例えば、頭部外傷と共に額に裂傷があり、救急搬送後、直ちにキズだけは縫合したとします。その後、形成外科等にかからず、脳外科に入院しました。並行して形成外科を受診する可能性はありますが、経過観察や抜糸程度なら、脳外や整形でも処置が可能です。半年後、顔面・醜状痕を後遺障害診断書に記載頂く場合、形成外科にかかっていない・・主治医が不在となります。

 さて、この場合、誰に醜状痕の記載をお願いすることになるのでしょうか? このようなケースが最近、生じました。これまでは、継続して治療をしてきた整形外科の先生が、ついでに額の傷を計測・記載下さったものです。事故外傷であることが明らかな場合、とくに問題はなかったと思います。ところが、傷の縫合を救急救命科で行い、即に転院した場合は、転院先の医師が「額の傷? ここでは診てないので書けない」事に繋がるのです。

 本件の顛末ですが・・傷についての主治医が不在なので、救急救命の診療記録をもとに、同科で記載の流れとなりました。最初に縫っただけで、その後の経過をみていないので、本来、後遺障害の判断はできないはずですが、そこは、事務方に「写真で判定しますので」と申し伝え、記載の流れとなりました。    このように、後遺障害に関する診断書は、スムーズにいかないことがあります。だからこそ、秋葉事務所の必要性があると思っています。  

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 後遺障害14級9号「局部に神経症状を残すもの」の逸失利益ですが、地裁での相場は5年がMAXで、交通事故紛争処理センターでも5年が限度のようです。これは、弁護士が相手保険会社に5年MAXで請求した結果です。それ以前に、相手保険会社はまず2~3年での提示をしてくるものです。被害者自らの相対交渉では、なかなか5年に及びません。そこで、裁判あるいは弁護士を介しての交渉か、紛争処理センターの斡旋に付すわけです。

 もちろん交渉事ですから、相手との交渉で年数が決定されるものです。その交渉において、”5年が相場”を厳格に捉え過ぎている弁護士がみられるので、「逸失利益を〇年まで伸ばせないか」一提案をすることがあります。個別具体的な事情に沿って逸失利益を算定する必要があるからに他なりません。

 個別に症状をみて、それが重い場合ですが、痛みの程度はなかなか数値化できません。「すごく痛いから10年です」との物言いでは通りません。10年は12級13号「局部に頑固な神経症状を残すもの」の相場です。そもそも12級は、画像や検査数値の基準を満たさねば認定されません。しかし、複数の14級の場合はいかがでしょうか? 頚椎捻挫で14級、膝の痛みで14級、これらは併合14級となります。複数の等級から合わせ技一本!で繰り上がるのは13級以上の場合で、14級はいくつ認定されても、14級のままなのです。これは自賠責保険のルールです。しかし、首も足も痛い、これでは苦しみが2倍ではないですか!

 繰り返しますが、個別具体的な事情を鑑み、民事上の損害賠償を請求する場合、やはり、個別の事情から年数を主張すべきと思います。弁護士であれば、その交渉ができるはずです。今までも、連携弁護士の粘り強い交渉から、5年を超える逸失利益を取ったことが何度かありました。秋葉事務所としては、綿密な医療調査から14級9号を複数取る為の後遺障害診断書を仕上げます。それはそれは丁寧な作業です。一つの実例を以下、掲載します。少し古い実績ですが。  

14級9号:右足母指剥離骨折(30代男性・千葉県)

  【事案】

バイクで直進中、交差点で対向右折自動車と衝突。転倒し右足の親指を骨折する。   【問題点】

母指の癒合状態は良好であるが、剥離骨折は何かと不具合が残る。幸い可動域に障害は残らなかったが、鈍痛や違和感が残存する。それを訴えた診断書が望まれるが、医師は面談を頑なに拒否する。癒合が良好で、何も自覚症状を訴えなければこの障害は非該当となってしまう。   【立証ポイント】

主治医に手紙を書く。数度の手紙で自覚症状を丁寧に説明する。指が非該当になった場合の保険として、頚椎捻挫の訴えも正確に記載していただく。結果、指と頚椎でダブル14級9号。面談叶わずともマメな手紙でこちらの誠意が医師に伝わったと思う。

