私のポジションはセカンドでした
 
 いつもスポーツ関連の記事ばかりですいません。10月1日、ハンカチ王子こと斎藤祐樹選手が引退を発表されました。プロに進んでからは怪我に泣かされ続け、世間が期待するような結果が出なかった選手の一人だと思います。11年の選手生活、本当にお疲れ様でした。(交通事故・後遺障害とは全く関係ありませんが、書かせていただきます。)

 斎藤祐樹選手は昭和63年・64年、平成元年の世代(ハンカチ世代)の代表格だったと思います。他にも田中将大選手、前田健太選手、坂本勇人選手、柳田悠岐選手、秋山翔吾選手、澤村拓一選手など現在もメジャーリーグやプロ野球界で大活躍されている方が多い印象を受けますが、実は私もハンカチ世代です(笑)。

 この世代のスポーツ好きであれば、真っ先に挙がるのは2006年夏の甲子園決勝戦だと思います。決勝では両投手の投げ合いは素晴らしく、延長15回でも決着(1-1)がつかず、再試合となりました。このとき、田中投手は12回2/3、斎藤投手はなんと完投したのです。試合時間は3時間37分、友人宅でテレビにかじりついて観たことを今でもはっきり覚えています。

 翌日に行われた決勝戦の再試合翌日でも斎藤投手は9回を投げ切り、見事優勝を果たします。最後のバッターが田中選手(三振)で終わるという場面を一度は観たことがあるのではないでしょうか。もしかしたら今までで一番興奮した甲子園だったかもしれません。176センチと決して恵まれた体格ではありませんでしたが、全身を使った投球フォームと爽やかな笑顔、ハンカチで汗を拭う姿にときめいた方も多かったことでしょう。また、ハンカチ王子をきっかけとして野球を好きになった方もいると思います。

 プロに進んでからは田中選手と比べられることも多かったと思います。ドラフト1位で入団したものの結果は振るわず、様々な重圧があったことは容易に想像がつきます。記録には残りませんでしたが、記憶に残る選手だったなと引退のニュースを受け、改めて感じました。今後どのような道に進まれるのかは分かりませんが、これからも応援しています。