まだら症・ぶち症(英語版)等の遺伝子疾患、後天的にはホルネル症候群、虹彩毛様体炎、緑内障、または、虹彩萎縮や、放射線などによる虹彩の損傷等の要因によって現れる。また、先天性虹彩異色は白人に多いという傾向が指摘されている。また、虹彩異色毛様体炎等によっても、両方の虹彩の色が異なったりする。
(2)オッドアイになる原因
左右の眼のメラニン色素の量の違いです。眼のメラニン色素の量が異なる場合に生ます。
① 先天性の場合
髪や肌の色、身長や顔の形など人はそれぞれ姿が異なるように、眼の色も人によって異なります。オッドアイはその眼の色の特徴としてだた左右の色が違うだけです。ただし、まだら病やワールデンブルグ症候群など、遺伝子疾患の影響によってオッドアイになる可能性があります。
② 後天性の場合
眼球にケガをしたり、緑内障や虹彩毛様体炎などの眼の病気などになると、虹彩が損傷して色素が抜けてしまうことがあります。眼の色素が抜けることで片目の色だけが変わってしまったケースです。オッドアイが原因で健康に影響を受けることはありませんが、健康に影響を受けたことでオッドアイになることはあります。
(3)オッドアイの有名人 敬称略
・デヴィッド・ボウイ (英人 ミュージシャン)
後天性(1962年の負傷による) 。右眼はブルー(青色)、左眼はヘーゼル(淡褐色)。
・クリストファー・ウォーケン (米人 俳優)
・キーファー・サザーランド (米人 俳優)
・ダン・エイクロイド (カナダ出身 コメディアン)
先天性。右目は緑、左目は茶色。
・マックス・シャーザー (米人 野球選手)
先天性。
・奥菜 恵 (女優)
先天性。
・井上 咲楽 (タレント)
言われて気づいたそうです。
・伊黒 小芭内 (アニメ鬼滅の刃 蛇柱)
架空の人物ですが、オッドアイで有名です。
歴史上の人物では、アレクサンダー大王、伊達 政宗(噂のレベル)だそうです。