金澤です。

 

今日は、たまたま昨日、ご飯を食べに近所の洋食屋さんに寄った時の話。

小学生くらいのお子さんを連れた家族がご飯を食べていました。

ハンバーグを食べていた子供は、貧乏ゆすりをしていたようで、お母さんに足をペシッと叩かれていました。

 

それを見ていて、自分も昔怒られたな~なんて懐かしく思っておりました。

ですが、お店など(外で)貧乏ゆすりをすることは良くないかもしれませんが、

家でゆする分には身体に良いのですよねこれが。

 

貧乏ゆすり。海外では”ジグリング”と言うんですが、

このジグリングは医療分野でも今はだいぶ浸透しました。

持続的他動運動としてCPM(Continuous Passive Motion)という概念があり、それを基に海外で作られたのがジグリング運動です。

 

そう、下にCPMの説明を引用しますが、これを見てもらうと分かる通り、膝や股関節で行う場合はほぼ貧乏ゆすりと同じなんです。

 

 

持続的関節他動訓練器(じぞくてきかんせつたどうくんれんき)とは、関節における、リハビリに利用される器械である。CPM(Continuous Passive Motion)とも言う。
主に、人工膝関節置換術や人工股関節置換術、膝靭帯再建術、膝関節授動術、大腿骨骨折術といった手術後における、膝のリハビリに用いられる。CPMで曲げる角度や速度、時間を設定し、荷重をかけずに関節の屈伸運動を行うことができる。始めは、可動域は小さくし、速度はゆっくり行い、回復の状況に合わせて、可動域と速度を変えていく。手術後1~3日間程度、持続的関節他動訓練器を使用した関節の訓練を行い、段階的に、筋肉、歩行のリハビリへと移っていく。

【持続的関節他動訓練器の種類】
■膝用CPM
■肩用CPM
■肘用CPM
■手指・手首用CPM

https://www.kango-roo.com/word/10104

執筆: 永澤成人

東京慈恵会医科大学医学部 看護学科老年看護学助教 救命救急センター

 

私は何度もお話しをしていますが、以前は柔整師として整骨院で働いていました。

膝、股関節痛で来院する患者が多くいました。人工骨頭置換術を行った後の患者もいました。

 

膝や股関節が痛くなるのは、置換術を受けた患者もそうでない患者も圧倒的に運動不足です。

 

置換術を受けた患者は特に軟部組織が癒着しやすいです。

関節を動かさないようにしているとすぐに軟部組織が癒着して、痛みが増します。

痛みが出てくると動きたくなくなるので、関節を動かさないようにすると更に軟部組織が癒着します。

 

 

その癒着をはがし、防止するには、CPMを自分でするのが良いです。つまり貧乏ゆすりをするべきと言う事です。

 

次回:軟骨を再生させる貧乏ゆすりのやり方と効果