本日は高円寺へ病院同行、久々に都内の商店街を紹介します。    病院までのルートで商店街を抜けていく・・これはかつて大森駅、巣鴨駅、三ノ輪駅など、味のある下町に多かったように思います。

 高円寺は北口の純情通り商店街、南口のパル商店街の2エリアになります。場所がらマニアックな専門店や、おしゃれな古着屋さんが目を引きました。飲み屋さんも豊富のようです。     続きを読む »

 本日は健康診断です。    昨年は悲惨な数値で・・その後、投薬を余儀なくされました。    血糖値、コレステロール、中性脂肪、γ-GTP・・・生まれてこの方、まったく気にしていなかった数値が保てなくなりました。40代はめちゃくちゃな生活と激務でしたので、体への労わりは皆無、健康など気にするまでもなく保てると勘違い・・それが数値に表れたのでした。血圧を除きひどい数値で、とくに糖尿病レベルの血糖値を下げることが急務となりました。昨年後半は血糖値はじめ、すべての数値を下げる、つまり、生活改善に費やしたのでした。

 おかげで、年末にはLDLコレステロールを除き、すべて標準値に戻しました。ただし、急激な数値の低下は尿酸値の上昇を招き、3月に尿管結石の弊害となりました。ビタミン補給の為、葉物野菜の過剰摂取からシュウ酸を取り過ぎたことが要因と思います。何事もバランスが大事なのです。

 残ったコレステロール値は食事だけでの改善は難しく、体質やストレスも関与しているので時間がかかるそうです。現状、薬を必要とするほどの数値ではありませんが、これを標準値に戻すことが今年の目標です。    さて、健康診断の日を迎えました。昨年のリベンジを果たしたいところです。この1か月は飲酒を控え、食事のバランスと運動をこころがけ、体重を落としました。検査日=Xデーに向けて体を作ってきた印象です。まさに、中高年にとって決戦の日なのです。    決戦の地に選んだのは、歌舞伎座!

     歌舞伎座タワーの16Fに病院があるのです。遠足前の小学生のように朝から落ち着きません。少し早めに事務所を出て、30分前に到着、呼吸を整えます。見晴らしの良い高層ビルから薄曇の都心を見渡す間もなく、非常に段取り良く検査が進みました。バリウムの胃カメラもありながら、空いてたこともあり、所要わずか1時間でした。

 この病院、受付の事務員さんから看護師、問診医まで、すべて若い女性! 男性がいません。これでは女子に人気どころか、おっさんも集中しそうです。何より、皆やさしい。採血の際も「はい、少しちくっとしますよ~」、問診でも「異常ないですよー、お疲れ様でした💗」などと、ほとんどお客様扱い。整形外科以外の病院に行くと、必ずその感動に襲われます。今回も心地よく戦いを終えました。

 検査結果は4週間後に届きます。恐らく、まずまずの結果だと思います。逆に心配な点が一つ位あった方が、来年のモチベーションになるのかもしれません。    歌舞伎座の前は、以前のように外国人観光客の姿はありませんでした。築地の事務所の時、よく前を自転車で通り抜けたものです。世界中のカメラに私の姿は写っていたことでしょう。記念写真を一枚撮り、今日は事務所に戻らず半休としました。検査後のドラフトビールは実に美味かった。

 

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圧迫骨折に対する術式?    交通事故外傷ではあまり馴染みがありませんが、骨粗しょう症の方や高齢者が転倒などの原因によって脊椎を圧迫骨折することがよくあります。骨粗しょう症患者は一千万人前後いると言われており、特に70歳以上の女性に多い病気です。交通事故外傷の圧迫骨折では保存療法が一般的であり、高い確率で11級7号か12級13号が認定されるでしょうが、今回は高齢者や骨粗しょう症患者が圧迫骨折をした場合に、どのような処置が施されるのか記載してみます。  高齢者や骨粗しょう症患者は、圧迫骨折によって寝たきりの状態につながる危険性があるため、保存療法ではなく経皮的椎体形成術と呼ばれる手術を行うことが多いようです。経皮的椎体形成術はPVP若しくはVPとBKPに分類されます。どちらも同じような手術ではありますが、違いが少しあります。   ○ PVPとは、Percutaneous(経皮的) Vertebro(これはエスペランサ語らしく、英語ではVertebralとなり脊椎のという意味)Plasty(形成する)の略で、圧迫された椎体内に医療用のセメントを注入することによって、瞬時に補強固定し、かつ痛みをとるため、その後の椎体圧迫の進行を抑える治療です。   ○ BKPとは、Balloon(風船) Kypho(後弯) Plasty(形成する)の略で、先程説明したPVPとほとんど同じですが、セメントを注入する前に造影剤入りのバルーンカテーテルを差し込み、膨らませ、椎体を元の形に戻します。(このとき、15分ほど放置するようです。)元の形に戻った椎体内には空洞ができますので、その空洞にセメントを注入し、補強固定します。    どちらも健康保険適用ですが、病院によっては自由診療となる場合がありますので、注意が必要です。尚、PVPは局所麻酔ですが、BKPは全身麻酔でレントゲン透視をしながら行いますので、PVPよりも時間がかかります。しかしながら、バルーンを使った方が入血栓のリスクが軽減され、より安全性も高いようです。BKPはより訓練を積んだ医師しか行うことができないため、限られた病院でしか実施できないみたいです。    先日、同居している祖母が転倒し、圧迫骨折の診断で即入院、GW中に上記手術を行うことになりましたため、この記事を書かせていただきました。この処置が交通事故被害者にも実施することになれば、11級7号の認定が激減することになるでしょうね。   続きを読む »