ちなみに後の賠償交渉で逸失利益7年を勝ち取る。頚椎捻挫だけであれば、余程のことがない限り逸失利益は5年が限度。これも弁護士と気脈を通じた立証作業での好取組例と思う。   (平成25年1月)  

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 たまに相続業務のご依頼を受けます。年に1回位ですが。    相続人間で争いとなる場合は弁護士の仕事です。しかし、とくに争いなく、法定相続分で決着がつく場合は、相続人の特定のために戸籍など書類集めと、相続分割協議書の作成で済みますので、行政書士で足りることになります。

 たまにのご依頼ですが、時間と手間暇が膨大となるのは、兄弟への相続かつ代襲相続の件です。今現在、取組中です。また、行政書士登録をして、最初の相続のご依頼もこのケースでした。代襲相続とは、相続人(遺産を受け取る人)がすでに亡くなっており、その子が受け取ることです。多くの場合、相続人の配偶者や子が存在すれば、相続人の特定はそれで終わります。子供さえいれば、その子がすでに亡くなっていても、代襲で孫が受け取ることになります。ある意味、簡単な流れです。

 しかし、奥さん&子供さんがいない、生涯独身かつ子なしの方は、まず親が相続人になりますが、亡くなった被相続人が高齢者の場合は、すでに親御さんも逝去していることが普通です。すると、今度は兄弟姉妹が相続人となります。その兄弟達も健在ではない場合に、その子に代襲相続が発生するのです。つまり、甥や姪に財産が相続されることになります。よく会ったこともない叔父さんが亡くなって、遺産が転がり込んだケースです。      亡くなった方の甥や姪を全部調べるために、市役所に出生から死亡までの原戸籍を含む戸籍謄本の収集作業が延々と続きます。これだけでも数カ月はかかります。また、遺産を受け取る甥や姪さん達に分割協議書に実印を押してもらうまで、これも順調にいかないことが予想されます。まず連絡先を調べること(たまに遠方、海外もありました。行方不明もありそうです。)、そして、それぞれに事情の説明とご理解を得ること、実印と印鑑証明書をご用意頂くこと、その人数が多ければ、膨大な手間と時間がかかるのです。    現在は子供の数が減っていますので、昔のように兄弟が大勢いるケースは少なく、相続業務はスリムになると思います。一方、生涯独身の人が増加していますので、兄弟姉妹への相続やその子への代襲相続が予想されます。その点は面倒になるかもしれません。  

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 報道でご存知と思いますが、小学生の列に突っ込んだ2人組による、ひき逃げ事件です。実は、全国の統計上、1日平均10件はひき逃げが発生しています。死亡等、大きな事故でなければ、一々マスコミは取り上げません。今回は下校中の小学生の列だったので、取り上げたと思います。

 「まぁ、ひどい運転者ですこと」、巷では非難の声が上がります。しかし、交通事故の仕事に30年以上も携わっていますと、実にひき逃げは多く感じます。とりわけ、外国人ドライバーによる無保険、ひどいと無自賠責、おそらく不法滞在もあり・・その結果からか逃走は決して珍しいものではないのです。せめて、自賠責位は入っていることを祈ります。もしくは、被害児童の親御さんが自動車保険の人身傷害に加入があれば、そちらを頼ることになるかと思います。   <NHKニュースさまより>

埼玉 三郷 小学生ひき逃げ事件 車の同乗者か 1人から事情聞く

 埼玉県三郷市で小学生4人がけがをしたひき逃げ事件で、現場から逃走した車に同乗していたとみられる1人から警察が話を聞いて、当時の状況の確認を進めていることが捜査関係者への取材で分かりました。一方、運転していたとみられるもう1人は所在が分かっておらず警察は引き続き行方を捜査しています。  14日、三郷市でSUVタイプの乗用車が小学生10人ほどの列に突っ込み、6年生の男子児童4人をはねてけがをさせたあと逃走しました。警察がひき逃げ事件として捜査を進めたところ、逃走した乗用車が15日、現場から2キロほど離れた住宅の駐車場で見つかり、押収されました。乗用車には事件当時、2人が乗っていて、運転していたとみられる1人は今も行方が分かっていませんが、同乗していたとみられるもう1人についてはその後、見つかりすでに警察に任意で事情を聞かれたことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は、引き続き、話を聞いて当時の状況の確認を進めることにしています。また、逃走した乗用車は中国籍の男性が所有していて、この男性と連絡がとれていないことも新たに分かりました。警察は運転手とみられる1人の行方を捜査するとともに、所有者が何らかの事情を知っている可能性があるとみて、所在の確認を急いでいます。

