決まって観ているテレビ番組ではありませんが、流れるとつい見てしまう番組は以下の通り。
  

「ひろしのぼっちキャンプ」 https://bs.tbs.co.jp/botticamp/
  
「ソロ活女子のススメ」 https://www.tv-tokyo.co.jp/solokatsu/
 
「世界猫歩き」 https://www4.nhk.or.jp/nekoaruki/
 
「駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ」 https://www.nhk.jp/p/ts/9981L8QX2N/
 
 そして、
 
「町中華で飲ろうぜ」 https://www.bs-tbs.co.jp/machichuka/
 

 猫とピアノは別として、今や「ソロ」が来ています。それぞれの番組は、静かに嚙みしめるように一人の行動を描写します。ナレーションもほとんど心の声に。すでに周知を得ている一人飯の金字塔「孤独のグルメ」は、もはや普通過ぎるとさえ思えます。

 (ちなみにこの番組ラインナップを見て、社員から「先生、疲れてますねぇ」と言われた。)
 
 町中華に話を戻します。どんな辺鄙な街にも、住宅街の片隅にも、(本場ではない日本人による)中華料理店があります。現在、個人経営のお店は減少傾向、さらにコロナの追い打ちにさらされています。ラーメン専門店やフランチャイズ店、ファミレスでは出せない素朴な味と雰囲気は、まったく別ジャンルの飲食店と思います。居酒屋さんほどに飲むわけではなく、仲間と一緒にワイワイでもない、ただ、味わい腹を満たす・・一人飯の聖地こそ町中華なのです。

 番組での玉袋 筋太郎さんや町中華姉さん達の飲みっぷり食べっぷりは、観ていて実に楽しい。町のお蕎麦屋さんに同じく、地元メシの原点であり、庶民にとって、おふくろの味に匹敵する味覚と郷愁の場なのかもしれません。
 
 それが、この節、困ったことに緊急事態宣言下で居酒屋のみならず、ほぼすべての飲食店でアルコール提供なしとなりました。

 やはり、のれんをくぐったら、チンチンに冷えた瓶ビール、これが大びんならなお良し(633ml=6・3・3は大人の義務教育!)。主食に入る前に、小さいグラスにとくとく注いで、餃子と一緒にまず腹を作るのです。気が向けば、レバニラ炒め、チンジャオロース、ホイコーロー、麻婆豆腐、エビチリ(あえて定食ではなく単品に!)・・・本場中国とは違う、日本風中華をテーブルにもう一つ並べたい。出来上がった腹には、ラーメンかチャーハンか、はたまた中華丼で締めるか・・いずれかを迷っている頃にビールが空になります。
 
 冷えた瓶ビールと和風中華が、ジャパニーズスタイルなのです。町中華までアルコール自粛は残酷です。せめて、夕食までの時間帯、食事時だけでもOKとならないものですかねぇ。