キックボードシリーズ第3弾!   👉 電動キックボード流行の兆し    👉 電動キックボードの取り締まり強化    先日の衆院本会議にて電動キックボードをめぐる新しい規制を盛り込んだ改正道路交通法が可決・成立しました。改正法では、「特定小型原動機付自転車」という区分が新設されています。ざっくりといえば、原付バイクと自転車の間のものといったところでしょうか。以前、2回にわたり電動キックボードについて触れましたが、どのように変わったのか早速みてみましょう。   ① 運転免許証の携帯が必要でしたが、それが16歳以上であれば不要となりました。そもそも運転免許証は16歳からしか取得できないため、年齢制限としては変わらないが、免許が要らなくなったため、より気軽に乗れるようになりました。

② ヘルメット着用の義務(特例措置区画においては、元々ヘルメット着用は不要)がありましたが、努力義務に変更となりました。

③ 車道の左端を走行しなければいけませんでしたが、自転車通行可の歩道であれば走行が可能となりました。

④ 最高速度が15km/hでしたが、20km/hになりました。    基本的には、電動キックボードを自身で所有するというスタイルは流行らないと思いますので、自賠責加入等の話はさておき、最近では、1日1回は電動キックボードに乗っている人を見かけるようになりました。(弊所付近でもサラリーマンが乗っていました!)    電動キックボードは若年層が大半を占めると思いますので、悲惨な事故も頻発するでしょう。(恐らくほとんどの方がヘルメットを着用せずに乗車すると思いますので…。)私は電動キックボードに乗らないから大丈夫だと思っても、そこら中に電動キックボードが走っているということは、自動車やバイクを運転する方は、以前にも増してより一層注意して運転しなければいけないということです。保険料の値上げ等にも関わってきますし、今後の普及について目が離せなくなりそうです。    因みに私としては電動キックボード<セグウェイですが、全く流行らなかったですね。     続きを読む »

 スキー・スノーボードなどスポーツ中の事故の受任も多いものです。本件は毎度のTFCC損傷の立証がミッションです。交通事故と違い、相手に自賠責保険がなくとも、何等かの保険があれば、回収の目途が立ちます。

 最大の障壁は、主治医が骨折の整復までが仕事と、TFCC損傷は自分の守備範囲外の立場からMRI検査を拒否・・勝手に診断名を訴える患者にヘソを曲げたのか、患者との関係も上手くいかなかったことです(これは、よくあることです)。それでも、弊所は普段から医師の無理解には慣れています。平素から、やっかいな交通事故で鍛えられていますので。

どんな事故でも秋葉に相談を!  

個人賠償 12級6号:TFCC損傷(50代女性・埼玉県)

【事案】

スノーボード中、後方より衝突を受けて転倒、手首を骨折。診断名は左橈骨遠位端骨折、処置はプレート固定術とした。

加害者は外国人であったが、スキー・スノーボード保険(個人賠償責任保険が付保)の加入あり、保険会社への請求の目途が立った。

その後、骨癒合は進み、可動域制限などの障害を残さず治癒と思われたが、手首の小指側にグラグラ感が残った。

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【事案】

スノーボード中、後方より衝突を受けて転倒、手首を骨折。診断名は左橈骨遠位端骨折、処置はプレート固定術とした。

加害者は外国人であったが、スキー・スノーボード保険(個人賠償責任保険が付保)の加入あり、保険会社への請求の目途が立った。

その後、骨癒合は進み、可動域制限などの障害を残さず治癒と思われたが、手首の小指側にグラグラ感が残った。

【問題点】

最大の問題は、毎度のことだがTFCC損傷が見逃されそうになったことである。リハビリ中に理学療法士が一早くTFCC損傷を疑った。自身がスポーツで痛めた経験があったからだそう。ところが、肝心の主治医は「骨をくっつけることが仕事」とばかりに、TFCCには無関心であった。最初に相談を受けた弊所でも手首を触って剥離型(はくり)の同症状と確信、MRI検査を要請するも、主治医の許可が得られず、かえって機嫌をそこねてしまったよう。検査の紹介状すら記載頂けなかった。   TFCC損傷とは? 👉 交通事故でTFCC損傷をした場合の後遺症・等級の獲得まで   【立証ポイント】

専門医でないと話にならない。抜釘後の最終診断で秋葉が病院同行し、医師に紹介状を依頼した。「はい、これで終り」とぶっきらぼうな対応ながら、手関節専門医への紹介状だけは頂けた。続いて専門医を受診、ようやく診断名が確定することになった。処置は手術か保存かの選択となったが、コロナ下もあって当面は後者の選択とした。

