交通事故で被害に遭って、加害者の加入している保険会社に損害賠償を請求、交渉、裁判へとバトルが繰り広げられる構図は、わかり易いことです。    しかし、自爆事故で加害者がいない場合は当然で、相手が無保険で請求しても回収が見込めない場合、賠償金は絶望的です。また、自身の過失が半分、つまり、50:50を超えるような事故の場合は、相手保険会社は一括対応(治療費の直接払い)をしませんし、最終的に相手から賠償金の全額は回収できないことになります。これらの場合、自身に人身傷害保険、あるいは無保険車傷害保険の加入があれば、ひとまず、こちらに請求して損害の回復にあたります。

 そこで、問題になるのは、保険会基準の低い賠償金で満足できるか?に尽きます。相手に対しては損害賠償金の最大基準である、弁護士基準(≒裁判基準)で請求したいと、被害者さんの誰もが思うでしょう。しかし、自身の保険会社は加害者ではありません。その保険会社の約款に定められた規準の賠償金に甘んじることになります。これは裁判で獲得できるであろう、賠償金の80%位なら仕方ないと諦められますが、これが2倍3倍もの差があるとしたら・・・そう簡単に諦められるでしょうか?  何度も登場するこの保険会社(人身傷害保険の)社員、弊社 基準 くん と名付けよう。

   ここ半年の相談・受任のおよそ40%が、相手よりむしろ自身加入の人身傷害への回収が一番高額となる案件、もしくは、人身傷害への満額回収が最大ポイントとなる事故でした。最初、多くの被害者さんは、敵は相手保険会社と思っています。しばらくは、自身が加入している保険会社から、全額回収ができないことに気づきません。それは、相手との示談後に愕然、後から気付くのです。その点、私たちは、最初から、「ラスボスは人身傷害」と見定めています。受任後、着々と裁判基準の回収へ向けて、連携弁護士と準備を始めます。

   復習 ⇒ ときに「人身傷害保険への請求が交通事故解決の最大の山場」となる ① 全額回収ならず    実例 ⇒ 続きを読む »

どーも!!金澤です!

今日は一言言わせてもらいます。

 

おい!!!

 

飲食業界が厳しいと言って、国から金貰って、 口癖は「100万貰ったけど、それ以上に売り上げ落ちてるからね。」とドヤ顔。 厳しい厳しいと嘆いているくせに、人目のつかない厨房でマスクの付けない飲食店が、多いこと、多いこと。

 

貴方はお金を受け取ってまで生き延びる必要のない分類ですと言いたい!

厨房熱いから?じゃあ工夫せい!!

 

人が見ていない所で、客の事などどうでも良いと仕事している奴が作る料理?

唾以外なに入ってるかわからん。信用ならん!

その厨房はきっと不衛生でしょう!

 

※私の体感半数以上の飲食店様は、非常に感染症対策などを徹底して、衛生管理へのこだわりも見え、非常にありがたく、安心して食事をさせて頂いております。 いまから話すのは、その半数以上の飲食店様もおそらく迷惑しているであろう、嘆く癖に努力もしない迷惑な害悪同業者の飲食店のお話です。 必ず共感して頂けると思います!

 

今、東京では街中を歩いたり、電車であたりを見回しても、マスク着用率は98%以上ではないでしょうか。

 

スーパーに入っても、ショップに入っても。

皆マスクを着用しています。

そんな光景が当たり前になり、今やマスクをしていない人と近くに居る事に抵抗を覚えるようになりました。

こんなことを言うと否定してくる人が居そうですが、絶対にそう思っている人の方が多いはず。(笑)

 

つい1ヶ月位前でしょうか。

飲食店に入り、接客をする店員(バイト)はマスクを着用しております。 が、ふと厨房が見えたので厨房に目をやると、厨房の人(おそらく店主)はマスクを付けずに調理をしていたのです。

それだけで、何故か嫌悪感を抱いてしまいました。 以前なら全くそのような感情にならなかったはず。 これがウィズコロナによる気持ち、社会の変化なのだなと実感。

 

私は厨房の様子を見ていると、厨房とホールの連携をとる際に話している。

飛沫が料理に入っているのかな~と想像が膨らむ。

コロナ関係なくとも、何度も何度もテレビで観た飛沫の映像が頭によみがえる。

 

なんだか気持ち悪くなってきて、水だけ飲んでお店を後にしました。

 

人目につくところだけキチンとし、人が見ていない所ではそんなもんですよね。世の中。

 

その出来事から、私は飲食店に入ると、まず厨房の様子を軽く注意するようになりました。 店の外からマスクを付けていないのが分かる場合は、入りません。 入ってから厨房が見えて、マスクを付けている様子が無ければ、水だけ飲んで店を後にします。

 

最初の頃、水だけ飲んで店を後にした時は、店に対して、悪いことしたかな。なんて考えました。

 

今となっては全く何の感情もわきません

 

最低限のマナーも出来ない頭の悪い飲食店、この時間を返せ!!

