【事案】

自動車を運転中、渋滞のため停止していたところに追突される。その衝撃により前方車にも衝突し、いわゆる玉突き衝突による2重の衝撃で負傷した。直後から頚腰部痛、両手の痺れ等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

早期にご連絡をいただいたため、順調に進んでいた。しかし、事故から3ヶ月半が経過したときに、仕事の都合から通院先整形外科の診察時間に間に合わなくなってしまう状況に・・。通院回数が激減してしまうという観点から、「転院する」か「後遺障害申請を諦めるか」の二択となった。

【立証ポイント】

弊所の病院情報を駆使、営業時間に間に合う転院先を見つけ、なんとか後遺障害申請に漕ぎつける方針とした。転院先の初診時に同行し、医師に事情を説明した。そこで、事故から3ヶ月以上経過しているが、今後治療を継続し、症状が残存した場合には後遺障害診断書を記載して頂く約束を取り付けた。

なんとか半年以上の通院を果たし、後遺障害を申請、約1ヶ月で14級9号認定の知らせが届いた。異議申立に進んだ場合、厳しい戦いになるだろうと予想していたため、初回申請での認定に本人共々安堵した。状況変化にも臨機応変に対応できた一件となった。

(令和4年8月)