手関節のグラグラ感を関節の「動揺性」として、機能障害の立証に舵を切る。専門医の診断書・画像、装具を着用した写真、異常可動する尺骨部を動画撮影、これらを弁護士を通じて相手保険会社に提出、加害者側損保の自社認定ながら、手関節の機能障害12級が認められた。

加害者が帰国してしまった面倒があったものの、交渉で十分な賠償金を確保したと弁護士から報告が届く。本件は主治医の無理解で苦戦を強いられたが、弊社による専門医への誘致が弁護士の戦いを容易にしたと言える。

(令和4年4月)  

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 交通事故治療を複雑にすることは、加害者となる第3者が治療費を負担することにつきます。つまり、賠償問題が絡むので、医師は診断書の記載に一定の注意、緊張感を持つことになります。例えば、患者が訴える症状は事故外傷によるものか? 直接因果関係が無ければ、相手方に補償する義務はありません。すると、医師は事故とケガに関係があるかないか、その判断を迫られる立場なのです。

 一つの例として、事故にあった後、肩関節の痛みや可動域制限を訴える患者です。肩腱板損傷となれば、その損傷は事故のダメージによるものか、経年性の劣化(年齢変性)による症状なのかが問われます。年齢が40~50代ともなれば、多くの中高年は普通に五十肩で痛めています。この場合、原因は経年性、いわば病気に近いもので、事故外傷から離れます。それをうかつに「事故のせい」と診断すれば、治療費を負担する加害者側、多くは保険会社に恨まれます。少なくとも賠償問題は治療費等をめぐって激化、長期化することでしょう。したがって、診断書の記載は慎重にならざるを得ないのです。    しかし、事故と因果関係があるのであれば、「ある」と主張するのが被害者側に立つ私達の立場です。まったく関係のない訴えに沿うことはできませんが、医師の見解を求めることが出発点です。なかなか診断書を書いてくれない医師に対して日々、悪戦苦闘となるのです。     書かぬなら、    書かせてみようホトトギス(秀吉)    書くまで待とうホトトギス(家康)    殺してしまえホトトギス (信長)

      私達の取る方法として多くを占めるのは、やはり「秀吉」型の工夫です。診断書記載までの段取りや事情を整理して臨みます。因果関係の資料を提示、医師が安心して判断頂けるよう準備をします。

 場合によっては、時間をかけた「家康」作戦もあります。これは、一回断られようと事情の変化に伴って、再び記載依頼をするものです。中には3か月後に再チャレンジすると、一度記載を断ったことをすっかり忘れて了解した医師がおりました。まるで記載の判断はその日の気分ですね。そして、殺すことはありませんが、「信長」型の強硬手段をとることもあります。数年に1回程度のレアケースですが、この例はここで話すことはできません。    明日の作戦はオーソドックスな「秀吉」型です。初見の先生ですが、これまでの資料を踏まえ、理路整然と事情と経緯を説明すれば、きっとご理解下さると思います。変な先生は10人に1人位、たいてい話せばわかるのです。    

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 本日は久々に関西圏、伊丹に病院同行でした。    伊丹は有名な有岡城を貫くように福知山線が縦断しています。城の範囲は南北1.7km、東西0.8kmで南北に細長く、総構え(町を堀や土塀、城郭で囲む形)最古の部類になります。本丸は城の東側、ちょうどJR伊丹駅に位置します。

 戦国時代(天正期)に荒木 村重が居城としました。村重は織田 信長に高い評価を受け恭順もすぐに離反、織田方に囲まれ1年以上の籠城後に有岡城は落ちました。その後、村重は逃亡・流浪の末、生き延びて茶人として復活しました。豊臣政権の茶人・武将とも親交しましたが、やはりもめて秀吉の勘気も被り出家、その3年後に波乱万丈の生涯を閉じました。有能ながら、反骨心と呼ぶべきか周囲と仲良くするのが苦手のようでした。

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 スポーツ外来とは、運動中に起こった捻挫や肉離れなど、主に筋肉系のトラブルを対象とした整形外科の専門外来の通称です。患部の診断・治療のみならず、スポーツ復帰までのリハビリテーションや再発防止にも取り組んでいます。中にはプロスポーツチームに帯同するチームドクターも担います。

 スポーツでの3大故障部位は肩・肘・膝です。   肩:腱板損傷、反復性肩関節脱臼・亜脱臼、投球障害肩、SLAP損傷

肘:野球肘、テニス肘、離断性骨軟骨炎、関節ねずみ

膝:靭帯損傷、半月板損傷

   スポーツ中に受傷する外傷(脱臼、捻挫、骨折、靭帯損傷など)はもちろん、肘や肩など関節の繰り返し動作で生じる障害(野球肩・肘、テニス肘など)、これらを専門に診るドクターです。更に肩や膝などパーツに特化した専門医もおり、最近はこれらパーツごとの専門外来も増えたと思います。いずれも、交通事故外傷に通じるもので、大変頼りになります。  

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 4月は事務所の2名が誕生日月になります。

 最近、自分の年齢が咄嗟にでなくなりつつある秋葉ですが、なんと波平に並びました!