飲食店なんだから最低限注意するところなのに注意していないアホ!!

 

としか思いません。皆さまも、飲食店の厨房の様子を見てみて下さい。

私の体感ですが、マスク着用率は、70%位ではないでしょうか?

どうしても食べたい食事なら仕方ないですが、 嫌悪感を抱いたら、すぐに退店するようにしましょう!

 

見えない所で客の事を考えていない奴等、何しているか分かりませんよ!

きっと調理場も不潔です!夜中はネズミが走っていますよ(笑)

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 匂いの件では、嗅覚障害、その脱出と減退の基準は凡百のホームページですでに説明しています。

 問題は、T&Tオルファクトメーターの検査を熟知しているのか否か、確実に検査誘致できるかです。弊所ではそれこそ、全国の嗅覚障害の被害者さんから相談を頂いています。    基礎知識の復習 ⇒ 嗅覚・味覚の検査    さらに詳しく(弁護士向け講習会のテーマ)⇒ 演習問題     匂いに異常を訴える被害者さんに対して、しっかり嗅覚検査に誘導できるのか? これこそ事務所の実力です。しかし、残念ながら知識はあるものの、実際に嗅覚の検査に誘致できる事務所は、弁護士、行政書士含め、ほんの一握りかと思います。障害の立証に長けた本物が少ないゆえ、秋葉事務所の電話は鳴りやまないのかと思います。

 しかし、匂いの障害とは不思議なものです。被害者さんの多くは味覚障害と一緒に症状を訴えます。双方一緒の検査は珍しくありません。風味障害と言って、匂いを感じなくなると、味覚も減退することが多くなります。味を感じる器官より以上に、匂いに準じて味を感じてしまうことがあります。匂いから味を脳が判断することがあるのです。「コーヒーは味より香り」の理屈です。

 直接、嗅覚神経がやられる顔面骨折、頭蓋底骨折は嗅覚障害の疑い濃厚です。一方、脳損傷による嗅覚障害は弊所ではおなじみで、多数の認定例があります。高次脳機能障害からの派生になりますが、被害者さんによっては嗅覚の減退ではなく、過敏になった方もおりました。電車に乗ると、女性の化粧品の匂いが異常に匂うようになり、とくにシャネルのNo.5など特定の香水が気になるそうです。そのレベルは、頭痛すら催すほど耐えられないのです。我慢できず、「君の香水のせいだよ♪」 と、電車を降りてしまいます。嗅覚障害は脱失(まったく匂いがしなくった)や、減退(一部の匂いがしなくった)だけではないのです。

 後遺障害等級は脱失で12級、減退で14級ですが、過敏には等級認定がありません。今後、弁護士が個別具体的な症状として法廷で争うことに期待しています。全国の弁護士先生に呼び掛けたい、味覚・嗅覚・聴覚・視覚これら感覚器障害で本気で戦うのであれば、是非、秋葉事務所も仲間に入れて頂きたいと思います。

 秋葉は、T&Tオルファクトメーター検査のキットを買おうと考えた事務所ですよ(イソ吉草酸とスカトールの強烈な悪臭から購入を断念しました)。       君のドルガバ、シャネル、ディオールも・・・ある意味、後遺障害に関わります。  

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 後遺障害申請を200件も担当すれば、およそ一通りの経験を積むことになります。時間にして5年程の勤務でしょうか。その他、事務所全体での受任案件も学ぶことになりますので、珍しいものを除く一般的な障害・傷病名についての知識は身につきます。    事務所の若手もこの段階でようやく一通りの傷病名を担当し、初心者を卒業でしょうか。今後はレアな傷病名への挑戦が待っており、今までの経験の応用が求められます。益々の活躍が期待されるところですが、この段階で落とし穴があります。

 今までの知識や経験があるので、案件を簡単に見切ってしまいます。一見で後遺障害の等級を予断します。また、解決のプロセスを即、描くことができます。それ自体は経験から培った実力ですから、ひとまず歩の一手です。しかし、物事は例外のケースが必ず存在します。交通事故の仕事も同じです。想定したこと、見込みが裏切られることが度々生じます。今までの経験とは違うケースが数々待っているのです。そこで、既存の知識に固執し、原則にとらわれて、思わぬ見込み違いをすることになります。これは、どの仕事でも共通すること、何事も追求すればするほど奥が深いのです。

 知識・経験を深めた結果、自信がついて、誰しも万能感をもってしまいます。これは、若気の至り、通過儀礼のようなものと思います。かつての私もそうでした。自信が歩いているような、実に嫌な奴だっと思います。その自覚を持つまでに少しの時間が必要でした。

