日誌、連投します1
 
 12月22日、政府が2022年度の診療報酬改定について全体で0.94%マイナスとすることを決めたようです。その中で「リフィル処方箋の導入」というワードがありましたので、調べてみることにしました。

 リフィル処方箋とは、一定期間内であれば反復使用できる処方箋のことを指し、薬が必要なときに調剤薬局でリフィル処方箋を提出すれば、医師の診察を受けることなく薬をもらうことができるようです。既にアメリカやイギリス、フランス、オーストラリアでは既に導入されている制度のようですね。

 日医工によると、ずいぶんと前からこのリフィル処方箋については議題にあがっているらしく、2010年に「チーム医療の推進について」の中でリフィル処方箋が提案されたとの記載もありました。普段あまり病院に行かない私としてはメリットしかないように思いますが、日医工は導入によるメリットとデメリットを各目線で解説していましたので、その表を載せてみます。
 

 
 恐らく症状が安定している患者さんを前提と考えている制度だと思いますので、そこまでデメリットはないように感じます。むしろ、一定程度の裁量を医師以外の資格者にも持たせて、分業化していくという方向に流れていくことはいいことだと思います。これをきっかけに廃業する病院や薬局も出てくるかもしれませんが、競争原理が働くことによって、患者サービスへの向上にもつながるはずです。この報道を機に、「リフィル処方箋」の導入について注視していきたいと思います。