 アニメやドラマ、小説の人物は歳をとらないので、いつかは追いつき追い越してしまいます。ちなみにバカボンのパパは41歳でとっくに越しています。今回、その時のショックを上回るものがあります。

 ちなみに今年54歳の芸能人を調べてみました。

・Charaさん(歌手)   ・荻野目 洋子さん(歌手) ・鈴木 京香さん(女優)  ・飯島 直子さん(タレント) ・杉本 彩さん(タレント)  ・武田 久美子さん(タレント) ・井森 美幸さん(アイドル)  ・菊地 桃子さん(アイドル) ・江口 ともみさん(アナウンサー)  ・高嶋 ちさ子(バイオリニスト)   ・大沢 たかおさん(俳優)  ・佐々木 蔵之介さん(俳優)   ・森保 一さん(サッカー監督)  ・北澤 豪さん(サッカー) ・舞の海さん(相撲)  ・薬師寺 保栄さん(ボクシング) ・野茂 英雄さん(野球)  ・桑田 真澄さん(野球) ・セリーヌ・ディオンさん(歌手)  ・カイリー・ミノーグさん(歌手) ・ヒュー・ジャックマンさん(俳優)  ・ウィル・スミスさん(俳優)     以上、ある意味バケモノの皆さん

   さて、波平さんはその風貌からお爺ちゃんキャラにみられがちですが、まだ現役の会社員です。マスオさんと会社帰りに一杯のシーンはお馴染みですね。サザエさんは1969年(昭和44年)に放送が始まりました。昭和初期は55歳定年が長く続き、60歳定年に引き上げ(しかも努力義務)となったは80年代(昭和55年)に入ってからです。スライドして年金支給も60歳からがデフォに。驚くべきは、昭和44年当時の男子平均寿命はなんと69歳だったのです! 引退後の短い事・・。

 驚異的な寿命の延び・・平成以降、引退~老後の期間が急激に長くなったことがわかります。これでは年金財政も厳しく、支給を65歳に、また「割り増しするから70歳以降からで」となりますわな。

 

<サザエさん公式ホームページより>   磯野 波平

年齢は54歳。威厳と貫禄たっぷりのお父さん。曲がったことが大嫌いで気難しいところもありますが、情に厚くお人良しの面もあります。 趣味はたくさんあり、囲碁・盆栽・釣り・俳句・骨董品の収集などなど。しかしすべてが得意とは言い難く、下手の横好きも多いです。 本人は認めていませんが、極度の方向音痴です。

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 涙滴骨折(るいてきこっせつ)      椎体骨折では比較的珍しい折れ方。医師によっては単に「破裂骨折」、単純に一つのかけらに分離する場合は「隅角骨折」と診断名を打つ場合もあります。秋葉事務所での等級認定にはなく、相談例として2件のみです。    (1)病態

 頚椎が、外力で屈曲が強制され、同時に、上方向からの圧迫力が加わったときに、中・下部頚椎に発生する骨折のことで、上位椎体が下位椎体を圧迫したときに、椎体前方部分を破壊し、これが涙の滴のように前方へ分離することから、涙滴骨折=ティアドロップ骨折と呼ばれています。

 交通事故では、正面や側面衝突などの高エネルギー衝突で発生しています。出合い頭衝突の勢いで、電柱や立木、高速道路壁に激突など、かなりひどい事故状況です。交通事故以外では、浅いプールや海などへの飛び込みにより頭部を水底に打ち付けることや、高所からの転落事故で発生しています。   (2)症状

 骨折部の激痛と腫れ、C2~3など頚椎が高い部位では可動域制限。 付随して頚部神経症の発症もあります。   (3)治療

 安定型であれば、仰臥位で砂嚢による固定、頚椎に配列異常があれば、持続的牽引の保存療法が行われます。椎体後柱部の骨折では、後方へ転位し、棘間靱帯や後縦靭帯の損傷による頸椎の後弯、前方辷り、椎間関節や棘突起の間隔の開大などにより高度の脊髄損傷を合併すること予想されます。この場合は、緊急手術で強固な内固定が行われています。   (4)後遺障害のポイント

 安定、不安定によって、対応は変わります。安定型骨折であれば、受傷から6、7カ月で症状固定とし、脊椎の変形で11級7号を目指します。不安定型骨折はめったにありません。神経症状がひどい場合、脊髄症状を丹念に拾い上げて、神経系統の機能の障害を立証します。  