 真のプロになるには、ここからが勝負なのです。すでに、新しい壁が目の前に存在しています。自分はまだまだと自覚しなければ、見えてこない壁です。今までは所詮、先導者の後に続いて初心者コースを歩いてきただけです。これからも、長い道が続いているのです。何人かの若手をみてきましたが、初心者コースを修了しただけで、自信過剰、仕事をマスターした気になってしまう者が少なくありませんでした。ある意味、自分で成長のピークを決めてしまったことになります。ここからの上昇カーブに乗れず、ピークとして辞めてしまっては実に惜しいと思います。    流水腐らず。 常に挑戦し、向上心を失わないこと、これは言うまでもない格言です。加えて、自らの立ち位置が今どこにあるのか?これを自覚することも大事と思います。    私達の仕事は、ます、経験から導き出される方法で、被害者さまに対応します。ここまでは基礎編です。ここで、一旦立ち止まり、その方法を疑ってみる、違う方法も検討してみる、新しい方法を試みる・・応用編は実に難しく、そして、楽しいものです。常識を疑い、セオリーを曲げる、そして、結局、原則に戻っても良いのです。そのような良い意味での逡巡(しゅんじゅん)こそ、創造性のある仕事に繋がります。 私も後続する若手に負けず、感性を磨いていきたいものです。        

 

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 基本的に、患者以外の付き添いや面談は医師から敬遠されるものです。

 ただ、稀に本例のようなケースもあります。医師と患者間では上手くいかない関係でしたが、佐藤の介入後、スムーズに進みました。ケガを治す治療者と、ケガが治らなかったことを調査・立証する立場は、それなりに深い溝があります。それでも、何度か私達の仕事に触れた医師は、私達の業務に対して、その目的・姿勢を理解して下さります。 誠意は届くもので、いずれは医師の警戒感は薄れ、それなりに信頼関係に発展するのです。   別件で何度かお会いしていたので  

12級5号:鎖骨骨幹部骨折(70代男性・長野県)

【事案】

自動車から降りて、お店に入ろうと道路を横断していたところ、後方から走行してきた車に衝突され受傷。鎖骨を骨折したもの。

 

【問題点】

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 最近は土日の出勤、それも出張が多くなりました。

 実は平日のように電話が少ないので、助かっています。

 相談会や病院同行しづらい環境なので、被害者さまの自宅やカフェなど、様々な場所に伺っています。

 本日は早朝から夜遅くまで、日帰り出張でした。海の見えるホームでちょっとほっこり。

 

 今回は重傷かつ重大事故です。 厳しい仕事が続きますが、頑張ろう。  

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 医師は診断権を持っています。医師が黒と言えば黒、患者は馬も鹿と言わなければなりません。    私達も最大限に医師の診断権を尊重しますが、患者が症状を訴えても、「後遺症などない」、「診断書は書けない」と医師が診断権に基づいて判断することがあります。その場合、別の病院・医師に転院すれば良いのですが、初診からの医師が後遺障害を否定することは、仮に新しい医師に後遺障害の診断を受けたとしても、自賠責保険の審査上、当然に不利な履歴として残ってしまいます。

 私たちは年間200件を超える病院同行を10年以上続けています。病院同行の数はもちろん、その造詣は他事務所の追随を許さないと自負するところです。本件の病院でも、医師より事務方が頼りになることを事前に把握していました。そこで、医師との掛け合いはスルー、婦長・医事課に話を通して、診断書の確保に至りました。

 付け焼刃の病院同行ではありません。まるで、製薬会社のMRさんのように、病院内外の様々な情報を把握するようにしています。病院に限らず、どの組織・会社でも内部の力関係や派閥、独特の関係があるものです。その点、毎日のように病院に出入りしているMRさんと話が合います。先日、最終回を迎えたドラマ「私の家政夫ナギサさん」でのMRの活躍に、「ある、ある」を感じた次第です。

※ MR(Medical Representativ=続きを読む »

 私たちは実際に患者さんに会って症状を伺い、主治医の意見まで聞いています。被害者さんの症状を直接に知る立場でもあります。

 一方、審査側である自賠責保険・調査事務所は、患者さんに会うことなく(例外として醜状痕面接では会いますが)、診断書と診療報酬明細書、レントゲンやMRI画像からジャッジをします。すべての被害者さんの症状が書類に克明に記載され、症状の程度が正しく判断されていれば、再請求(異議申立)は起きないはずです。しかし、むち打ちはじめ、打撲捻挫の診断名では、他覚的な症状が乏しく、2度の審査を強いられることもしばしばです。

 毎度、「書面審査のみで判断する」審査側の苦慮は承知していますが、本件では主治医の意見書を追加的に提出も、救急搬送先を含むすべての通院先宛に同じ意見書を追加要請されました。まるで、意地でも14級を否定する記述を探しているようです。すべての申請がそうとは言えませんが、何が気になったのか?・・審査内容・過程はわかりません。一つ言えるのは、担当者の性格・感性によって、多少のぶれがあるのかもしれません

 医学的な証明だけで機械的に判定とはなりません。やはり、最後に決定するのは人、後遺障害認定は”人が審査するもの”と思います。   コロナ下の病院対応は大変です

非該当⇒14級9号:頚椎捻挫(40代男性・神奈川県)

【事案】

タクシー乗車中、後続車に追突され、負傷した。直後から頚部痛、神経症状に悩まされる。

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 皆さんは子供の頃、夏休みの宿題への取り組みについて、どのタイプでしたでしょうか?

