先日の研修で疑問点がありましたので、この機会にまとめ直しました。
以前にも本HPの記事で取り上げましたが、改めて表に整理しまた。このページがあれば、検査結果を読み取ることができます。非常にマニアックですが、高次脳を扱う者にとって欠かせない知識です。
<解説>
リバーミード行動記憶検査(RBMT=Rivermead Behavioural Memory Test)は、記憶障害の診断に1985年にバーバラ・ウィルソンらにより開発されました。名称は、イギリス・オックスフォード大学のリバーミードリハビリテーションセンターで開発されたことによります。1999年に拡張版、2003年に第2版が発売され、最新版は2008年発売の第3版になります。

検査時間は9つの質問で30分程度。従来の検査と比較して、より日常生活に近い状況を想定して、日常記憶の診断ができることが特徴です。私は過去2度ほど、この検査に立会いました。ウェクスラー(WMS-R)を科学的な考察とすれば、リバーミードは実験的な検証と位置づけています。
医師、臨床心理士、作業療法士、言語聴覚士、理学療法士などによって、リハビリや障害評価の場面に利用されています。

<評価>
標準プロフィール点(SPS=最高24点)とスクリーニング点(SS=最高12点)で判定します。標準プロフィール点は日常生活における障害の度合いについて、スクリーニング点は記憶障害全般を評価します。
年齢毎にカットオフ値(病態識別値)が設定されており、年齢が高くなるにつれて、ボーダーラインが低くなります。
標準プロフィール点
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22~24点 |
正常 |
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18点 |
復職を検討する |
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17点 |
一人で計画的に買い物できる |
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16~17点 |
自らノートを見返し、指摘されたことを積み重ねて記憶することが容易になる |
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15点 |
一人での通院・通学が可能になる |
中等度記憶障害 |
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11~14点 |
病識はあるが記憶にムラがあるため自己認識が不十分であり、家族やグループでのフォローが適当 |
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7~9点 |
慣れれば院内で迷うことはなくなる |
0~9点 |
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0~6点 |
病院や自宅でも迷う危険性がある |
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カットオフ値 (障害あり、と推定)
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標準プロフィール |
スクリーニングプロフィール |
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39歳以下 |
19点以下 |
7点以下 |
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40~59歳 |
16点以下 |
7点以下 |
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60歳以上 |
15点以下 |
5点以下 |
高次脳機能障害の立証実績
高次脳機能障害でお悩みの方は、良い弁護士はいないか?
と常に不安に駆られながら色々と調べているはずです。
どこのHPを見ても、あたかも高次脳のプロの様な記載がありますよね。
高次脳機能障害で依頼するなら弁護士選びは非常に慎重になるべきです。
弁護士次第で数千万の慰謝料が変わることなど当たり前です。
選ぶ時の注意点
・そのHPの実績投稿は本物か?
(今、大体のHPの実績投稿は業者が作成するテンプレを改造したものです)
・実際に高次脳裁判で判例を取っている弁護士か
(依頼しようか悩んでいる弁護士の名前で判例検索をかけてみて下さい、判例は弁護士の力です)
秋葉事務所では、ほぼ100%弁護士と連携した交通事故解決をしておりますが、
連携する弁護士は判例も相当数作っている弁護士や、1億超えの賠償交渉を数多く成功させる弁護士です。
後遺症等級は秋葉事務所が責任をもち獲得しますが、実績投稿を見てもらえたらわかると思います、全て事実です。
ご自身と類似の実績を探してみて下さい、きっとあるはずです。
高次脳の賠償交渉は後遺症等級が命です。
等級獲得後はウチが集めた資料+後遺症等級を連携弁護士に引継ぎます。
このようなHPを出していながら恐縮ですが、ネット検索で弁護士に依頼をせず、紹介された弁護士の実際の判例検索等しっかりと精査した上で依頼されるのが良いかと思います。





