顔面の頬骨、下顎骨の骨折から外傷性顎関節症になったケースを数例、経験しています。

 その内、プレートで固定したものから、かみ合わせの矯正でほぼ完治したものもあれば、開口障害やそしゃく障害、咬合障害(かみ合わせが悪くなった)、円板損傷からあごにクリック音が残った患者さんもおりました。それらの症状を後遺障害等級に結び付けるには、適切な診断書と画像は必須で、経過的な観察記録やそしゃく状況書など、自らの主張も整理する必要があります。

 専門医にかかろうと、医師は治すことが仕事です。後遺障害の立証方法など知る由も関心もないのです。だからこそ、適切な認定までの船頭が必要と痛感します。   本例は大変でしたがなんとか12級(ふぅ)。 自賠責もちょっと甘かったかな?  

12級相当:外傷性顎関節症・そしゃく障害(30代女性・東京都)

【事案】

自転車で歩道を直進中、路外からの自動車の衝突を受けて転倒。腰椎症の他、顔面・頭部への打撃から、開口障害、そしゃく障害を発症したもの。

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【事案】

自転車で歩道を直進中、路外からの自動車の衝突を受けて転倒。腰椎症の他、顔面・頭部への打撃から、開口障害、そしゃく障害を発症したもの。

【問題点】

専門医への受診を進めるも、慣れない診断書・意見書の記載、費用請求に苦戦が続き、途方もない面倒と時間を浪費することになった。

【立証ポイント】

それでも、基本通り必要な診断書とそしゃく状況報告書を作成して審査に臨んだ。自賠責の医療照会でも一悶着あったが、自賠責・調査事務所の柔軟な対応でクリア、認定に漕ぎつけた。

※ 併合のため分離しています。

(令和2年7月)  

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