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 金融ビックバン以降この20年、保険会社の統廃合(業界ではこの言い方を使いませんが)に並行して、各保険会社は1人親方の代理店をまとめることに腐心してきました。地域の大型代理店に吸収・合併していく流れが第一です。次いで、保険会社の直轄代理店に組み入れも推進しています。それらの管理下に置く事によって、契約落ち(他社へ切り替え)を防ぐことができます。後継者がいない場合は尚更です。代理店主が引退しても契約だけは残したい。  おかげで、代理店の数は半分どころか1/3まで減らすことに成功した会社があります。販売網のスリム化に成功したと言えます。一方、保険会社も統合で数が減ったのですから、余った各地域の支社を減らすことができます。同時に、支社での事務作業の多くを占める契約の計上作業、これを大型化した代理店へ移譲し、これまた余った社員を代理店に出向させる流れも作りました。これで、親会社である保険会社は事務と経費を大幅に削減、経営効率は上々なのです。

 一方、大型化によって、保有保険料の増加と手数料率の維持となった代理店ですが、代わりに人件費・店舗などの経費がどっと圧し掛かってきました。(吸収された)売り上げの悪い代理店を抱えることになります。また、保険会社からの出向社員の人件費がかさみます。それも、なぜか30代後半~の独身女性社員が多い。保険会社の支社は20代新人の女性社員ばかりと対照的です(なんでだろう?)。また、孫請け扱いの代理店を正社員化せよとの要請が強まりつつあります。吸収された代理店は自営業者なので、その社会保険料の負担はなかったはずが、正社員化すると人件費がおよそ2割増しに!。そして、究極的には、将来の保険料率の引き下げ(代理店収入はその分減ります)が予想、いえ、準備されています。大型化したからと言って代理店の苦難は続くのです。

 これで親会社である保険会社は収支バランスを整え、経営上健全化を保ち、無事に生き残ります。10年後、平成~令和における業界の歴史となって振り返ることになります。結局、負担は下へ下へ・・・代理店はじめ下請け会社は、親会社が生き残るための犠牲となってしまうのです。    高度経済成長、右肩上がりの経済、人口増大・・この時代は、「いかに代理店を増やすか」が最大目標、代理店増加=契約増加だったのです。保険会社社員は頭を下げて整備工場、不動産屋さん、一定規模の企業に看板を掛けてもらったのです(つまり、代理店委託契約をお願いする営業)。時代が変わって、今や「代理店を減らせ!」なのです。代理店は新規契約はまだしも、更改契約や顧客管理などの業務は、管理システムを監視する役割に変貌したと言えます。もうすぐ一億総端末社会です。つまり、全世代スマホを持ち、ほとんどの手続きは自身のスマホで完了してしまう世の中です。将来的に、それもそう遠くない先、代理店・営業社員は現在の1/4で十分との試算がたっているのです。

 すると、あぶれた人達は単なる犠牲で終わるのでしょうか。古今東西、古い産業が衰退すると同時に新しい仕事も創生されていくものです。これからは、損保の知識を生かした、新たな挑戦分野を見つけ、見出すことが大事ではないでしょうか。常に世の中は動いているのです。安泰は10年続けば御の字です。新しい挑戦に臆していてはいけません。損保ジャパンも介護事業に乗り出しましたよね。    とまぁ、経済本のように教科書じみたことを並べましたが、人間、そんなに器用ではありません。旧知の損保マン達をみると、悪戦苦闘の毎日です。先行きも決して明るいものではありません。それは、代理店の若手に表れています。一番のルーキーさんはたいてい30代40代が普通です。20代は絶滅危惧種、それだけ、業界自体が歳をとっているのです。それでも代理店の皆さまへは頑張ってもらいたいと思います。お客さま一人一人は保険会社ではなく、代理店さんの顔をみているのです。私達も微力ながら援護します。業界の行く末を見つつ、お客様を守っていきたいと思っています。  

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 もうご存じと思いますが、元皇族の旦那さんが試験に落ちたって報道・・余計なお世話を通り越して、武士の情けはないのか、と怒りすら覚えます。    この一ブログで取り上げている事自体、私も同罪ではあります。それでも、芸能人でもない一市民の私的なことをあげつらうマスコミや、注目している市民も、嫌~な感じしかありません。今までは、皇族は私人ではないから報道の対象なのか?という議論でしたが、現状、一般人との結婚で皇族を離脱した事実を尊重すべきでしょう。    実は秋葉も、たかが行政書士程度の試験を落ちた経験があります。そりゃ凹みますよ。だから、気持ちはわかります。そっとしてあげてと切に思います。また、渦中のKさんは怒りや理不尽をパワーに変換、逆境を跳ね除けて再チャレンジ、頑張って欲しいと思います。  

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 私が担当した被害者さんの中で、頚椎捻挫に伴う難聴や耳鳴りが発症したケースがいくつかありました。器質的損傷が認められる場合には、聴力検査や耳鳴りの検査で十分に後遺障害等級が認定されますが、そうではない場合には、認定を受けることは容易ではありません。基本的に調査事務所では、単純聴力検査の数値だけでは判断しません。その中でもごまかしがきかないABR検査について触れてみたいと思います。

 ABR検査とは聴性脳幹検査といい、Auditory Brainstem Responseの略です。脳波で聴力を見る検査で、ある一定の音を被験者に聞かせて、聴覚進路の脳幹から出てくる脳波を解析し、その脳幹反応が出るかどうかで聞こえているかを調べる検査です。この検査は年齢に関係なく、生後間もない赤ちゃんから高齢者まで実施できるそうです。聴力を調べるだけではなく、手術時に生じる脳幹の機能異常を調べることや、脳死の判定なんかにも使われているみたいです。

