道路交通法改正!
 
 自転車による交通違反への反則金制度(青切符)の導入を柱とする道路交通法改正案が3月5日に閣議決定されました。成立すれば、青切符の反則金制度は公布から2年以内に施行され、今までくすぶっていた自転車の交通違反取締りが大きく変わると思います。

 今回提出された改正案では、青切符による自転車の取締りは16歳以上に適用され、112の違反行為が対象ですが、このうち重大な事故につながるおそれのある違反を重点的に取り締まることになるようです。尚、反則金の額は今後、政令で決まりますが、原付バイクと同等にする方針のようです。
 
 具体的には、
 
・信号無視(6,000円)
 
・一時不停止(5,000円)
 
・右側通行などの通行区分違反(6,000円)
 
・自転車の通行が禁止されている場所を通ること(6,000円)
 
・遮断機が下りている踏切に立ち入ること(7,000円)
 
・例外的に歩道を通行できる場合でも徐行などをしないこと
 
・ブレーキが利かない自転車に乗ること(6,000円)
 
・携帯電話を使用しながら運転すること(12,000円)
 
・傘をさしたりイヤホンを付けたりしながら運転する(5,000円)
 
 など、都道府県の公安委員会で定められた順守事項に違反する行為です。
 
※:()の金額は原付バイクの場合を記載しております。
 
 尚、酒酔い運転や酒気帯び運転、携帯電話を使用しながら事故につながるような危険な運転をした場合などは、従来通り赤切符が切られます。

 因みにヘルメット着用については努力義務であるため、青切符の適用はないようです。