弊所のように、お金を頂いて病院同行や医師面談をしている業者が、診察の際に何も言わず、隣に座っているだけ・・何か頼りない印象で、お金を払うほどの仕事か?と疑問を持たれるかもしれません。 しかし、実は、私共の言葉が少ない方が「良い医師面談」なのです。 その理由を説明します。 まず、医師は超多忙な診察スケジュールの中、患者以外の者と話すことは、診察の邪魔以外の何物でもありません。「診察とは別に医師面談の予約をとって!」と言われることもあります。それだけ、医師面談は病院にとって迷惑な作業なのです。
そこで、病院同行に際し、少し早めに患者さんと合流して、医師に伝えること、依頼すること、診断書の記載要領や症状の説明の仕方など、レクチャーしてから望みます。お手紙や資料をお渡しすることもあります。診察の際に、付き添い者がべらべら話す・・・まるで、誘導しているかのようで、医師にいらぬ疑念を抱かせると思います。患者と医師の会話を見守り、補足すべきことだけ口添えをすればよいのです。患者さんが上手にお話できている場合で、私がまったくしゃべらないことから、逆に医師から「・・何かありますか?」と聞かれます。面倒な行政書士を連れて来よって・・と思いきや、拍子抜けなのかと思います。
もちろん、小さいお子さんや高齢者、あるいは高次脳機能障害の場合を除きます。私から説明した方が、短時間にまとめて伝達できますので医師も助かるはずです。例外を除き、普通の大人であれば、医師に自ら説明するに越したことはありません。だからこそ、現場で直前に打合せする病院同行が功を奏するのです。本日の病院同行もそのような流れでした。
また、患者から保険適用など手続き面を医師に伝えようにも、要領を得ない説明となることで、かえって医師の時間を奪うことになります。その点、私共が同席した方が、医師の助けになると自負しています。 病院同行はこのように奥が深いものです。しっかり、研修や経験を積んだ者でなければ、却って逆効果もあり得ます。業者を選定する際には、よくよく吟味すべきと思っています。





ほとんどの医師は忙しくても、なんとかご記載下さいます。しかし、だらしないを通り越して、↑ 2位の医師も存在します。知人の医師は、「患者を治すことが仕事で、診断書を書くために医師になったのではない!」と言い切りました。診断書など書きたくない、これが本音なのかもしれません。医師も人間なので、すべてが誠実とは言えず、残念ながら人間性に問題がある医師も存在します。そのような医師にあたってしまった患者、被害者さん達は大変なのです。もちろん、秋葉事務所の青筋も立ちっぱなしです。
かつて、スタッフだった柔整師からも色々と業界の醜聞を聞いたものです。


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健康保険税が高いんです!
令和4年4月1日に実施された22年度の診療報酬改定によって、「大病院への紹介状なしでの受診」に関する特別料金の増額が決定し、令和4年10月1日から変更となることとなりました。そもそも、「なぜ、紹介状なしで大病院を受診してはいけないのか」ということですが、大病院では高度な医療が必要な患者が多いため、専門的な医療や対応を大病院が担い、日常的な病気やケガについては個人病院やクリニックが担うという分業体制になっているのです。まずは町の医師に診てもらい、大病院での検査や診察が必要と判断された場合に、紹介状を作成し、受診するという流れになるわけですね。また、大病院側としても、紹介状があるということは、一定の担保がある(町の医師が検査等を必要としている、背景事情等に不可解なことがない)ため、安心して診ることができるのです。
さて、この特別料金ですが、現在の金額と改定された金額を比べてみましょう。
ここで勘違いをしないでいただきたいこととしては、この改定によって病院側が儲かるといった仕組みではないということです。患者負担になった金額というのは、元々保険適用となっていた項目が適用外になっただけなので、病院に支払われる金額に変わりはありませんが、健康保険が負担する金額が圧縮されるということです。あえて紹介状をもらわずに大病院を受診する患者に対して、健康保険がそこまで手厚いサポートをする必要があるのか?ということだと思います。現在は高齢化社会が進み、健康保険の負担が国と若年層に重くのしかかっています。(現に私は1年間に1回も病院に行かないにもかかわらず、高額な健康保険料を毎月収めていますので・・・。)
私達の取る方法として多くを占めるのは、やはり「秀吉」型の工夫です。診断書記載までの段取りや事情を整理して臨みます。因果関係の資料を提示、医師が安心して判断頂けるよう準備をします。
スポーツ中に受傷する外傷(脱臼、捻挫、骨折、靭帯損傷など)はもちろん、肘や肩など関節の繰り返し動作で生じる障害(野球肩・肘、テニス肘など)、これらを専門に診るドクターです。更に肩や膝などパーツに特化した専門医もおり、最近はこれらパーツごとの専門外来も増えたと思います。いずれも、交通事故外傷に通じるもので、大変頼りになります。

「知らんわい」
ヒステリックを起こす直前の形相で対応されましたが、何とか医師面談を取り付ける事に成功。