 毎日コツコツやるタイプ、前半にすべて終わらせて悠々夏休みを過ごすタイプ、8月31日に泣きながらやるタイプ、ふてぶてしく新学期9月に入ってからやるタイプ・・    コロナ渦中ながら、それなりに繁忙を極めた8月、私達も宿題(実績投稿)をため込んでしまいました。もう9月ですが、せっせとUPしていきたいと思います。    さて、後遺障害の認定こそ受傷から計画的に進めるべきです。

 本件は、早期の相談から、骨折箇所と骨折様態を確認し、すでに併合11級の絵を書いていました。その後、治療経過を適時確認し、最終的には12級候補を三つに絞って、症状固定に臨みました。結果は以下の通りです。

周到な準備が勝利を呼びます 

11級相当:脛骨近位端粉砕骨折(40代男性・群馬県)

【事案】

バイクにて直進中、中央線を越えて走行してきた自動車に衝突される。全身を強く打ち、すねを骨折する。救急搬送されたのち、すぐに手術が施行され、約3ヶ月の入院を余儀なくされた。 【問題点】

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 コロナ渦中、お見舞い申しあげます。

 この半年、病院同行はなるべく控えておりましたが、どうしても必要な場合は、衛生管理を徹底して臨んできました。関東各県、中部、東北など各地の病院の多くはくに問題なく、医師面談を含め実施できました。しかし、栃木では最大警戒の病院がありました。

 エントランス前にテントを張り、イス・テーブルを並べて職員が入場者全員にチェックを行っています。まず、体温検査、その後に問診票の記載です。まるで初診患者にするように、体調の細かい質問項目が並んでいます。当然、連絡先なども記入する必要があります。そして、東京から来たと聞いて、警戒度はMAX、別のテーブルに誘導されます。恐らく、問診票はしばらく保管されて、感染者が出た場合のフォローに利用されると思います。コロナ感染に対する最大限の体制を敷いていると言えます。

 病院によっては、例えば高齢者の多いリハビリ施設は、そもそも家族ですら面会謝絶が少なくありません。対して、総合病院の多くは入り口にアルコール消毒液が設置されてだけでした。今回の病院を特別に感じた次第です。

   

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 腓骨神経麻痺も十分、珍しい症状ですが、脛骨神経麻痺での認定は事務所初です。かつての相談者様に一例だけありました。その麻痺の程度は軽度でしたが、今回はひどいもので、膝から下に力が入らず、感覚もおかしく、とにかく変なのです。それでも医師を含め、誰も神経麻痺に気づかず・・。ここで、不本意に解決してしまう被害者さんも少なくありません。その点、首の皮一枚で助かった。代理店さんの気づきに感謝です。

 タイトルのように、医療の素人が軽々しく診断名を口にしてはいけません。患者さんにいらぬ予断を与えて、治療の邪魔になることがあるからです。それでも、ある傷病名の予断をもって医師の見解を求めることは、患者の素朴な姿と思います。私達は今まで、この「予断」で何度も医師の検査を仰ぎ、確定診断に漕ぎつけました。つまり、自らの体を治すことはもちろん、損害賠償を立証するに、患者側が自らを診断する能動性は必要と思うのです。医師に対して完全に受動的では・・医師が傷病を見逃すこともあるのです。本件は、その典型例となりました。   私達の経験則が発揮されました!  

非該当⇒8級相当:脛骨神経麻痺(40代男性・埼玉県)

【事案】

自動車にて右折待ちのため停止中、後続車に追突される。その衝撃により、玉突き事故となり、下肢をダッシュボード周辺に強打。直後から膝~指先までの痛み、神経症状に悩まされる。半年後も改善なく、脚を引きずるほどの症状。

【問題点】

医師も原因不明、保険会社も「ただの打撲で大げさな!」と思っていたよう。やはりと言うか、事前認定での申請結果は「非該当」。相手保険会社の70万円足らずの提示に、本人もあきらめかけていたところ、見かねた代理店さんが弊所に相談を持ち込んでくれた。

【立証ポイント】

アポ時間の5分前、事務所に歩いてくる本件被害者さんを偶然外で見かけた。脚をかばってのおかしな歩き方を期せず観察できたのです。これは大げさな症状ではないと確信した。

早速、事務所で脚を見せて頂いた。実際に触ってみると、完全な下垂足ではなく、麻痺の度合いも中途半端、おなじみの「腓骨神経麻痺」にしては少し変であった。かつて、1件だけ経験した「脛骨神経麻痺」を疑った。本件は、この素人診断からスタートしたのです。 続きを読む »

