過去に2度、同傷病名の見逃しを経験しています。ひどいと、医師が見逃すどころか誤診によって、取り返しのつかないことになります。実際、秋葉事務所がそれらを挽回するケースが多いのです。もしかすると、それは氷山の一角かもしれません。    昨年の誤診を挽回のケース 👉 実績投稿:誤診を正す ~ 腱板損傷ではありません、肩鎖関節脱臼です。   患者さんをよく見ること、よく聞く事、基本は医師と一緒です。  

12級5号:肩鎖関節脱臼(50代女性・東京都)

【事案】

自転車で交差点を横断中、後方から右折してきた自動車に衝突され負傷。直後から全身の痛みに悩まされる。受傷初期にご相談を頂いた際、「事故から10日後に病院に通院しました。肩の痛みがあります。」との事だった。頚肩腕症候群かな?後遺障害は難しいかな?と思い、対応を急がなかった。   【問題点】

その後、委任を受けた弁護士から、診断書・診療報酬明細書の精査の為、同書類一式が届いた。確認したところ、救急搬送されていることと、なんと「肩鎖関節脱臼」の診断名を目にした。もしや・・肩鎖関節脱臼を見逃していた? 

急ぎ、ご本人との面談を設定した。肩の可動域制限は回復していたものの、鎖骨遠位をみると軽度のピアノキーサインがみられた。ここで、肩鎖関節脱臼の立証に切り替えた。ただし、治療終了までの4ヵ所の病院で、「肩鎖関節脱臼」と診断している医師は1人しかおらず、その病院への通院はわずか2回、確定診断を得られるかが勝負とみた。

続きを読む »