 ABR検査は、音を聞かせたときに神経路からの反応波形を記録します。通常、人間が音を聞くと、その後約1.5ミリ秒で音が蝸牛神経に到達し、その後約1ミリ秒間隔でいくつかのピークを持つ反応が蝸牛神経→脳幹→橋→下丘にかけて発生します。この反応はとても弱いので、1回の記録でははっきりしませんが、約1,000回重ね合わせると、波のピークが見えてきます、純音聴力検査と違い、被験者自らスイッチを押さなくてもいいので、客観的な聴力検査が可能です。(福島病院 臨床検査科より抜粋)

 さて、ABR検査の方法ですが、被験者は左右の耳たぶと頭部(頭頂部と前額部)の計4ヵ所に脳波形の電極を付けます。ヘッドホンから音が聞こえると、脳が反応して脳波に変化が生じるため、その波形を医師が読み取ります。

 純音聴力検査では、40dBでやっと聞き取ることができるといった結果があったとしても、ABR検査で閾値が20dBだとします。このような場合、ご自身の感覚では20dBの音が聞こえないが、耳の機能としては20dBでも聞き取れているということを意味します。音がどのように聞こえているかについては、本人にしか分かりませんが、そのことを客観的に示すためには最適な検査です。本当に症状のある方については、立証方法として役立ちますが、心理的な症状や詐病者には、逆証明となってしまいます。自賠責からABR検査の実施を求められたことはありませんが、上位等級を狙う場合には必要な検査です。町中の耳鼻科では、検査できないことが多いので、専門医のいる病院で検査をすることが一般的だと思います。    聴力の障害を立証することは非常に難しく、厳しい戦いです。まずは、基本的は知識のある弁護士、行政書士に相談されることをお勧めします。  

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 遅くなりましたが、ファイザーにて3回目接種しました。1、2回目に副反応が無かったので舐めていましたが、翌日38°超えの発熱、普通に風邪ひいた状態でした。頭痛い・・で大宮まで被害者打ち合わせに行きました。高校生の時、39°の熱がでながら、都大会の予選試合(剣道)を戦ったことを思い出しました。とにかく、3日間は調子が悪うございました。    オミクロンの感染もピークアウトしておよそ一月ですが、やや下げ止まり、お花見シーズンのリバウンドの状態です。なんとか医療へのひっ迫度は下がってきていますが、一体いつまでコロナに怯えて暮らさなければならないのでしょうか。もう、経済活動の制限や自粛は、その効果も含めコロナ対策として疑問です。未知の病気ですから、この2年数か月、手探りの対策に終始したことは仕方ありません。これからは、既存データからコロナの性質を解明し、実証と経験に即した対策を進めて頂きたいものです。

 マスコミも取り上げ方をみても、すっかり「ロシアのウクライナ進行」の後に少し取り上げるだけ、コロナに関して厭戦気分、関心度も下火、飽き飽きのようです。罹患して苦しんでいる患者さんや、疲弊している医療従事者の皆さんを忘れてはいけませんが、コロナを注意しつつも日常を取り戻したいところです。ロシア軍人も予防接種して戦争しています。戦争が日常行為とは言えませんが・・。

 今までは飲食店、遊興業、旅行業などが大ダメージでしが、今年は関連・派生する中小企業の倒産が多いと思います。コロナ禍の犠牲はまだ続きます。行政に対してこれからは、アフターコロナの対策、例えば企業への補助、個人への失業対策を切に望みたいと思います。今ほどコロナが蔓延していない時期に給付金がありましたが、本当に必要なのはこれからかもしれません。  

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【事案】

自動車で停車中、後続車の追突を受け受傷。   【問題点】

8年前の事故で頚椎捻挫で14級9号が認められていた。加害者車両は逃走したが後に捕まった。任意保険なく自賠責保険のみ。   【立証ポイント】

今回の事故で14級が認定されたとしても加重障害の判断で0円か、そもそも非該当にされやすい。相手が無保険であることから、人身傷害保険への請求・認定とした。

また、今回は腰椎の症状が強かったので、主訴を腰椎捻挫に絞った内容にまとめた。

頚椎・腰痛の両方がすぐに認定された。人身傷害認定はお客様に対しての認定であり、自賠責よりも易しい印象。

(令和4年3月)  

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 ありがたいことに全国各地から紹介を含めご依頼を頂いております。秋葉事務所なら、良い解決へ、なんとかしてくれはず・・期待の大きさを感じます。     交通事故で被った被害を回復することは、ほとんどが金銭賠償となります。自動車の修理やケガの治療をしたところで、それは事故前の元に戻すだけの作業です。ケガの場合は、精神的損害として慰謝料が加算されるくらいでしょうか。そして、何より大きな損害は後遺障害と死亡です。この二つは取り返しがききません。代わりに逸失利益≒将来の損害として、やはり金銭で償われます。その金額をめぐって交渉や裁判、場合よっては代理人・弁護士の助力を請います。

