醜状痕の後遺障害認定は、医師が診断書に図示、長さや大きさを計るだけ、写真でも添付すれば、面接さえ省略の認定です。
ところが、傷の大きさが基準ギリギリであったり、色の濃さ、つまり目立つか否か、審査員の判断次第といった微妙なケースもあり、認定結果が分かれることがありました。今までも、微妙なケースでは、連携弁護士の付き添いで面接をしたものです。
近年は、明らかなキズの場合など、診断書の図示だけで認定されます。あるいは、定規をあてた写真の提出が要請されます。さらに、コロナの影響も加わり、自賠責側は面接を割愛する傾向です。
本件の場合、だからこその油断があったのかもしれません。余裕で上肢・下肢とも14級認定の予定が、初回申請では「大きさ」が認めらず、再計測&再申請を強いられました。面接がないからこその慎重さも必要と感じた次第です。
14級と言えども簡単にくれないものです
非該当⇒14級4号・5号:上肢醜状痕・下肢醜状痕(10代男性・神奈川県)
【事案】
横断歩道上で持ち物を落とし、しゃがんで拾っている最中、対抗右折車の衝突を受けた。上腕骨を骨折し、全身に擦り傷を負う怪我となった。

【問題点】
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右投げ右打ち佐藤です
解決を早くして、安寧な日々を早く取り戻して頂きたいと思います。

先日、顔面麻痺の被害者がいらっしゃったのですが、顔面麻痺の検査方法がありましたので、記載してみます。
柳原40点法とは、1976年に柳原尚明先生をはじめとする顔面神経麻痺の臨床研究に携わるグループにより作成され、1976年および1984年の国際顔面神経シンポジウムで報告されたものです。柳原40点法は、※「安静時の左右対称性と9項目の表情運動」を4点(ほぼ正常)、2点(部分麻痺)、0点(高度麻痺)の3段階で評価されます。微妙な場合は、中間の3点、1点を採用する場合もありますが、合計点数を計算するには偶数の方が簡便で検者間の誤差が少なくなるため、より妥当な偶数点に変更し、2進法で評価します。柳原40点法は、顔面表情の主要な部位の動きを個別に評価することで、検者の主観をおさえて再現性を高めるとともに、経時的な部位別評価をすることができます。40点満点で10点以上を不全麻痺、8点以下を完全麻痺、あるいは20点以上を軽症、18~10点を中等症、8点以下を重症とします。また、36点以上で中等度以上の病的共同運動(口を動かすと、一緒に目が閉じてしまうなどの症状)のないものを治癒と判定するようです。
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これも貴重な認定例になりました



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12級14号は諦めか・・と私達は意気消沈、重苦しい空気が流れました。
するとその時、この被害者さん、なんと「それなら、眉を剃ります!」と宣言。
その想像図は以下の通り、
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