 私達の仕事、交通事故被害者を救う仕事を被害者さんにプレゼンする場合、最良のスタイルは無料相談会です。相談会には、賠償交渉を担う弁護士、保険手続きを担う者、医療調査を担う者、それぞれの専門家が結集、喧々諤々の議論の上、最良の道を示すことができます。一分野の意見ではなく、色々な分野からの多角的な意見が、解決策の精度を高めていると思います。被害者さんも無料はハードルが低く、気軽に参加できます。    

 交通事故の仕事は通販のように、電話で簡単に契約できるものではありません。何と言っても顔の見える、面談による相談に勝るものはないのです。しかし、現在のコロナ禍ではそれが叶いません。限定的に面談は行っていますが、やはり高齢者や重傷者は敬遠する傾向です。また、重傷者なら平素は直ちに入院先に訪問していますが、病院側が拒絶しがちです。すると、解決までのロードマップを示そうにも、電話やメールだけでは実に心もとなく、十分な契約説明ができません。依頼する側の被害者さんにしてみても、会ったことない人に、自らの重大事を任せられるものではありません。

 新型コロナの影響を最も感じていることは、被害者様との接触不全に極まります。私達の仕事にこそ、3密が必要でした。最近では通信システムを利用してお互い顔見せするなど、工夫をしています。それでも、”被害者さんの面前に専門家が結集する”相談会が最強だったと、今更に感じています。  

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 完全な100:0の加害者からの相談は少ないものです。しかし、60:40など、微妙に自分が悪い事故の相談はなかなかに難しい。

 まず、過失割合の交渉は弁護士の仕事です。明らかに自分の過失が大きい事故のケース、この場合のコントロールは注意が必要です。

 ご自身の保険に人身傷害や車両保険など、相手からの賠償支払いなくとも、ある程度損害の回復が図れるケースは、相手の出方次第です。通常は、相手が争う姿勢を見せれば、こちらも弁護士を立てて対抗します。とくに、相手が不当な請求をしてきた場合です。一方、相手が保険の範囲で我慢してくれれば、争う必要はありません。都合のよい考えではありますが。私達としては、寝た子を起さぬよう、穏便に進めることになります。

 やはり、万全の保険加入があれば安心です。逆に、任意保険の加入なくば、相手からの請求金額は直接、自身のお財布に向けられるものになります。仮に、自賠責保険で間に合う額であればよいのですが、相手が自賠内で許してくれることを期待するしかない状態になります。

 数多くの交通事故で、その解決を左右するものは、何といっても「保険」です。 保険設計で、既に勝敗が決しているとさえ思います。    

 

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 めまいと言えばヒッチコックの映画、そして、事務所の売上表を見る時でしょうか    交通事故などの外傷に限らず、めまいに悩まれている方は多いと思います。めまいの原因は様々で、眼神経そのものに原因がある場合、耳の三半規管の異常、脳神経の影響、自律神経の障害など・・それぞれ、受診科も違いますので、まず、原因部位を特定しなければなりません。まして、交通事故によるむち打ちで発症した場合、その立証は険しい道です。最初から医師と検査設備に恵まれることなど稀です。また、賠償上の理由からですと、本例のように医師が取り合ってくれません。    本件は「外側半規管耳石症(クプラ型)」が診断されたものです。運よく、検査や診断書が整ったので等級認定に至りました。秋葉事務所としても、事務所の経験則に大いに寄与する、貴重なケースとなりました。    続きを読む »

 警察や損害保険協会等、ここ30年の統計上、およそ20%の自動車・バイクが任意保険に入っていないと言われています。この20%、私が新卒で保険業界に入った時から、なかなかに安定した数字です。それなりに多い数字かと思います。

 交通事故の加害者が強制保険(自賠責保険)だけの加入で、任意保険に入っていなかった・・・さすがに、20%よりは下ります。それでも、弊所がお預かりした交通事故の相談の7件に1件程度は、相手が任意保険に入っていないケースです。すると、相手からの補償はほぼあてになりません。「私が悪うございました」と、お金を持ってきてくれる加害者は極めて稀です。私の30年近い歴から2件だけでした。

 この場合、まず、自身加入の保険をフル稼働する必要があります。まず、人身傷害保険の加入を探します。ご自身所有の自動車だけでなく、ご家族加入の保険、独身(婚姻歴無し)で単身住まいの方は、実家の保険すら調べます。人身傷害がなければ、相手の自賠責保険に請求をかけます、被害者請求という自賠法で定められた制度を活用するのです。3か月程度の通院で済む軽傷であれば、これで足ります。

 稀に自賠責保険すら未加入のケースも存在します。自賠責の加入ない自動車は、ほぼ無車検車です。日本に一時滞在の外国人で、不法就労者に多いようです。その場合、政府の保障事業への請求になります。数年に一度、この手続きの依頼が入ります。また、後遺障害を残すようなケガの場合に付け加えますが、人身傷害保険がなくとも、再びご自身・ご家族加入の自動車保険から無保険車傷害保険を活用します。

