【事案】
駐車場内を歩行中、後方確認不足の後進車に衝突される。頚部痛のみならず、手のしびれ、頭痛等、強烈な神経症状に悩まされる。
【問題点】
高齢且つ既往症(人工股関節)のため、通院回数を重ねることが難しかった。また、通院先の医師・理学療法士と馬が合わなかった。転院も考えたが、症状固定時期に引っ越しを予定していたため断念する。
【立証ポイント】
とにかくご本人には我慢して通院を継続してもらった。医師は診察を十分にしなかったが、今回限りと説得して後遺障害診断を受けることが出来た。また既往症で人工股関節の記載をあえて記載していただき、頚椎捻挫の症状の信憑性を高めた。受傷機転にやや不安を感じていたが、調査事務所の温情を感じる認定となった。
(平成29年1月)


(平成28年11月)
※併合の為、分離しています
当時の所属バンドは70年代のディスコソングをカバーする”Rosso Nero”でした。ドラムはプロデビューを目指して岡山から上京のO君、年齢詐称の怪しい素性でしたが、気のいい奴で誰からも好かれていました。
心配で翌日アパートを訪ねると、同居者から、「前日、交通事故で重傷、即入院した」ことを聞かされました。早速、病院に行くと、包帯でグルグル巻きのミイラ男が横たわっていました。「あ、こりゃダメだ・・しばらくライブはできないな」と覚悟しました。診断名は右鎖骨粉砕骨折だったでしょうか、あと、いくつか骨が折れていたようです。
O君は当初、痛みでひぃひぃ言ってましたが、しばらくすると右腕がまったく動かないことに気付きました。上腕神経麻痺を併発したようです。わずかながら手首・指先の自動運動できますので、正確には神経の完全断裂や引き抜き損傷のない不全麻痺でしょうか。リハビリ次第で、ある程度の回復の希望は残ります。それでもドラムの演奏は致命的、本人も「これで音楽人生は終わった」と・・。