車が見つかった駐車場近くの住民「何度か見かけた」

 車が見つかった駐車場の近くに住む90代の女性は「事件に関わった車が路肩に止まっているのを何度か見かけたことがあります。2人組の男性が乗っていたと思います。2人で何か話しながら降りてくることもありました。この近くにも小さな子どもが住んでいるので、怖いなと思います」と話していました。  

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 いやぁ、北海道から九州沖縄に至るまで、弁護士事務所と連携しているのは本当です。信じて下さい。

 多くの士業が、宣伝上の大風呂敷で「全国対応します!」とうたっていますが、本当に各都道府県に支店を置いている弁護士事務所など、ほんの数事務所です。全国対応の実際は、郵便やzoomなど通信で対応しているに過ぎません。だからこそ、冒頭の「信じて下さい」となります。

 今年に入り、北海道と福岡からの依頼が入りました。郵送でやり取り可能なわずかな手間だけお手伝いするとして、やはり、当地の連携弁護士に頼ることになります。その点、全国各地の弁護士先生に対し、電話一本で話を通すことができます。これで、当地のご依頼者さん達も安心です。全国の弁護士先生との連携も、かつての案件のやり取りはもちろん、交通事故の勉強会などを通して構築した人脈です。    全県には及びませんが、主要都市ならまずOKです。  

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 業務と無関係に、温泉はじめ旅の記録も記事にしていますが、旅に関する私見を一つお話したいと思います。    私が初めて旅に出たのは、大学に入ってすぐでした。ネットのない時代でしたので、入学後から情報は書籍から集めました。計画をはじめて3カ月、夏休みに入ってすぐに香港へ飛びました。そのせいで剣道部の入部は秋からになりましたが。当時の香港は中国へ返還前で、香港に滞在中に中国のビザを取得して陸路、深圳に入りました。現在は近代的な鉄道が敷かれ、なんら不自由のない移動ですが、その時は国境だったのです。自動小銃を持った兵士が並ぶ、国境をてくてく徒歩で移動して2か所のイミグレーションをくぐりました。そこから中国をおよそ2ヶ月で回ったのですが、同じバックパッカー達の中で19歳の私はどこへ行っても最年少でした。

(↑ このトルコから長らく外国行は中断しています)

   大学の仲間からは、一人旅では寂しくないか? 言葉は? なにゆえ中国へ? などと奇異の目で見られたものです。さて、タイトルの本題ですが、旅行には様々な形があると思います。私見ですが、基礎となるのは、やはり一人旅です。一人は自由です。行動を相談すべき相手もいなく、誰かに気を遣うこともなく、実に気ままに行動ができます。普段、生きていくうえでは、仕事や学業、友人・家族・親類や近所付き合いも、常に周囲との協調が強いられています。せめて、旅の時間は自由気ままで通したい、”自由こそ旅”とすら思うのです。

 もちろん、仲間や家族と一緒の旅行も、様々な体験を共感できることで、楽しく価値のあるものです。ただし、行動には常に団体行動、つまり、人に合わせる協調性が原則となります。お互い自分の好みで身勝手に行動はできません。よく、仲の良い友達同士で旅行へ行ったが、意見が分かれてギクシャクした、帰ってきてからなんかモヤモヤが残った、その最たるものが成田離婚ではないでしょうか。つまり、これは一人旅と団体旅行を混同した結果なのです。

 両者は同じ旅でありながら、性質が違うのです。自分の時間を自由に過ごす、言わば、自由人と化すのが一人旅です。対して、誰かと一緒の旅行は、お互いの関係性を主題に、共感や絆を重視するものです。だからこそ、どちら派かと志向を分けるものではなく、それぞれ別物と捉えるべきと思います。

 私も一人旅に固執しているわけではありません。誰かと一緒になる場合、わりとホストに徹して、相手を優先しています。相手の喜ぶ姿など、それはそれで楽しいものです。一方、自由人になりたい時は、一人で出かけるのです。また、一人旅は決して孤独ではありません。旅先での偶然の出会い、宿でもバックパッカー仲間とつるんで、ご飯に行ったり、目的地が一緒の場合、プチ同舟したりと、却って一人になりたい時すらあります。自由人は、単独行動も団体行動も、選択が自由ですから。  