 最初から、加害者が責任もってご自身のお財布からすべて払ってくれれば良いのですが、その確率は極めて低く、加害者はたいていお金を持っていません。また、持っていても「持ってない」と言います。こうして、被害者は自身の損害の回復の為に、ケガをおして奔走することになります。常に被害者は不利なのです。    そして、各方面に相談するも、「相手が無保険では・・・」ほとんどの弁護士がさじを投げてしまいます。法律の専門家であっても、保険や補償制度に詳しいわけではありません。仮に各保険による救済方法を知っていても、その保険に請求する作業にわざわざ有償で弁護士が代理するまでもない、という判断に帰結してしまうのです。構造的に無保険車による被害者は、自ら奮闘するか、「あきらめ」に追いやられます。     人身傷害保険を活用した損害回復につて、以前の記事が具体的です。

 ⇒ ときに「人身傷害保険への請求が交通事故解決の最大の山場」となる     ある日、交通事故被害に遭って、相手が無保険だからと言って、簡単にあきらめることなどできましょうか。    さらに言えば、ご自身の人身傷害保険の少ない補償額で我慢できますでしょうか。    人身傷害保険から裁判基準額で回収する方法もあります。問題は、それを弁護士が知らない、あるいは、面倒がってやらないことでしょうか。

 それぞれ策はあるのです。私たちは法律のプロではありませんが、交通事故のプロです。ぜひとも、ダメ元でも結構ですからご相談下さい。

 最近も弁護士事務所や損保関係者から、無保険車による交通事故被害者を2件ご相談頂きました。各保険の最大活用こそ、弁護士の法律行為・賠償交渉以前に絶対に必要な作業なのです。私達は弁護士はもちろん、医師、損保、お役所窓口と毎度、皆で知恵を絞っています。    今日も、各地で無保険車による被害が何件も発生しているはずです。願わくは、その被害者さん達とめぐり合いますように。    

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 事務所開設以来、何度も説明していますが、関節の可動域制限、つまり、上肢下肢の機能障害で12級や10級をとるためには、単に関節の可動域の数値が3/4や1/2になっているだけではダメです。そのような制限が起こる、物理的な理由が必要です。それは、まさに画像から判断されます。

 例外的に神経の断裂や絞扼(締め付けられている状態)から、関節の自動運動が制限されることがあります。そのような例外を除くと、骨折後の癒合状態に問題がなければ、「極端な可動域制限は起きない」ことが医学的な常識です。

 ネットで交通事故・後遺障害の情報が氾濫して以後、関節の計測を大げさに装う輩が少なからず発生しました。自賠責保険・調査事務所は当然に数値を疑います。名前はだせませんが、ある行政書士・弁護士事務所から、「あまり関節を曲げるな」との指示を受けた被害者さんもおりました。これは、立派な詐病教唆です。

 その点、私たちは事前にレントゲンやMRI画像を精査していますから、申請前から自賠責の判断を予想しています。常に、機能障害をとるべくギリギリまで詰めますが、結果的に正しい認定に誘導します。本件も、神経症状の14級を確実に取り込みました。

 ただし、画像からでは判断できないが、演技ではなく、リハビリをサボったわけでもなく、実際に曲がりの悪いケースも稀に存在します。原因を究明、審査側にその事情を伝える立証作業こそ、難易度は高くなりますが、私たちの挑戦すべきテーマとなります。   神経麻痺など難しい案件、どんと来い!  

14級9号:鎖骨遠位端骨折(50代男性・神奈川県)

【事案】

バイクで直進中、左方脇道よりの自動車と衝突、鎖骨骨折したもの。鎖骨は肩に近い方、遠位端であるが亀裂骨折レベル。治療は、クラビクルバンドを着用、保存療法とした。

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 本日、東京都心でも37度まで気温が上昇しています。各地で40度越えも観測されているようです。酷暑でありながら、ご存じの通り、東京都民の動きはコロナで制限されています。テレビの聞き取り調査では、およそ70%の都民が旅行や帰省を控えているそうです。まさに、逃げ場のないの暑さの中、エアコン全開の部屋に籠っている方が多いと思います。

 一方、我が家は、子供の頃から夏休みだから特別に出かけようとの風習はありませんでした。両親は忙しかったのでしょう。ただし、学生時代になると夏は長期、季節をまたいで海外へ行ったものでした。中国では気温45度、海抜-145mのトルファン等、新疆ウイグル自治区を1か月かけて西へ、マイナスの気温と標高4,693mになるカラコルム峠超えのバス。めちゃくちゃ気温差・高低差のある旅でした。

 国外へ出ない年は剣道の夏合宿で、最後の夏となった大学4年蒔の関西遠征は思い出に残っています。深夜の高速バスで神戸三ノ宮まで、その後、兵庫~大阪を転々と、転戦を重ねたものです。夏休みは、自身の成長を促す特別な時間、一生の思い出に残ることばかりでした。

