たくさんのアクセスありがとうございます。連休中も頑張って良かった。もっとも熱心にこのシリーズをフォローしているのは同業者さんか弁護士さんと思いますが・・。 では、「差額説」に決着しても、なお残る問題について進めましょう。おなじみの実例を使います。(登場人物、組織名はもちろん架空です)
人身傷害特約は自分の過失分も出る保険なのに何故? 
 矢口さんは自動車で走行中、交差点で出合頭の衝突事故でケガをしました。腕を骨折し、半年後、後遺障害12級の認定を受けました。そして弁護士の後藤先生に交渉を依頼しました。

業界でも屈指の弁護士、後藤先生は払い渋るTUG損保に業を煮やし、裁判を起しました。
結果は後藤弁護士の全面勝利、過失割合は判例通り矢口さん20:相手80でとなり、TUG損保から800万円の賠償金を勝ち取りました。

			
【立証のポイント】
←  頸部は青の部分
【問題点】

その後、すべての神経心理学検査の検査所見、画像所見をまとめた画像鑑定結果報告書、日常生活状況報告書、神経系統の障害に関する医学的意見、後遺障害診断書を医証として申請。7級4号が認定される。
その所見を得たうえで、主治医と医師面談を行う。