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 朝から東松山、そこから所沢へ。いずれも、わたしにとっては初めての病院でした。

 1件目は、以前在籍のスタッフが7年前に同行した整形外科です。その当時の情報が残っていました。それは、大変にありがたいことで、何かと事前準備をすることができます。このアドバンテージ、他事務所には絶対負けないはずです。    秋葉事務所では、15年間に数百に及ぶ、各地域の病院情報が集積されています。その病院の診察の流れ、書類手続きや院長先生の性格まで・・これらは病院同行に大変役に立つものです。依頼者様をスムーズに等級申請まで導くには、病院情報の蓄積が欠かせません。これが事務所の売りでもあるのです。

 

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   ついに壊れた。診断名は、肩関節脱臼、肩鎖関節脱臼(GradeⅤ、棘上筋他、主要肩腱板の全断裂)。10年以上、活躍してくれた鎖骨の骨格模型ですが、やはり、その使用頻度に加え、関節をグリグリ動かすものですから、傷みやすかったと思います。

 買替ですが、このデラックスモデルは結構な値段です。在庫一掃の為か、安売りセールを待っています。  

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 長野県松本方面への病院同行、数年前までは何件かありましたが、ここ数年は遠のいています。松本と言えば、現存する天守閣を誇る松本城です。じっくり見学したことはなかったのですが、今回、温泉帰りに立ち寄りました。

   連休中なので仕方ないですが、城内に入るには1時間待ちの列です。外観だけで満足ですから、いずれかの機会に譲ることにしました。各地の名城・天守閣をいくつか観てきましたが、松本状の黒い威容にはうならされます。まさに質実剛健、城本来の守備能力だけではなく、造形美も意識したと思います。戦国末期から江戸時代は政庁として、一国のシンボルに役目を進化させた城ですが、よくぞ当時の形を保ってくれたと思います。

 帰途の特急まで、時間つぶしは城から近い銭湯で。ここは畳敷きの休憩室があって、旅行者には大助かりです。水風呂に湧き水が引かれており、水質の良さに軽く感激、もちろん飲んでも美味しかった。

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 中房温泉は、登山客向けの山小屋と旅館棟に建物が分かれています。旅館棟は、山奥にも関わらず管理が行き届いたもので、とくに不便は感じませんでした。敷地内の温泉数は、屋内、露天、打たせ湯、蒸し風呂、足湯、数えると14か所! うち、一か所は夏場限定の温泉プールで使用不可、もう一か所は今年の雪で湯屋がつぶれて使用できませんでした。できれば、残りをコンプリートしたい。二泊三日の挑戦となりました。

 すべての温泉に浸かるつもりが、結果は7か所。気にいった湯に3回浸かったこともあり、全湯制覇はできませんでした。↓ 一番のお気に入り、白滝の湯。すぐ横の岩目から湯が湧出して流れ込んでおり、鮮度が抜群なのです。無色透明ながら湯花がちらちら漂い、かすかな硫黄臭と軽いぬめりを感じる弱アルカリ性、ちょうどよい41°の浴感が優しいのです。まだ新緑が及ばぬ高地の渓流を眼下に、水音に鳥のさえずりが混じります。

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 先日の実績投稿で予告の通り、近年、自身契約の人身傷害や傷害保険への後遺障害申請を振り返ってみたいと思います。

 それぞれ、初回申請は厳しい回答が多いようです。任意保険でも後遺障害の審査・認定は、自賠責保険の基準に照らしています。そこで、担当者は、自賠責保険の調査事務所に諮問(つまり、軽く審査をしてもらう)することになります。その結果は、比較的に読めるものです。ただし、軽易なケガでは、共済や通販系の保険会社などは、よくわかっていない担当者がお手盛りで認定するのでは・・との懸念があります。とくに、自損事故での初回申請はそう感じます。逆に加害者が存在し、その自賠責保険から回収の目途が立つ場合の人身傷害は、認定・支払いが優しく感じます。    以下の例は、幸い秋葉にたどり着く事で認定を得た方々です。全国では、保険会社の審査に従ってしまう方が多いと思っています。また、等級認定となっても、逸失利益の交渉が必須です。かなり低い額で提示してきますので…一発で合意しないように、秋葉事務所ご相談下さい。  