 秋葉事務所の仕事は、賠償請求以前の損害(ここでは人損)について、正確に漏らさず、書面や画像を集めることです。これら一連の作業を事実証明と呼びます。その端的な成果は自賠責保険の後遺障害認定となります。ここでコケると、いくら有能な弁護士を雇ったところで苦戦は必至、あるいは諦め・妥協が待っています。

 往々にして、事実証明の段階で大勢は決まってしまうとさえ思います。だからこそ、弁護士選びでも、この事実証明に最大限注力している事務所を選ぶべきです。ただし、世の常、宣伝先行は否めません。この10年、既に弁護士に依頼していながら、何故か秋葉への相談が実に多いのです。理由を伺うと・・・「後遺障害は任せて下さい!」と力強いホームぺージを信じて依頼したものの、契約後は「診断書を待っています」の対応に終始とのこと。質問すればアドバイスはしてくれますが、医師との折衝はじめ、何事も被害者が自ら動いて進めているそうです。労災の手続きも、健康保険の手続きも、各種保険の請求手続きも、診断書・画像の収集も、すべて「ああせい、こうせい」と指示ばかり。そこで上手くいかないことがあっても、「役所に聞いて進めて下さい」と・・。

 そこで初めて被害者さんは気づくのです。「この先生、実は何も知らないのでは?」。あるいは、「面倒な立証作業はやらない方針?」。残念ながら、弁護士は法律の専門家であっても、保険や医療の専門家ではないのです。交通事故の解決上、一番大変で、最も重要な作業がこれでは先が思いやられます。

 稀に病院同行してくれる弁護士もおりますが、関節可動域の計測方法を知らないので、計測する医師に何をどう伝えて良いかわかりません。せいぜい基準表と比べて「○級ですね」と判断するだけ、医師が計測をミスしてもスルーです。画像読影も基礎知識がないので、医師との意見交換もままなりません。そして、診断書の修正を医師にお願いするにも、立場からか高圧的な物言いで医師に嫌われてしまいます。実は、医師の多くは弁護士が嫌いです(弁護士=医療過誤?とでも思うのでしょうか)。

 また、主治医が協力的ではなく、他院に転院せざるを得なくても、紹介できる病院を確保していない。専門的な検査をしたくても、検査先の情報も皆無。知識だけで、その弁護士に障害を立証する実力はないのです。それでも、やっと確保した不完全な診断書を基に(結果はどうであれ)さっさと審査 → 賠償交渉へ進めたがります。そのような先生は、たいてい「結果がでてから考えましょう」と言います。それで、大人しくその結果を受け入れますか? 後遺障害申請は最初で最大の勝負、まさに損害の立証作業の集大成なのです。くじ引きではありません。    弁護士を見誤れば、何の役にも立たない、そもそも医療調査業務ができない先生と心中することになるのです。専門的に交通事故の医療調査をマスターしているのは保険会社の調査部門、あるいは下請けの調査会社の者だけです。法律とは全く無関係の部門です。ましてや、行政法を中心に法律をちょっと勉強しただけの行政書士が専門家を名乗るなど、9割方は疑うべきだと思います。

 秋葉事務所の場合、ベテラン医療調査員の指導の下、少なくとも研修を実地を含め徹底的に半年教えます。実戦配備はそれからです。また、その後も数年間、厳しい実務で鍛えていきます。この10年、年間200件以上の病院同行している事務所など他に見当たらないはずです。実績ページをご覧いただければ、ご納得と思います。付け焼刃ではダメなのです。専門家の養成とはジャンルを問わず、そのようなものだと思います。では、秋葉に頼めば後遺障害で良い等級が取れるのでしょうか?

 残念ながら、後遺障害を実際より重く、被害者に有利な等級にするなど、そのようなウルトラCは存在しません。症状とその証拠を漏らさず集めて、ようやく障害の実態すべてをカバーするのがやっとなのです。そう、限りなく0に戻すだけの作業です。逆を言えば、世の後遺症の30%程度は等級を取り漏らしたり、薄められたまま賠償交渉に進んでしまうと危惧しています。診断書に書かれていない症状は無かったことになります。また、書かれていたとしても、画像や検査結果が伴わなければ、信じてもらえません。多くの被害者さんはその現実を知りません。自賠責保険の認定結果に直面して、茫然とするだけなのです。    自賠責の後遺障害認定基準は、不特定多数、老若男女を一律に基準しているに過ぎません。すると、実際の障害より、重め、あるいは軽めの認定を目にすることがあります。それが深刻な場合、後に裁判で争点となって、より実態に即した障害、賠償金に是正する審議となります。自賠責とは違う判断、違う等級が訴訟上で認定されることもあり得ます。ただし、それは極めてレアケースです。交通事故の判例を紐解けば、裁判で後遺障害等級が変更されたケースは大変に貴重です。そして、それは限られたほんの一部の弁護士による仕事でした。交通事故専門を謳う弁護士のほとんどは、そこに名前がありません。そもそも、人身事故で裁判まで発展するケースは3%程度なのです。「自賠責保険の等級認定で99%勝負が決まる」、これが結論なのです。     業界の片隅、1ホームページが叫んだところで、なかなか伝わらない現実です。それでも10年20年訴え続けなければなりません。私達こそ、交通事故解決の最重要とされる事実証明、まさにコアを担う専門家と思っています。最近も、傷病名が13も連なる重傷で、既に等級認定済の案件を受任しました。案の定、4つも(後遺障害)等級を取りこぼしています。これからそのリカバリー、0に戻す作業を始めます。  

