最近、各都市中核病院の整形外科へのアンケートや調査が行われていて

その内容を見ていたのですが、

やはり整形外科にも、コロナの患者が少数ですが来るみたいです。

 

その中の一例として、コロナの陽性反応がありながら、大腿骨頸部骨折をしている。

最悪な状態です。

 

大腿骨頸部骨折は、老人に多い骨折。

特に老人女性に多いです。若者が頸部骨折をすることは滅多にありません。

なので勝手な想像で、せき込みでもしてふらついて転んで転倒した際にやっちゃったのかな・・・

なんて勝手に考えてはいたのですが、

 

大腿骨頸部骨折は、関節包と言う、関節を包む袋の内部の部分の骨折です。

なので、出血しても関節包の中に血液が溜まり、あまり腫れない骨折で、昔は見落としやすかった骨折でした。

今でもヤブにかかれば・・・・

 

とにかく、本人も「転んでから股関節が痛い。けど、歩けるし、腫れてないし、骨折ではないだろう」

と思っているうちに、腐ってしまうこともあるんです。

 

とにかく治療は殆どが手術となります。

コロナを治療しながら、オペとなると相当大変だと思います。

 

抗生物質を飲み、免疫も落ちちゃいますし、もちろん体力が低下して免疫も落ちます。

しばらく寝た状態が続くので誤嚥性肺炎の心配もあります。ただでさえ、肺にダメージが起きやすいウイルスなのに・・・

 

その後どうなったか分かりませんが、(調査中なので分かれば追記しておきます)

これを調べた時点では、コロナの治療に専念し、まだ手術が行われていないようなことが書いてありました。

 

 

武運を祈ります。