 自損事故 14級9号⇒12級13号:肩腱板損傷 異議申立(40代男性・埼玉県)

 

 14級9号⇒12級13号:腰椎捻挫 異議申立(30代男性・東京都)

 

 自損事故 11級7号:腰椎圧迫骨折(20代男性・東京都)

 

 人身傷害 12級6号 :橈骨遠位端骨折(60代女性・神奈川県)

 

 傷害保険 併合9級:両舟状骨骨折(40代男性・東京都)

 

 人身傷害 併合14級:頚椎・腰椎捻挫(50代男性・神奈川県) 

 

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 相手のいない事故、自分で転倒、ぶつかったなど、いわゆる自爆事故の認定について。やはり、初回では「非該当」が目立ちます。おそらく、「そんなもんかな・・」と、受け入れてしまう人が多いのではないかと思います。

 本件の被害者さんは、以前に被害事故でお手伝いさせて頂いた方です。その経験から、非該当はおかしいと、秋葉への再依頼となりました。結果は、毎度のごとく、丁寧に再申請を行って等級をつけました。

 経験上、自賠責保険なら初回で認定されるべき件でした。つまり、自身加入の保険(人身傷害、自損事故、搭乗者傷害)への後遺障害認定の方が、厳しく感じるのです。とくに自損事故の場合、相手がいません。これは、相手の自賠責保険からの回収が0円を意味します。途端に、保険会社の支払いが渋くなる・・とはうがった見方でしょうか。

自分の保険への請求依頼・・増えています。  PS.

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 全国体育会系の皆様、大好物のドラマです。昨日から放送開始しました。自衛隊の航空救助隊、教官と訓練生の成長物語です。大好きなんですよ、この設定。まさに筋肉系、一緒に筋トレしたいです。

 主演の内田 聖陽さんはさすがの演技、熱いです。訓練生たちも個性豊かで、キャラも立っています。訓練場面は最新の仕様を盛り込み、リアリティもあると思います。しかし、しかし、なんでです。    出演者の筋肉量が・・(泣)    ドラマでは上半身脱いでの訓練場面がありますが、みんなひょろいです。ガリガリではないにしろ、まったく鍛えが足りません。ドラマ出演の決定は数カ月前のはずですが、とても追い込んだように思えません。役作りが足りないのか、それほど鍛えるよう要望がなかったのか・・実際の自衛隊員は失笑していると思います。

 もちろん、ドラマに過剰なリアリティを求め、粗探しする意図はありません。しかし、アメリカや韓国のドラマ・映画では、この手の出演者は普通に筋肉モリモリです。日本だけが、ひょろいのです。おそらく、日本の芸能界特有の現象で、男性タレントは、そのスタイルとして女性的な細身のラインを保つ必要があり、筋肉を抑制しているのかもしれません。鈴木 亮平さんなど、数少ないタレントにしか、事務所が筋トレを許していないのではないかと・・。    では、自分は人に言うほど鍛えているのか? 私のような中高年にとっての筋トレは、血糖値の上昇を防ぐ為、言わば生活習慣病対策、健康管理に必要なルーティンです。なんとかジムに通わずとも、週2回45分程度の自重トレーニングをしています。最近は便利なもので、youtubeにてトレーナーのガイドを見れますので、大変に助かっています。その程度の運動でも、ドラマ出演者よりはずっとマッチョです。

 ドラマの進行に伴って、訓練生の筋肉も成長していくことを期待します。  

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 「主治医が後遺症と診断したのに、なんで非該当なんですか(怒)!」

 後遺障害の審査で「非該当」の結果となった被害者さん、その憤慨です。

 その怒りの矛先は、第一に保険会社、第二に医師ではないでしょうか。医師にしてみれば、保険請求のことなど知ったこっちゃない立場です。であっても、真面目な医師こそ、患者と保険会社の板挟みに苦慮しているのです。

 そもそも、後遺症とは「治らなった状態」を指します。自賠責保険が認定する後遺障害は、「治らなかった状態の中から、自賠責保険が規定する障害の基準を満たすもの」です。つまり、独自の基準で絞られていると言えます。だからこそ、医師が後遺症と診断したからと言って、イコール後遺障害ではないのです。

