【事案】
バイクで交差点を直進中、対抗自動車が右折急転回してきた為、衝突してバイクから投げ出された。診断名は、クモ膜下出血、硬膜下血腫、脊髄損傷、顔面骨折、肋骨骨折、血気胸、大腿骨転子部骨折、脛骨・腓骨骨折、さらに右上腕神経引き抜き損傷となった。
【問題点】
とくに問題なく5cmの計測値を診断書に記載頂いた。後は写真を添付するのみ。
【立証ポイント】
自賠責保険の認定上は問題なかった。しかし、後の訴訟上では、(後遺症で)退職後となったことから、顔面のキズは逸失利益の計算に寄与しない。まして、薄く目立たない線状痕では説得力が薄れる。裁判上では慰謝料の算定に影響するのみ、この辺が自賠責の評価と違うところか。
※ 併合により分離しています
(令和1年12月)