灰谷先生、大事無かったようですね。自殺未遂とまではいかないまでも、相当、精神的にまいっているようでしたけど。    冒頭、クラビクルバンドを装着して登場しました。 「それ、内側に着けるの!」と言われたシーンです。

  アマゾンでも、3000円位で買えます。

 クラビクルバンドとは・・・鎖骨骨折後、骨癒合まで胸を張るように姿勢を保持する必要があります。そのため、変形や転位を防ぐ(ほっておくと鎖骨の多くは上に出っ張る)ための固定具です。

 灰谷先生は鎖骨骨折で済んだのですね。すぐに仕事していた様子から、亀裂骨折(ひびが入った)程度かもしれません。軽傷でよかった・・雰囲気です。鎖骨骨折はちゃんとくっつきさえすれば、深刻な障害を残さないからでしょうか。手術の選択は、粉砕骨折などで保存療法では正常な癒合が望めないケースです。もしくは、癒合に長期間が見込まれるケースです。肩鎖靱帯・鳥口肩鎖靱帯の断裂を伴えば、折れた鎖骨が上に飛び上がったままになりますので、プレートやワイヤーでの固定術は必至となります。仮に、わずかな変形や転位が残っても、あえて手術で整復しません。鎖骨は肩関節の安定的な可動を助ける役目ですが、ある意味、鎖骨下の上腕神経などの内部組織を守ってくれるバンパーに思えます。  鎖骨骨折は交通事故外傷でも、打撲捻挫を除く骨折の中でも最多数の傷病名ではないでしょうか。弊所でもおよそ計算されるすべての等級認定の経験があります。再三ですが、少し復習しましょう。  

 左のレントゲンは鎖骨の骨幹部が折れて偽関節(結局、くっつかなかった)となったもの。右のレントゲンは肩鎖関節が脱臼したもの

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【事案】

自動車に搭乗、渋滞停止中に後続車から追突を受ける。追突の衝撃により前方の自動車にも追突したため、車は見るも無残な状態であった。直後から頚腰部痛のみならず、手の痺れ、頭痛等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

ちょうど半年で打切りを提示されており、相談に来られた時には打切り日の10日前であった。幸いなことに、通院回数も良好、MRI撮影も済んでいたため、最終日に同行して後遺障害診断を行い症状固定となった。高い確率で14級認定と見込んでいたが、1ヶ月もかからず非該当となった。非該当の理由がわからない。ご本人様と協議、即座に再申請を進めた。

【立証ポイント】

業者嫌いの医師だったため、被害者本人と綿密な打ち合わせを行い、さらには病院窓口との手紙のやりとりで医証を整えた。事故の衝撃が凄まじかったので、物損資料も添付し、非該当の通知からおよそ1ヶ月で異議申立書を提出した。被害者と弊所の熱意が調査事務所に伝わったのか、またもや、わずか20日間で併合14級が認定された。異議申立案件の審査には経験上3ヶ月程度はかかると予想していた。なぜなら、異議申立の事案は上部審査に上がるはず・・審査期間の短縮傾向が顕著だが、この点でも自賠責調査事務の運営方針が変わったのか? 

(平成29年7月)  

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 8月から週3程度でジョギングを始めています。学生時代は合宿前の自主トレで体を追い込みましたが、おっさんになってからは、そんな無理はできません。ゆったりと進めています。     ジョギングの楽しみは、街の風景です。普段、車窓からの角度とは違い、新たな発見があります。今日は朝焼けが鮮鋭でした。川面に高層ビルが揺れています。      最近のコースはもっぱら、聖路加病院の遊歩道~隅田川沿いを勝鬨橋を目指します。途中、芥川龍之介生誕の地、アメリカ行使館跡など、歴史散策にもなります。   続きを読む »

 8月から涼しい日もあり、今年は秋の到来が早いかもしれません。    事務所の近況ですが、特に目立った変化はありません。相変わらず、人材を探していることは変わりません。被害者救済を志す、有為な人材を求めております。

 私、秋葉の近況ですが、この5年間のぜい肉をそぎ落とす、肉体改造に着手しました。「顔は性格を表す、体型は生活を表す」と言われます。やはり、過大な仕事の負担、ストレスが体型を変えてしまったようです。仕事中心の生活は変わりませんが、健康と澄み切った頭脳の為に、年内を期限に体重を10k落とすことにしました。痩せたら、きっと新しいアイデアもわいてくるでしょう。仕事のみならず、ダイエットも必ず結果をだします。また、報告したいと思います。

   

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【事案】

自動車運転中、一時停止していたところ、後方から相手方自動車が追突、受傷した。直後、頚部痛、腰痛を発症する。

【問題点】

弁護士費用特約があったため、連携先の弁護士と共に受任となった。事故の早期から相談会に参加されたので、まずは、リハビリ先を探すことからスタートする。

【立証ポイント】

本件とは別の案件で、依頼者の住まい近くの整形外科に病院同行をした経緯があった。そこはリハビリ施設が整っており、かつ医師も治療に積極的で優しい先生であった。本件の依頼者にも推薦したところ、治療の手ごたえもあったことから、事故から半年は治療に集中すること、主治医の言うことを聞くように指示した。

事故から半年後、頚部痛、腰痛が残存し、特に頚部痛がたため、主治医に症状固定して頂き、被害者請求をする。その後、申請からわずか16日で併合14級が認定される。さらに、連携先の弁護士の交渉も等級認定後、迅速に交渉して頂いた結果、認定から1カ月以内に解決(請求額満額が認められる)できた。

事故直後からフォローできた結果、理想的なリハビリを実施でき、賠償上も迅速かつ丁寧な解決ができた案件であった。

(平成29年8月)  

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【事案】

原付バイク運転中、対向車線から相手方自動車が右折進入して衝突、受傷した。直後、頚部痛、顎の痛みを発症する。

【問題点】

救急搬送された病院で頚部痛については頚椎捻挫の診察を受けるが、他方、顎の痛みについては顎関節症と診断を受ける。しかし、痛みが強く、口腔外科で診察を受けたところ、「下顎亀頭亀裂骨折の疑い」という診断が加わった。 CT上、下顎に亀裂骨折を探すが、明確な骨折所見は得られなかった。また、顎下の傷(線状)は正面視で確認できなかったので、線状痕でも等級は認められそうになかった。

【立証ポイント】

いずれも決め手を欠き、頚部捻挫での後遺障害を追いかける方針とした。

まだ20代のため、頚部のMRI上でも明白な変性や圧迫所見はない上、通院回数が少なく、認定はかなり難しい。被害者請求の際には、事故の衝撃が骨折と診断されるレベルであったことを主張するため、顎の亀裂骨折?のCT画像の打出し、線状痕の写った外貌写真を添付した。これらの積み重ねから、頚椎捻挫で14級9号が認定される。

(平成29年8月)  

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「交通事故被害者救済」がスローガン! 病院同行に日夜奔走しています。解決まで二人三脚、一緒に頑張りましょう。

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部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

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