 本件の医師も、後遺障害診断書の記載の際に、口酸っぱく釘を刺しているのです。      正直、再請求を覚悟してましたので、初回で取れてよかったです  

14級9号:頚椎捻挫(70代女性・茨城県)

  【事案】

自動車の助手席に搭乗中、後続車の追突を受けたため、負傷した。直後から頚部痛、左上肢の痺れ等、強烈な神経症状に悩まされる。   【問題点】

事故から1週間後に縁あってご相談を頂くことができたため、適切な治療・保険請求方針を設計することができたが、事故前から腰部の症状でかかっている整形外科への通院だったため、既往症が気になった。また、担当する理学療法士から「150日が経過すると、リハビリ回数に制限が出る。」と言われ、予約が取りにくくなる可能性を秘めていた。   【立証ポイント】

既往症については、診断名に加えず、主たる頚椎の症状に特化してリハビリをしていただくこととした。また、「150日~」という問題については、医師への伝え方を入念に練習させて、本人から伝えてもらったところ、「健康保険を使っている訳ではないので、保険会社から何か言われない限りは、現在の治療頻度で問題ない。」という言質を取った。また、早い段階で医師からMRI検査を打診されるなど、順調な経過を辿っていた。

いよいよ後遺障害診断になって、主治医から「仮に後遺障害が認定されなかったとしても、判断するのは私ではないから責任は持てないよ!」と何度も言われてしまった。責めるつもりは毛頭ないが、過去に「非該当」を責めてきた患者がいたことは想像に難くない…。

事故当日から症状固定まで、1箇所の整形外科に通院していたため、医療照会の恐れもなく、通常通り40日で14級9号が認定された。  

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 今月になって、そろそろ10年のお世話になっている保険関係者様が2名、ご病気で入院となりました。私と佐藤、それぞれお見舞いに伺うことになりました。緩解と1日も早いご退院をお祈りする次第です。    週末に健康診断を控えて、目下、体を作っています。酒を断ち、食事のバランスとカロリー制限中です。体重は落ちますが、筋肉を保つために筋トレも欠かすことができません。齢50を超えてみますと、健康でいることが一つの目標となっています。なにせ、剣道部の同期達の中で、卒業以降、入院や手術していないのは私だけです。唯一、薬もまったく飲んでいなません。これは、日ごろの健康管理や節制の効果だけではなく、生まれついての健康体に感謝すべきと思います。

 しかし、ちょっと油断すれば血糖値は上がりますし、LDLコレステロールは慢性的に高値です。毎年、健康診断の数値をみて、糖質制限や脂質制限などテーマを決めて取り組むことになります。残念ながら、それが中高年の姿、病院知らず・薬知らずは、地道な努力を重ねるしかないのです。      

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 に病院同行でした。なんの名所や自慢のない、典型的なベットタウンの越谷市でしたが、今やレイクタウンは越谷の顔です。      治水対策の人工湖と一緒に都市を作る、これがコンセプトでした。越谷在住の頃は、わりと頻繁にお買い物に訪れたものです。専門店が充実していたので、都心に出向かなくても済むので大助かりでした。土日は激混みなので、平日の昼間にのんびり回っていました。なにせ、オープン当時は東洋一の売り場面積のショッピングモールでしたので。

 さて、周辺にはマンションや一戸建がどんどん拡大、外食チェーンも続々開店しています。一大ニュータウンのおかげで、旧市街の越谷駅周辺は寂れている印象です。そんなレイクタウンですが、かつては田園地帯で、その中心に火葬場と古墳公園がありました。夜になると、人気も車通りもなく、実に寂しい荒野でした。シラサギが飛び交い、キツネやタヌキ、野ウサギも近年まで住んでいました。そして、幽霊がでることでも有名でした(小学校時代、目撃証言が多数)。そんな越谷の片隅も、今や全国区の知名度になりました。  

