【事案】

自動車にて信号待ち停止中、後続車に追突される。直後から頚部痛等、強烈な神経症状に悩まされる。
 
【問題点】

仕事が多忙であるが故に、通院日数が少々心配ではあった。また、賠償社と弁特社が同じ会社であったため、早期の弁護士介入等ができなかった。
 
【立証ポイント】

遠隔でのやりとりで、半年間の治療費確保とMRI検査の実施までこぎつけた。MRI検査の結果を伺う診察時に、院長から「申請しても、通るかどうか、認定は厳しいかもね。」と言われてしまった。

その後、病院同行を重ね、自覚症状を丁寧に説明、勝負できそうな後遺障害診断書にしていただけた。通院日数が60日に満たなかったため、ご本人に異議申立の覚悟を促すも、「症状も事故当初に比べれば良くなったし、仕事に集中したいので、どのような結果であっても受け入れます。1発勝負でお願いします。」との決意。

GWを挟んで約40日で吉報が届いた。いい意味で予想を覆されたが、無欲の勝利とはまさにこの案件のことであろう。
 
(令和5年6月)