足首や足指が自らの意志で曲がらなくない・・弊所では、このような神経麻痺を伴う下肢の重傷者の受任が多く、ちょくちょく、この検査が必要となります。本日は医師のご許可を頂き、検査に立ち会いました。

 今回は技師さんではなく、医師が自ら検査を行いました。脛骨の変形がひどく、下腿の皮膚の状態も良くありません。神経に届くかどうかを含め、端子をあてる部分に苦慮しているようでした。あらかじめ、足関節と足趾の可動をチェックし、指の可動感や触覚など、触診&問診してしてからの検査でした。自覚している感覚と検査数値を対比する流れ・・単なる技師ではない手法・観点を目にして、「さすがだなぁ」と感心しました。

 検査後、腓骨神経麻痺だけではなく、脛骨神経麻痺の頻度や顔面の三叉神経麻痺などの検査について重ねて質問させて頂きました。お忙しい中、ご迷惑だったと思います。
 
 丁寧、的確、被害者への理解・・大病院でなくても、クリニックには優れた医師が存在しています。不謹慎な言いようですが、やさしくて美人の先生でした。ありがとうございました。 被害者さんと後ろ髪を引かれるように院を後にしました。