【事案】
自動車で信号のある交差点を直進中、右方から走行してきた信号無視の自動車に衝突された。直後から頚腰部痛等、強烈な神経症状に悩まされる。
【問題点】
ぎっくり腰の既往歴があり、本件事故の約1年前にも追突事故に遭っていたため、今回の症状が0からのものではなかった。また、今回の事故により、精神的にまいってしまい、業務に支障が出ていた。
【立証ポイント】
保険請求を見据えて、精神科への受診については、事故とは関係ない自費扱いで通院するよう説明した。また、事故から3ヶ月間は、ほぼ毎日通院していたが、後半の3ヶ月は徐々に減らしていくよう指導し、なんとか半年間の一括対応を確保することができた。
後遺障害診断時の医師面談では、患者と同席はできず、それぞれ別に主治医と面談し、診断書や必要資料についてお伝えした。受傷機転が微妙なため、どちらに転ぶか分からない申請だったが、1ヶ月も経たずに14級9号が認定された。
(令和7年11月)