 

 

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 2度目のむち打ち14級認定は難しいものです。事故状況が車の大破なども含め、相当のケガでなければ2度目は難しい申請となります。

 本件の相手は、無保険、ひき逃げ、その筋の人と訳あり、まともに構える相手ではありません。そこで、相手の自賠責ではなく、人身傷害への請求としました。おかげで、加重障害の判定や厳しい審査を回避できた感があります。人傷社は諸事情を考慮せざるを得なかったと思います。災い転じてでした。後の賠償問題も人身傷害請求にて穏便解決としました。相手が相手なので・・。

あえて人傷  

人身傷害 併合14級:頚椎・腰椎捻挫(50代男性・神奈川県) 

【事案】

自動車で停車中、後続車の追突を受け受傷。

【問題点】

8年前の事故で頚椎捻挫で14級9号が認められていた。加害者車両は逃走したが後に捕まった。任意保険なく自賠責保険のみ。しかも、その筋っぽい。

【立証ポイント】

今回の事故で14級が認定されたとしても加重障害の判断で0円か、そもそも非該当にされやすい。相手が無保険であることから、人身傷害保険への請求・認定とした。

また、今回は腰椎の症状が強かったので、主訴を腰椎捻挫に絞った内容にまとめた。

頚椎・腰痛の両方がすぐに認定された。人身傷害認定はお客様に対しての認定であり、自賠責よりも易しい印象。  

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 それは原則であって、事情によってはそうもいかない時があります。

 骨の癒合期間はその折れ方や部位だけではなく、年齢や体質も影響します。とくに高齢者の場合、癒合は遅くなります。また、癒合後の変形を防ぐ為のプレートやスクリュー、髄内釘など、金属で固定する手術も避けがちです。したがって、高齢者の骨後の変形は残りやすいと言えます。

 骨折後の変形は、骨の癒合を待ってから症状固定時のレントゲンやCTで判断・審査されます。それは年齢に関わりなくです。

 本件では、認知症やコロナの影響から、わずか受傷3か月後のレントゲンで判断して頂きました。この点、柔軟な認定を下さった自賠責に感謝ですが、認知症状の進行による障害はやはりダメでした。多くの高齢者は例え足の骨折をしただけで、介護状態に陥ります。中には認知症状を発症、あるいは進行します。本件、自賠責は慎重に検討下さったようですが、結論はいつも通りでした。損害賠償上、因果関係の立証は難しく・・裁判上でも完全勝利とはいきません。   一勝一敗・・か  

12級5号:骨盤骨折(70代男性・埼玉県)

【事案】

自転車で直進中、交差点で左折自動車の巻き込みを受けたもの。左恥骨・座骨を骨折、受傷直後のレントゲンを観ると、骨盤が左右歪んでいた。

【問題点】

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【事案】

自転車で直進中、交差点で左折自動車の巻き込みを受けたもの。左恥骨・座骨を骨折、受傷直後のレントゲンを観ると、骨盤が左右歪んでいた。

【問題点】

① 事故後、認知症から施設に入居、介護状態となった。したがって、骨盤の画像検査は3カ月後までの撮影分しかなかった。さらに、施設入居後はコロナ下の外出禁止から、症状固定時の診察や検査がまったくできなかった。クラスターが起きやすい老人施設では仕方ない。

② 元々頭部の病気で手術を受けていたが、回復が進み完治と思われた矢先の事故ある。本件受傷以来、認知症状が劇的に進行したが、事故での頭部外傷がない為、因果関係の立証は困難であった。認知症の進行は二次的なものか・・高齢者の交通事故では毎度の問題。   【立証ポイント】

早速、医師面談にて整形の主治医に事情を説明し、3か月後の画像で変形の判断をして頂いた。症状固定時までの画像検査ができなかった理由を文章にまとめて、連携弁護士に託した。結果、現在の癒合状態や整復状態は不明ながら、変形の5号が認められた。

認知症については、追加的に自賠責から医療照会及び資料の要請があった。わずかの期待から、(以前かかった)脳外の主治医に家族と面談し回答書を記載頂いた。また、市役所に介護の認定資料を請求、症状を説明する文章も加え、できるだけの資料を集めて提出した。

高次脳機能障害・審査会まで上げて頂き、半年の審査となったが、やはり認知機能低下による神経症状は非該当。やるだけのことはやった結果、この努力は後の賠償金請求につなげたい。

(令和4年3月)  

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