相手方保険会社の等級認定前に、労災や傷害保険などで先に後遺障害等級を得て、それらを添えて申請をかける・・事前審査方式は秋葉事務所の得意技です。

 自賠責保険・後遺障害の認定は、調査事務所による調査・審査になります。よって、専門機関による信用性、信頼性があります。対して、個人賠償責任保険や傷害保険、共済は保険会社の担当者が審査するのですから、少し心配です。もちろん、難しい案件は自賠責・調査事務所に諮問することになります。それでも、保険金を支払う側が審査するのですから、心配は尽きないのです。

 この場合、弊所ではその他の補償制度や保険での等級認定を先に得てから提出します。丸々他の結果を踏襲することはないと思いますが、意識する、あるいは参考にすると思います。このやり方で、数々の成果をあげてきたつもりです。他の審査結果を付すことは、被害者有利への意図だけではなく、審査側にとっても助けになっているはずです。


 ウーバーイーツの傷害保険と都民共済で等級認定を得ておきました。
 

個人賠償 12級14号:醜状痕(30代男性・埼玉県)

【事案】

自転車にて直進中、自転車と正面衝突し、負傷。転倒によって顔面を強打、顔面に痣が残った。

【問題点】

本件は自転車同士の事故であるため、自賠責ではなく個人賠償責任保険への請求となるため、こちらが意図した等級認定をしてもらえない可能性があった。いずれにせよ、半年後に10円玉銅貨以上の瘢痕が残存しているかどうかがカギとなる。

【立証ポイント】

今回はデリバリー中の事故であったため、デリバリー運営会社の傷害保険と自身加入の共済保険にも申請できることが判明した。そのため、個人賠への請求前に、2つの傷害保険に後遺障害申請をする方針とした。

弊所にて写真撮影と瘢痕の計測を実施し、医師面談時に資料を用意して後遺障害診断に臨んだ。主治医は丁寧に図示してくださり、10円玉銅貨以上の瘢痕を証明することができたため、方針通り2つの傷害保険に請求したところ、ともに1ヶ月程度で12級14号が認定された。その通知と認定票を資料として個人賠にも請求し、面談なしで12級14号が認定された。