例年7月20日から24日に行われる「恐山大祭」と、10月上旬の連休に行われる「恐山秋詣り」には、イタコと呼ばれる巫女が死者の御霊を呼んでくれるとあって、多くの人達が列をなし、あの世からのメッセージを聞きに恐山に集まります。

 洋の東西を問わず、降霊術はみられます。とくにモンゴロイドの間では、交霊の媒体となるシャーマンの存在が、世界各地の文化圏に類似しています。南米インディオでも、踊り狂ってトランス状態となった巫女が死者を降ろして吉兆を占うそうです。沖縄(ユタ)や東南アジアでも似たような風習があるようです。イタコの存在はもちろん知っておりますが、今回、詳しいことを寺社内で初めて聞く事ができました。
 

 
 かつて、マリリン・モンローを呼んでもらったそうです。

 イタコさんが「わはぁマリリン・モンローだぁ~、どぅどぅびぃどぅ~♪」と津軽弁で答えたとか・・ 実はこれはネタで、実際はご先祖や近親者で亡くなった方を呼ぶことがルールで、ゆかりの無い他者や有名人など降ろすことはないそうです。イタコさんはモノマネ芸人ではありません。
 
 同様の話で、ジョン・レノンを呼んで、「ヨーコさんにメッセージは?」と聞いたところ・・
 
 「ヨーゴによろしぐのぉ」と答え、続いて「みなとのヨーゴ よごはまよごすがぁ~♪」と歌ったそうですが・・それはジョンではなく宇崎 竜童さんです。
 
 これも明らかにネタだと思います。
 
 不謹慎な口利きは厳に慎むべきです。交霊の真偽など些末なこと、スピリチャルな事象を科学の定規で測ることはナンセンスです。敬虔な営みが長年積み重ねられた、ある種の文化と思っています。機会があればですが、恐山の再訪はイタコさんの時期にしたいと思います。私もジョン・レノンを呼びたいところですが・・お祖母ちゃんになるかなぁ。