かつて、ドラムのO君から聞いた話を紹介します。彼のアルバイト先の社長さんのポリシーです。なんでも、その社長さんは外食中心で、とにかく美味しいご飯に目が無く、お金もふんだんに使います。たまに奢ってもらえるそうで、それは良いとして、その社長さんは語ります。
「生きてるうち、あと何回食事ができると思う? 回数は限られているんだよ。毎日、吉野家の牛丼でいいの?」とのことです(吉野家さんの牛丼をディする意図ではありません)。食事をファーストフードや粗食で済ます事がもったいないそうです。
確かに、人生には限りがありますので、残された食事の回数は貴重な時間と経験であることに異論はありません。しかし、味わいも大事ですが、食事=健康の基本であることも事実です。何を食べているかで、10年後の体は決まります。また、バランスよく食べないと病気になります。好きなものばかり食べていると、そのつけは必ず返ってきます。美味しい食べ物は、およそ食べ過ぎる傾向にあり、健康を阻害する結果に繋がります。体に侵襲のある料理は、たいてい高カロリー&高糖質&高脂肪、塩分過多なのです。美味しいものこそ、少量でなければ毒にもなるのです。
その後、その社長はどうなったか・・・想像通り、成人病まっしぐら、医師から食事制限を告げられ、以前のポリシーを引っ込めることになりました。医師の指示を無視して、「短い人生でも良いから食べたいものを食べる」、つまり、太く短い人生を選んでも良いと思います。しかし、短い人生は残りの食事回数も減ることになりますから、結局、帳尻が合うように思います。