 比べて、社会人になると、暦通りに仕事、でなければ、家でゴロゴロです。休み明けまで、疲労を少しでも回復したい期間です。疲労回復も大事ですが、もう少し時間の使い方を工夫したいものです。そこで、今年は色々と思索にふけりたいと思います。    普段は目の前の業務に追われていますが、今こそじっくり経営のことを考え、アイデアを練りたいと・・。経営では、時代の変化や世の趨勢を読み解く分析力が大事だと思います。既に、昭和~平成~令和と、3つの時代を生きています。その間、様々な事象の変化を鋭敏に捉えたものが、成果を出していると思います。通信手段を例にとると、私が就職したときはポケベルでした。その後、携帯電話が小型化、ビジネスに限らず一般に普及が進み、現在はスマホが主流で、携帯は今年滅びるそうです。この変化を、昭和から予想した人達が存在していたはずです。そして、ビジネスに結び付けることができた人は、大きな成功を得たと思います。   21世紀のアトムが黒電話! 昭和38年当時、携帯電話は予想できなかったようです。    さて、そのようなことをつらつら考えていましたところ、ほほをさわると昨日から剃っていない無精ひげが気になりました。髭と言えば、ヒゲダン。考えてみると、そのヒゲダンも、3元号でそれぞれ違うものを指すではないですか。  

ヒゲダンとは?

 

令和 ⇒ Official髭男dism(オフィシャルひげだんディズム)

   今、もっとも熱い人気バンド。30歳以上は「オフィシャル髭男爵」と言い間違えがち。

 私もキーボード&ボーカルだったので、バンドのスタイルに共感します。ヒット曲「Pretender」は、コロナがなければ、今カラオケで最も歌われているナンバーでしょう。

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公務員、就職では人気ですが・・

 先日、連携している弁護士先生から、担当している案件の賠償結果を教えていただいたのですが、今後ますます厳しくなるであろう公務員の逸失利益について、触れたいと思います。    今回の事例は、女性で公務員の方です。夫、子どもと暮らしておりましたが、育休中に事故に遭ってしまいました。1年間の治療を経て、後遺障害申請をした結果、頚椎捻挫で14級9号が認定されました。事故から3ヶ月で復職を果たしますが、体調が優れない日は有給休暇を使用して治療に励んでおられました。

 さて、今回の事案ですが、後遺障害慰謝料と通院慰謝料については、弁護士の基準で満額を請求し、議論の余地はなかったようですが、休業損害と逸失利益について、争いがありました。交通事故の場合、主婦は年収約370万円で請求できるのですが、今回の女性は公務員としてそれよりも収入を得ていましたので、主婦と公務員のいいとこどりで請求することにしたそうです。

 先に説明しておかなければならないのが、公務員であることの特殊性です。公務員は、よほどのことがない限り、減収しません。会社員や自営業者では、事故による休業等が多くなると評価や売り上げが下がり、事故前よりも減収してしまうことがありますが、公務員ではそれがありません。つまり、弁護士が逸失利益を請求しても、「公務員の方は、怪我をしても給料が下がらないので、怪我による逸失利益はありませんよね?」と言われてしまうのです。

 今回の件では、主婦の休業損害(通院日が認められる傾向にあるため、休んだ日よりも金額が大きくなる可能性が極めて高い)と公務員の逸失利益(年収が主婦よりも多いため)で請求したが、復職中は主婦の休業損害でもOK。但し、復職後は公務員の休業損害となったようです。逸失利益については、公務員を全面否定され、主婦として賃金センサスで認定されたようです。

 今回のケースでは、いいとこどりの金額には及ばなかったものの、依頼者様満足の結果となったので、一安心でしたが、男性の場合、主婦が認められる可能性は極めて低いため、どのような交渉になるのでしょうか。大怪我によってキャリアが断たれた等は除き、ムチウチや圧迫骨折など、交通事故にて頻発している怪我の場合、男性公務員は諦めることしかできないのか、今後注目していかなければならないと思っております。   ※:本件は裁判ではありませんが、紛争処理センターでの和解斡旋でのケースです。  

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金澤です。

 

久しぶりにキングダム愛好マスコットで。

 

久しぶりにビックリするラーメンに出会ったので、日記です。

最近は病院同行等で各地に行くと、ラーメン屋さんに入って地元のラーメンを食べています。

 

本日は、交通事故の相談の件で平塚に行ってまいりました。

そこで、今まで食べた事のない、ラーメンの常識からは外れたラーメンに出会いました。

 

ご厚意で連れて行って頂いたのですが、店までの道中でこんな話を聞かされました。

「最初行ったときは二度と行くかと思った」

「腐っているのかと思った」

「その後付き合いで行く羽目になり、3回目に行ったとき、美味い!と初めて思った」

 

正直、興味はあるものの、不安と焦りで汗がでました。

せっかく紹介いただいたのに、残すわけにはいかない。

心の中で色々な思考が交差します。

 