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 根治療なので約2ヶ月を要しました。数年ぶりの歯科通いでしたが、大きな変化として、クラウンに対する健保適用の拡大です。    歯の後遺障害、復習 👉 顔面の後遺障害 ⑧ 歯の後遺障害    元々、金ピカ・銀ピカの金属を被せる場合は健保適用です。セラミックや、インプラントなど、白く仕上げるものは自由診療で高くついたのです。今回、白いプラスチック製でも健保OKとなっていました。自費負担が5000円位と、大変に経済的です。今度、別の歯のクラウンがダメになったら、健保で白くできます。よかった。   (以下、厚生省のHPより)

 CAD/CAM冠(キャドキャムかん)・・歯の模型をコンピューターでスキャン、プラスチックとセラミックの混合材で形成する被せ物(歯)です。自由診療となるセラミック製よりは強度が落ち、将来的に変色することがデメリットです。しかし、白い歯を安価で保つことのメリットが上回ると思います。

 それでも、自由診療でバリバリ稼ぐぞ!と言った歯科医では、この健保治療をしてくれそうにありません。通っていた歯科医は大丈夫ですが、都心の歯科医にて健保治療を押し通すのは、過酷な戦いを強いられます。    戦いの記録 👉 夏休み特別企画~歯医者の恐怖    最近のニュースで、きぬた歯科へのグーグル(だったかな?)の書き込みで、患者に成りすまして悪評を書いた都内の歯科医が、開示請求によって明らかになったそうです。同業者の嫉妬、どの業界でも怖いものです。    

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 いやぁ、やろうやろうと思って10年、やっと写真他を更新しました。また、補助者の佐藤のプロフィールも追加しました。

 見てくれより中身と思いますが、やはり見栄えは大事です・・今後も、丁寧にアピールしていこうと思います。        こちら 👉 https://www.jiko110-akb.com/office/

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 長年、交通事故に携わって、とうに30年を超えています。当然に、過失割合でもめにもめた事故をたくさんみてきました。多くは、一方あるいは双方の妥協で解決します。もちろん、根拠は『判例タイムス』の割合を、そのまま採用か、わずかに修正を加えたものでした。双方の気持ちは分かりますが、争い自体の労力と時間の無駄を感じてしまいます。

 その争いの中で、甲乙が入れ替わる(つまり、加害者と被害者が逆になる)ことはめったにありません。ここでは、重大な事実誤認や、一方の嘘から事故状況が変わってしまったケースは除きます。判例タイムスの原則や解釈にそぐわず、裁判官が個別具体的に過失割合に決着をつける場合のことです。裁判官独自の判断、実は相当に珍しいことなのです。それが、昨日のセミナーで目にしました。    まだ結審していませんので、詳しいことは書けません。この事故は、判例タイムスによると、当方80:相手20の事故形態でした。しかし、その担当弁護士は、ドライブレコーダーを解析し、現場検証から緻密に事故状況を明らかにしました。当方が悪くない事情を積み重ねて主張しましたところ、まだ和解提示ではありますが、担当判事は20:80と逆転の結論をしたのです。

 これは、大変に珍しいことなのです。多くの事故は、保険会社の担当者が判例タイムスを手に、その基準を相場として片が付くものです。裁判で争うにしても、それは死亡・重度障害など、大きな賠償金が絡む重大事件に限定されます。だからこそ、判例タイムスに載るような事例とならず、少額事故での弁護士の快挙は目立つものではないようです。    本件の依頼者さんは、この逆転劇に対して、「0:100にならないの・・」と未練が残るそうで、やや、やるせない気持ちではあります。しかし、本件の弁護士を誰よりも秋葉事務所は賞賛します。将来、AIの判断になるかもしれない過失割合です。それでも、人間のやることがまだまだあるようです。      

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 本日のセミナーは、ほとんど毎年励行の沼津会場でした。沼津市は市をあげて萌えキャラを押し出しています。駅から会場、電車まで萌えキャラがみられます。      弁護士による損害賠償論の講義の後、秋葉は今年の一押し、過失相殺を担当しました。かなり修正が進んだQ&A形式です。これは、正誤を競うものではなく、交通事故の過失割合には人それぞれの見解があること、判例タイムスはあくまで過去の解決例であること、何より皆で色々な見解を”考える”ことを主眼に置いています。また、それぞれのケース毎にテーマを内在させました。将来、次号の判例タイムスで改定が予想される割合、訴訟で逆転した割合など、単なる知識の確認には収まりません。我ながら完成に近づいたと思っています。

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