お店に到着。

むかしからある老舗ラーメン屋風。

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どんでん返し…

1.忍者屋敷の扉のからくり。 2.歌舞伎の強盗返のこと。 3.上から転じて、フィクションなどのストーリー展開技法の一つをいう。同様に、話や形勢、立場などが正反対にひっくり返って逆転したことにも用いられる。

 ストーリー展開におけるどんでん返し(どんでんがえし)は、小説や映画の中で用いられる技法のひとつである。

 大方の読者や視聴者の予想を大きく裏切ったり、一旦終結したかに見えたストーリーを大きく覆したりするような結末が用意されているものが典型である(この種の結末の付け方は、英語ではsurprise endingにあたる)。芝居を途切れさせることなく大規模な舞台転換を短時間で行う歌舞伎のどんでん返しから転じて名付けられた。どんでん返しはエンディングに限らず、次々に事態が変遷し、推測、推理が何度も覆されていく様態を意味する場合もある。 <出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>    どんでん返しの一般的な意味は以上のようです。さらに、”大”がつくと、ものすごい急展開、大逆転の結末と、どんでん返しの程度を強調するだけでなく、ある昔のアニメにたどり着きます。   『巨人の星』の 大どんでん返し とは?    昭和の野球漫画・アニメ、スポ根ものの元祖です。主人公、星 飛雄馬は、父親によって幼少から野球の超英才教育を施され、巨人軍のエースに成長しました(この父、ちゃぶ台返しで有名な星 一徹は太平洋戦争従軍で肩を負傷し、プロ野球選手の夢を絶たれていました)。努力と根性を地で行く、野球漫画の草分けでしょうか。

 その英才教育で象徴的だったのは、左投げピッチャーにするための、右利きから左利きへの矯正です。野球はじめ、多くのスポーツでは左利きが有利とされています。したがって、左利投げ・左打ちへの矯正は、実はそう珍しいものではないのです。

 さすがに、ピッチャーで右利きの選手が左投げに変えるのは大変です。しかし、バッターでは右利きながら左打ちは普通に大勢います。大谷 翔平選手、イチロー選手、松井 秀喜選手、巨人の阿部 慎之助選手と一流どころが名を連ねます。

 さて、『巨人の星』の劇中、この左投げ矯正を「大どんでん返し」と呼んでいました(本来の意味とちょっと違うと思いますが)。さらに後の続編『新・巨人の星』では、(前作最終回で魔球によって酷使した左肩が壊れてしまい)引退した星 飛雄馬が、元々右利きであったことから、今度は右投げピッチャーで復活します。これもまた、「大どんでん返し」、しかも、リバース。    かなり、長い前置きですみません。言いたかったことは、上肢の後遺障害についてです。    今年は上腕・前腕のおケガ、等級認定必至の件を7件受任しています。上肢の障害では、圧倒的に肩関節が多く、手関節がそれに続きます。実は腕の後遺障害は珍しい部類に入るのです。私たちの業界では、同じ傷病名が重なるジンクスがありますが、腕のみにあらず、肩や手首・手指の件も加算すると、今年は上肢の当たり年と言えます。

 上肢・下肢の後遺障害において、利き腕のケガによる等級の差はありません。仕事や日常作業では、当然に利き腕のケガの方が不便が多いと思います。しかし、自賠責保険や労災に限らず、世の障害制度の評価では、左右差は関係ありません。そうなると、後の賠償交渉上で、利き腕の障害による困窮点を強調しなければなりません。これは、損害の個別具体的な事情になります。したがって、私達は医療調査や障害申請の段階で、利き腕を必ず聴取して、弁護士にその情報を引き継ぐことになります。等級に結びつかなくても、具体的な被害者独自の困窮点の調査も、私達にとって大事な業務なのです。単に手続きを担うだけでは片手落ちです(洒落?)。    さて、最近の被害者さんで、左腕にひどいケガを負った方がおりました。利き腕は左腕とのことです。しかし、ここで「大どんでん返し!」。実は、幼少期に親御さんから右利きに矯正されていたのです。これも珍しいことではなく、世の道具が圧倒的に右利き仕様になっていることから、親が子供の将来を思って、大どんでん返しをするのです。左利き専用の道具が増えた現在でも、ドアノブやボタンの配置を見れば・・右利き優先社会を実感しますよね。

 この被害者さん、お箸や筆記用具は両手が使えるそうです。前から気付いていましたが、左利きの人は器用で天才型が多い。ちょっと練習すれば両手使いにもなるのです。多くの右利きさんは両手使いができません。ちなみに、サッカー選手は両脚が使えると有利なので、左右どちらでも蹴れるように練習するそうです。優秀なストライカーは、左右どちらの脚でも得点しています。左利きの名手と言えば、メッシ、マラドーナ、中村 俊輔選手と、もはや挙げるまでもありません。ちなみに、格闘技でもその傾向は同じく、ボクサーの左利きは相手にとって超やりにくいそうです。    以上、本日の記事は「大どんでん返し」を知らない、うちの若い社員向けに書きました。

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